小学生のころから、
書くことが好きだったKanocoさん。
ほぼ日手帳の使用歴は6年目に。
使い続けている理由を聞くと、
“わざわざ”という言葉が鍵になっていました。
流れていく日々のなかで、
自分としっかりと向き合うために
“わざわざ”の時間をつくり、
日常を綴っているそうです。

写真:神ノ川智早 文:簀河原由朗

>Kanocoさんプロフィール

Kanoco

兵庫県生まれ。
ライフスタイル誌「OZmagazine」の表紙や
「リンネル」、「SPRiNG」などの
ファッション誌にモデルとして出演。
「designsix LONDON」とコラボして
アクセサリーをプロデュースするなど幅広く活躍中。
無類のシロクマ好きで、
シロクマのぬいぐるみコレクションは
80体になったそうです。

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──
ほぼ日手帳を
愛用いただいているとお聞きしました。
Kanoco
いま、6年目になります。
表紙にクマがついている
シュタイフのほぼ日手帳Plannerがお気に入りです。
これはアーツ&サイエンスとコラボしていますよね。

──
はい。
2013年版からアーツ&サイエンスと
いっしょに作ってきたPlannerで、
2018年版からはシュタイフともコラボしました。
Kanoco
アーツ&サイエンスとシュタイフ。
どちらも大好きなんです。
母も書くことが好きなので、
毎年、母にもほぼ日手帳を買って、送っています。
──
書くことは、いつごろから続けているのですか?
Kanoco
両親が先生で、
紙とペンが身近な存在だったからでしょうか、
小学生のころから書いていましたね。
こどもだから予定なんてないんですけど、
書くことが好きで、日記のようなものを書き続けてきました。
ほぼ日手帳の使い方も同じで、日記として使っています。
書いている内容は
そのころからあまり変わらないですね。
──
小学校のころから変わっていない?
Kanoco
はい、同じです(笑)。

──
どのような内容ですか?
Kanoco
本当に見せられない日記ばかり書いていて
自分だけの秘密ですね。
──
そう言われると、気になります。
Kanoco
たとえば、お仕事のことや悩みや、
ちょっとしたはけぐちですね(笑)。
マイナスに悩むことはしないのですけど、
なにごとも解決に向かっていきたいタイプと言いますか、
そういった考えを日記として書いている感じです。
──
たとえば、どんな言葉を書いていますか?
Kanoco
この日はモデルのお仕事のことで
「穏やかに熱い日々を」って書いていますね(笑)。
モデルは受け身のお仕事だから、
自分から行動しなくちゃいけない。
穏やかでありつつ、燃えていたいというか。
モデルになるために東京に来たので、
そのときからの消したくない炎と言いますか‥‥。
そんな気持ちを書いたんだと思います。
──
熱いですね。
Kanoco
すごく熱いんです(笑)。
だから、誰にも見せられないんです。

──
手帳は、ご自宅で書いているのでしょうか?
Kanoco
自宅ではあまり書かないんです。
喫茶店が多いですね。
──
喫茶店で?
Kanoco
手帳を書くために
わざわざ、時間をつくりたくて。
手帳を書くだけではなくて、お手紙をしたためたリ、
考えを整理したりしています。
週に幾度か、2時間くらいですね。
そういう、“わざわざ”が好きなんです。

──
すてきな過ごし方ですね。
Kanoco
ゆっくり考えて行動することで
ストレスがなく過ごせるんですよね。
夜ご飯の献立を考えるためだけに
喫茶店に行って、
1時間くらい過ごしたりしています。
──
忙しいお仕事の息抜きを
上手にとっていらっしゃるんですね。
Kanoco
いえいえ、
1日じゅう海外ドラマを見て過ごす日もありますよ(笑)。
──
Kanocoさんは、
スマホが主流の時代に、
どうして手帳を使っているのでしょうか?
Kanoco
スマホの時代になったからと言って、
手帳に書くことから遠ざかったことは一度もなくて‥‥。
やっぱりスマホでは、
“わざわざ”にならないと思うんですよ。
手帳だから自分に向き合えるというか。
気持ちの整理ができたり、
書くことで気づかされたりしますから。
──
はい。
Kanoco
わたしの手帳は、お仕事のためではなく、
本当にただの日記なんです。
日常は忘れてしまうものじゃないですか。
そうした、こぼれ落ちそうな日常を
少しでもここに受けとめていたいというか、
少しでも記憶に残したいというか‥‥。
だから、“わざわざ”の時間をつくって
手帳に綴っているんです。

──
日常の小さなことを、
残すことがお好きなんですね。
Kanoco
「人生は思い出を作るもの」と、
母からずっと言われていて、
わたしもすごく思い出を大切にしていますね。
手帳に書くことで自分のなかに残るというか、
ここに書いておくことで、
そのときのことをだいたい思い出せます。
スマホでは、そうはいかないと思います。

──
Kanocoさんは
ブログも続けていますね。
Kanoco
10年くらい、続けていますね。
モデルになる前からのブログなので
すべてを書いていて、
恥ずかしいから消したいんですけど‥‥。
ブログだけでなく、
インスタグラムツイッター
ひと通りやっています。
──
SNSに書き込むことと
手帳に書くことは違いますか?
Kanoco
SNSに書いている言葉に
もちろん嘘はないですけれど、
それは誰かに向けての言葉であって、
100パーセントの私を出しているわけではなくて‥‥
──
はい。
Kanoco
やっぱり、自分だけの‥‥
自分のなかの言葉を書く場所は手帳だけというか。
スマホでSNSに書き込む時代だからこそ、
自分に向けて、綴っていたいというか‥‥。
手帳は、そんな存在です。

──
手帳には、貼っていたり、
絵を描いていたりするんですね。
Kanoco
チケットや新聞の切り抜きを貼ることもありますね。
これは、忌野清志郎さんの命日の新聞で、
どこからか出てきて、いい記事なので貼りました。
絵は、そうですね‥‥絵と言えない絵です(笑)。
誰かに見せるためでなく
イメージを残すために描いています。
──
手帳カバーのポケットにも
いろいろ入っていますね。
Kanoco
お母さんと一緒の写真に、
お父さんが作ってくれたしおり。
これは8年前に、
皆川明さんが描いてくれたイラストですね。
撮影のときに、
ホクロをここに書くという指示をいただいて。
思わず、「それ、ください」とお願いしてしまいました(笑)。
そしてこれは、人生はじめてのモデル、
はじめての表紙の写真‥‥。
──
大切な思い出が、
たくさん入っていますね。
Kanoco
そうなんですよ。
あ、シロクマの写真もありました(笑)。
──
今日は大切な手帳を見せてくださり、
ありがとうございました。

(おわります)

2019-12-01-SUN

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    ほぼ日手帳の使い方が人それぞれ違うように、
    使う理由も、ひとりひとり違うのかもしれません。
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    これからもたくさん考えていこうと思っています。

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