REPORT

彼女たちのTシャツ。
[1]野本奈保子さん
部屋着よりきちんと。

nooyのあたらしいTシャツ、
「サックtee」と「ロングドレープtee」を、
4人の女性に着てもらいました。
仕事やシチュエーション、
デザイン・生地の好み、似合いかた、
快適かどうか、気分がいいかどうか。
Tシャツのセレクトには
いろんな要素がかかわってきますけれど、
今回のnooyのTシャツ、
どうやら、そうとう、いいみたいですよ。

(取材・文・写真=藤井志織)

野本奈保子さんのプロフィール

のもと・なほこ
書籍や雑誌のほか、
ロゴや雑貨のデザインも手掛けるグラフィックデザイナー。
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、
岡本一宣デザイン事務所に9年在籍。
2010年に独立し、
デザイン事務所〈ノモグラム〉を設立。

●ノモグラム


デザイナーという仕事は、
多くの時間をパソコンの前で過ごします。
仕事場は自宅とはいえ、
オンラインミーティングや
娘の送迎などもあり、
部屋着で過ごすというわけにはいきません。
だから、窮屈でない着心地で、かつ、
部屋着よりきちんと見える服、というのが
野本奈保子さんにとってのデイリーウェア。

「基本的にはシンプルなデザインが好きだけど、
無難にベーシックな服というよりは、
少しカッティングが凝っていたり、
デザインされているものが好き」

という野本さんの好みに、
nooyのサックteeはぴったり!

「これはかなり好きなデザインです。
肩が落ちるようなシルエットも
テロンとした落ち感のある生地も好き。
首が詰まっているところも好みです。
私の体型だとデコルテを見せると
貧相になってしまう気がするので、
首は詰まっている方が着やすいんです。
また、初夏の強い日差しに
いきなりさらしてしまうと
肌が荒れやすいから、
特にこの時期は、
デコルテを露出しないようにしています」

身長156cmと小柄で華奢な野本さんですが、
サックteeの着丈はバランスがとりやすいそう。

「洋服は着たときのバランスを
いちばん重要視しています。
自分の体型はコンプレックスだらけだけど、
なんとかバランスをとって
ダサく見えないようにしたい(笑)」

体型にはSサイズがぴったりだったとしても、
全体のバランスがとりやすいように、
あえてMやLサイズを選んだり、
縦のラインが出るロングスカートを愛用している野本さん。

丈が長すぎるかな、Uネックは似合わないかも、
と心配していたロングドレープteeも
着てみたらよくお似合いです。

「前側だけをボトムにインすれば、
丈が長くてもバランスがとれる。
柔らかくて着心地がいいのもうれしいですね」

自分で選ぶならやっぱり
ベーシックな白かネイビーかなと言う野本さんに
赤も着てみていただきました。

「朝、気持ちが元気じゃないと
選ばない気がして、赤い服は持っていないんです。
色ものはストールやバッグなどの小物が多いかな。
だけど最近、派手な色柄も気になっていて。
我慢が多いこのご時世に、
明るい色を欲しているのかもしれません」

柔らかい生地のデニムと合わせて着てみたら、
「赤もアリかも」と笑顔の野本さん。

「将来は柄オン柄、色オンパレード!
っていうのが似合うおばあちゃんになりたいですね。
今からいろいろトライして修行しなきゃ(笑)」

2021-07-04-SUN