REPORT

わたしとカシミア。その1
10年先もずっと。
MOON mica takahashi COFFEE SALON
高橋美賀さん

昨冬、とても好評をいただいた
「weeksdays」オリジナルのカシミアニット。
この冬、すこしだけサイズ感をかえて登場します。
このコンテンツでは、「weeksdays」のカシミアを、
3人の女性に着ていただいたレポートを掲載します。
さいしょは、東京・四谷で
カフェを経営している高橋美賀さんです。

(取材・文・写真=藤井志織)

高橋美賀さんのプロフィール

たかはし・みか
カフェオーナー。
「女性ひとりが、仕事帰りに
ゆっくりひと息つけるようなお店を」と
四谷四丁目に
MOON mica takahashi COFFEE SALONをオープン。
大好きな月が見える場所を選び、
夕方から夜にかけてひっそりと営業している。
主にていねいにハンドドリップで淹れた
コーヒーを始めとしたドリンクと、
手作りの焼き菓子を提供。

◆MOON COFFEE SALON
東京都新宿区四谷4丁目28-16 吉岡ビル
火~金曜日の16時から22時(21時30分L.O.)。
定休日は、毎週土・日・月曜日。
不定休が多いので、営業日はインスタグラムで確認を。

◆インスタグラム
@micatakahashi

東京・四谷四丁目で、
コーヒーのおいしいカフェを経営している高橋美賀さん。
着る服は動きやすいことが基本。
そんななか、この数年で、自身のファッションに
方向性が見えてきたと言います。

「今までいろいろな服を着てきましたが、
40代になってから、洋服はたくさんはいらない、
上質なお気に入りを大事に長く着続けたい、
と思うようになりました」

改めて高橋さんの服装を観察してみると、
上質な生地で作られたブラウスやパンツに
フランスのデザイナーの
繊細なゴールドのアクセサリーという
高橋さんのスタイルがあることがわかります。

「そういう服はやっぱり少し高価だから、
若い頃は買えなかった。
でも今は、自分で働いて、
少しずつ集めていく楽しみがあります。
服選びのいちばんの条件は、素材がいいこと。
デザインも色も、
結局ベーシックな定番が長持ちするんですよね」

聞けば、お気に入りの洋服は10年選手もざらにあるとか。

「このカフェを開くために、2~3年、倹約していました。
贅沢をせずにひたすらコツコツ貯めて。
そんなときも、新しい服を買わなくて済んだのは
上質な素材の服を揃えていたから。
長年着ている服が好きなものばかりで、
くたびれない上質な素材だったおかげなんです」

高橋さんの普段の服装は、ほぼパンツスタイル。
ワンピースにもパンツを重ねます。
なにか参考にしている雑誌などはありますか?
と聞いてみたところ、照れながら出してきてくれたのが
10年ほど前のとある雑誌。

「伊藤まさこさんのおしゃれが大好きなんです。
この雑誌もずっととっていて。
今見ても、可愛いなあと思う。
すべてを真似するわけではないけれど、
バレエシューズの使い方とか、
ふわっと女の子らしくて、でもどこか凛々しい。
永遠の憧れですね」

というわけで、伊藤まさこさんがセレクトした
weeksdaysのカシミアニットを知ったとき、
とても気になったのだそう。

「着た瞬間に、軽い! 気持ちいい!って。
コンパクトに見えるから、私のからだには
小さかったらどうしようって心配でしたが、
サイズ感もちょうどいい。安心しました」

寒い時期も、カフェで働いていると暑いから、
厚手のセーターは持っていないそう。

「暑がりなのかな、薄手のニットが好きです。
素材命なので、カシミアは大好き!
直接、肌に触れても気持ちがいいし、
毛玉ができても、手入れして着続けようと思えます」

グレーのVネックワンピースには、
いつものデニムを合わせて。

「ずっと前から持っていたみたいにしっくりくる。
着心地もよく、気持ちが落ち着きます」

ネイビーの丸首セーターには、同じ色のパンツを。

「わ、大人っぽい! 少しツヤがあるから、
同系色でセットアップみたいに着ると、
ちょっとかしこまりたいときもいいですね。
デートにもいいなあ。デートしたいなあ(笑)」

実は、”MOON”のカフェ・オ・レとプリンには、
恋が叶うというジンクスがあるらしく、
高橋さんが知らないうちに、話題になっていたのだとか。

気持ちのいいカシミアニットに身を包んだ店主が
笑顔で迎えてくれるなんて、
それはもう、恋も叶うような気がしてきます。

2019-10-13-SUN