毎年毎年、お騒がせしております!
神田錦町につなひき大会のシーズンがやってきました。
ほぼ日のつなひき部、ヒッパレーズが参加するのは
4回めですが、今年はちょっと話が違います。
昨年3位に終わったヒッパレーズは、
チャンピオンの座を守ってきたこれまでと変わり、
トロフィー奪還を狙います。
原点に帰り、勝負より「楽しいつなひき」を大事にしつつ、
できるだけトロフィー奪還を狙います。
出場チームのみなさんにもがっつりインタビューして、
本番ではチーム同士の熱いドラマをお届けするつもりです!
レポートは、マネージャー松本が不定期更新。
最後まで、どうぞお見逃しなく!

 


〈日時〉
9月26日(金)18:30~
〈場所〉
ちよだプラットフォームスクウェア横の道路
現地での応援、お待ちしています!

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第5回 雪辱を果たし二連覇なるか?! 株式会社BlueMemeさんインタビュー

▲左から、株式会社BlueMeme・吉田さん、西村さん、須山さん。お写真はありませんが、2019年からつなひき大会に参加なさっている、楊さんもお話しくださりました。 ▲左から、株式会社BlueMeme・吉田さん、西村さん、須山さん。お写真はありませんが、2019年からつなひき大会に参加なさっている、楊さんもお話しくださりました。

──
BlueMemeさん、よろしくお願いします。
まずは、昨年度優勝、おめでとうございます! 
BlueMeme
ありがとうございます。
──
昨年の勝因は、なんだったと思われますか? 
BlueMeme・西村
ほぼ日さんから教わったことを
本番で全部出し切れたというのが、
いちばんの勝因だと感じています。
それから、ほかの企業の方と、
合同練習をたくさんやらせていただいて、
練習回数が多かったのもよかったです。
──
たしかに、つなひきは
シンプルながらいろんなことが起こる競技なので、
たくさんのパターンを想定して練習するのが
勝利への道筋になりますね。
私たちも、昨年、BlueMemeさんとの試合での
自分たちの負け方が本当に衝撃的で、
「こんなこともあるんだ」と、
実践的な練習の必要性を痛感しました。
いまさらですが、BlueMemeさんは
ふだんどんなお仕事をなさっているのですか? 
BlueMeme・須山
私たちBlueMemeは、
業務システムを開発している会社です。
「生産管理システム」や
「営業支援システム」のような
ビジネスを支えるソリューションを、
お客様の価値を第一に、柔軟かつ迅速に提案しています。

そんなIT企業なのですが、
意外にも運動クラブ活動が盛んです。
つなひきにはとくに力を入れていて、
全国の支社のつなひき猛者が
"ご縁日"のために集結するんです。
──
なんと、全国から! 気合いが入っていますね。
昨年優勝なさってから、
なにか変わったことはありますか。
須山
社内で、つなひきチームの認知度が
上がった気がします。
いままで
「知ってはいたけど、自分は関係ないかな」と
思っていた人たちも、
練習を見に来てくれるようになったり、
本番を観に行ってみようかなと言ってくれたり。
なにかと、つなひきに関わってみようかなと
思ってくれる人が増えて、
「巻き込み力」が強くなったと思います。
──
それはうれしいですね。
社内のつなひき人気が、
練習のしやすさなどにも響いてきますもんね。
西村
そうですね。
今年は、去年よりオープンに練習を
することができています。
チームメンバー以外の社員も
「やってるな」と見守ってくれるので、
すごくやりやすいです。
──
もう練習が始まっているのですね。
西村
けっこうやっています。週3くらい‥‥
──
週3?! 週3も練習なさってるんですか?! 
西村
はい(笑)。
月、水、金で、それぞれ1時間くらいです。

▲オフィスには、常にこのようにひっそりとつなが置かれているそうです。 ▲オフィスには、常にこのようにひっそりとつなが置かれているそうです。

──
どうりで‥‥。
先日(9月1日)ご参加いただいた合同練習のあと、
ヒッパレーズのメンバーが
「練習でもBlueMemeさんに負けた、やばい」
と慌てていました。
昨年の大会では、元海上自衛隊の、
すごくパワーのある方が
メンバーにいらっしゃいましたよね。
ヒッパレーズは「あの方に力負けした」と
敗因を分析していたのですが、今回の合同練習では、
元海上自衛隊の方がいらっしゃらなかったのに
負けてしまったということで、だいぶ焦っています。
ちなみに、今年も元海上自衛隊の方は
出場なさるのでしょうか‥‥? 
西村
はい。
──
ああ、そうでしたか。
では、正々堂々リベンジを狙って
がんばります(笑)。
西村
私たちもぜひ決勝で
ほぼ日さんとたたかいたいのですが、
今年は、勝ち上がるのがなかなか大変そうで。
サッカーのワールドカップみたいな、
どこが勝ち上がるかわからないトーナメントに
なっています。
──
どのブロックも厳しいたたかいになりそうですね。
とくに注目なさっているチームや、
ライバルになりそうなチームはありますか。
西村
私は共立女子大学さんに、
すごく「ダークホース感」を感じています。
──
ほかの企業の方も、
みなさんそうおっしゃっていました。
西村
女性の方が多いと
チームの人数を多くできるルールなので、
数の力で勝ち上がってくるんじゃないかなと。
しかもトーナメント表を見ると、もしかしたら
私たちが1回戦で当たるかもしれないんです。
なので、少し怖くもあり、たのしみですね。
須山
実力は未知数なのですが、
僕は㈱IAO竹田設計さんが気になっています。
僕たちと同じビルに入っていらっしゃる会社さんで、
このオフィスのひとつ下の階なんです。
少なくとも、このビルのなかでは
負けられないな‥‥と。

▲BlueMemeさんのオフィスがある、錦町TRAD SQUAREビル。11階の一冨士フードサービスさん、9階の㈱IAO竹田設計さん、8階の日本ピグメント株式会社さんもつなひき大会に出場なさります。 ▲BlueMemeさんのオフィスがある、錦町TRAD SQUAREビル。11階の一冨士フードサービスさん、9階の㈱IAO竹田設計さん、8階の日本ピグメント株式会社さんもつなひき大会に出場なさります。

──
あははは。同じビル内の争いですね。
須山
優勝を狙うのはもちろんですが、
錦町TRAD SQUARE
(BlueMemeさんのオフィスがあるビル)
では、常に1位でいたいです。

──
すごい。静かに燃えていらっしゃいますね。
吉田さんは、ライバルと捉えているチームは
ありますか。
BlueMeme・吉田
やはり‥‥ほぼ日さんです。
西村・須山
うんうん。
──
いやー、うちなんてもう、
敵じゃないんじゃないですか。
吉田
いやいや。
昨年は優勝させていただきましたが、
今年はお互いメンバーも違うと思うので、
また違ったたたかいになると予想しています。
なので、油断はしていませんよ。
それから、ほぼ日さんと我々が
同じブロックの両端なので、当たるとしたら、
お互い勝ち上がった先で、
最後にたたかうことになるんですよね。
──
そうなんですよ!! 
もしBlueMemeさんとヒッパレーズが
当たったら、私たちにとってはそれが
決勝戦のようなものです。
今年もドラマを生みたいですね。

──
BlueMemeさんは、
何年度の大会から参加なさっているんですか。
BlueMeme・楊
2019年です。
これは、
2019年のご縁日でしかつくらなかったという
お祝いオブジェです。

──
なんと、こんなオブジェが。
初めて見ました。
「ご縁日」のプログラムにある、
その年におめでたいことがあった人を
みんなでお祝いするイベントでいただきました。
私たちがちょうど2019年に錦町に来たので、
「引っ越し祝い」ということで。
──
当時もつなひき大会はあったのでしょうか。
ありました。
じつは、私たちはそのころから、
つなを買って練習していたんですよ。
でも、いま思えば全然フォームが正しくなかったです。
ずっと間違った姿勢で練習していて、
本番では、 1秒もかからずに完敗しました。

▲2019年度大会、「1秒もかからずに負けた」というBlueMemeさん。 ▲2019年度大会、「1秒もかからずに負けた」というBlueMemeさん。

──
ええーっ、いまのBlueMemeさんからは
想像がつかないです。
リベンジを誓ったものの、
2020年〜21年のコロナ禍は
ご縁日自体が開催されず、
復活した2022年はたまたま参加できなかったので、
2023年度の大会では「やっと無念を晴らせる」と、
私たちはかなり燃えていました。
西村
23年はだいぶ練習しましたね。
たぶん、いちばん練習した年だと思います。
でも、23年は、
初戦で株式会社ジンズホールディングスさんに
負けてしまったんです。
──
あーっ、ジンズさん! 
どうしてジンズさんに敵わなかったのか
探ってみたら、どうやらほぼ日さんとジンズさんが
合同練習をしていたらしい‥‥という情報に
たどり着きまして(笑)。
そこで、23年の大会が終わってすぐ、
ほぼ日さんに「私たちも一緒に練習させてください」
とお願いしに行ったんです。
昨年、2024年は、
どうしてもジンズさんとたたかいたかったのですが、
トーナメントで一度もぶつからなくて。
なので、昨年の優勝は、
いちばん勝ちたい相手に勝たずに
手にしてしまった優勝でした。
だから、私にとってのライバルは、
いまもジンズさんです。
──
優勝を果たしたあとも、なお! 
今年こそはと思っていますが、
ジンズさんと反対のブロックになってしまったので、
また出会えないかも‥‥と心配しています(笑)。
私たちがジンズさんに当たるには、
安田不動産さん、共立女子さん、ほぼ日さんなど、
強豪に勝ち抜かなければならないので。

▲トーナメント表では、BlueMemeさんは下、ジンズさんは上のブロックです。 ▲トーナメント表では、BlueMemeさんは下、ジンズさんは上のブロックです。

私は、このジンズさんとの関係も
すごくドラマ的だなと感じているんです。
こちらからは数年間ずっとライバル視しているのに、
ジンズさんはたぶん、私たちのことを
まったく意識していないという‥‥(笑)。
──
たしかに、マンガみたいな関係性ですね。
ジンズさんに振り向いてほしいです。
ヒッパレーズも決勝戦に行きたいですが、
BlueMemeさんとジンズさんの決勝戦も
見たくなってきてしまいました。

▲BlueMemeさんのオフィスにいた、たくさんのぬいぐるみ。「誰が持ってきたのかわからなくなった」とのことでした。 ▲BlueMemeさんのオフィスにいた、たくさんのぬいぐるみ。「誰が持ってきたのかわからなくなった」とのことでした。

──
今年ももう練習されているとのことですが、
優勝を経て、新たに取り入れた練習方法はありますか。
西村
あまり変わってはいないです。
──
‥‥まさか、対戦相手だからって、
隠してませんよね。
西村
隠してないですよ!(笑)
大きく変わってはいないですが、
いろいろ試してみようと思っています。
この間の「抽選会&講習会」のときに、
つなを脇で挟まず、腰のあたりで持つという
方法を教えていただきました。
いままでは脇に挟んでいたので、
どちらの方法が強いのか試しながら練習しています。
──
それ、ヒッパレーズもいま迷っています。
西村
脇で挟むか、挟まないかが、
勝敗を分ける大きなポイントになりそうですね。
──
途中でメンバーをどのように入れ替えるかは
考えていますか。
西村
はい、考えてます。
本番は、休みなくどんどん試合が進んでいくので、
当日にパッと考えるより、
練習の段階で色々データを取って、
効果的なメンバーの出順を考えなければと。

▲つなひき練習に参加した人用のお菓子が大量に! これは参加したくなりますね。ヒッパレーズも真似しよう。 ▲つなひき練習に参加した人用のお菓子が大量に! これは参加したくなりますね。ヒッパレーズも真似しよう。

──
今年は、どんな思いで挑みますか。
西村
やっぱり、二連覇したいです。
──
そうですよね。 二連覇‥‥! 
100%応援はできませんが、
応援したい気持ちはすごくあります。
BlueMeme
(笑)
──
最後に、この大会やご縁日にかける思いを
うかがってもいいですか。
西村
はい。
もちろんつなひきは勝ちたいのですが、
まずは神田錦町が盛り上がることが
最大の目的だと思っています。
街が盛り上がれば、人が集まるので、
地域の風土もよりよくなるだろうと。
そこに繋がればいいなと考えています。
──
そのとおりですね。
今年もいっしょに盛り上げましょう! 
あの、最後の最後に、
トロフィーを見せていただくことはできますか。
もちろんです。こちらに置いてあります。

▲昨年、ヒッパレーズからBlueMemeさんに渡ったトロフィー。 ▲昨年、ヒッパレーズからBlueMemeさんに渡ったトロフィー。

──
うわ〜〜、なつかしい。
改めて見ると、ほんとにでっかいですね。
ここから、いつもオフィスを
見守ってくれているんです。
──
トロフィーが活躍しているのも確認できて、
うれしいです。
BlueMemeさん、きょうはありがとうございました! 

▲ふだんはこちらで練習しているそう。社内に縦長の場所があって、うらやましいです。 ▲ふだんはこちらで練習しているそう。社内に縦長の場所があって、うらやましいです。

BlueMemeさんが、ジンズさんに
こんなにも熱いライバル心を抱えていたとは、
ますます試合がたのしみになりますね。
昨年の優勝を経て、
「勝ちたいけど、まずは神田錦町の盛り上げが
最大の目的」という意気込みを
おっしゃっていたことには、
勝者としての自負を強く感じました。

次回は「キャプテンの気合いがすごい」と話題の、
あのチームに取材します!
キャプテン以外のメンバーも、
かなり個性的でおもしろかった‥‥
どうぞどうぞご期待ください。

BlueMemeさん、
エンジョイ、アンド、ビクトリー、アゲイン!

(次回に続く)

2025-09-12-FRI

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