
かつて、「ほぼ日」には「ミーちゃんの縁側。」という
80歳をすぎてからパソコンを初めて使いこなすようになった
糸井重里の母A(ミーちゃん)の日記が連載されていました。
この日記には、お家のおとなりのケーキやさん
『Schwestern Haus(シュヴェステルンハウス)』
のことがたくさんでてきました。
彼女が日記のなかで「仕事」と言っているのは、
この店のお手伝いですし、日記のなかでの食事というのは、
料理教室もやっているこの店の店主である
金井初美さんがリーダーシップをとって作っているものです。
2002年から毎年年明けに
このお店の冬期限定のチョコレートケーキ
『ザッハトルテ』を販売しています。
今年ももちろん「ほぼ日」でお手伝いします。
※ザッハトルテの2025年の受付は
終了しました。ご購入ありがとうございました。
- 「ほぼ日」ではここ20年ばかり、
年明けには、前橋の「シュヴェステルンハウス」の
ザッハトルテの注文をご案内しています。 - そのきっかけや、
シュヴェステルンハウスのザッハトルテが
どんなふうにおいしいのかについては、
こちらにまとまっています。
- さて今回、2025年のザッハトルテは、
600個ご用意いたします。
2024年12月26日(木)の午前11時から、
メールでの受付を開始します (先着順です)! - ちょっとややこしいのですが、
この販売は、「ほぼ日」ストアでの販売ではなく、
直接ケーキやさんにメールで注文していただく、
という方法で行います。
くわしくは↓こちらのページを、
受付開始の前によーくお読みくださいね。
- もちろんやります!
2025年のザッハトルテ販売。
おいしい感想をご紹介します! - お待たせしました。
ほぼ日の新春名物、ザッハトルテ販売が、
いよいよはじまりますよー! - まずは、シュヴェステルンハウスの店主
金井初美さんから、
ザッハトルテとともに届いたお手紙を
ご紹介いたします。
~いつも、お申込み頂いているみなさまへ~
こんにちは。いつもありがとうございます。
じつはザッハトルテに今まで使っていた
チョコレートの一部が廃盤になり、
今回は大変、大変苦労して、
納得のいくザッハトルテを
完成することができました。
最良のモノと思える材料をたっぷり使い、
作り方等のベースはそのままで、
試行錯誤を重ねた結果、今まで以上に
気に入ったザッハトルテに
仕上がっていると思いますので
ぜひお試しいただけるとうれしいです。
~はじめてお試しになられる方へ~
ザッハトルテと言うと、
重いチョコレートケーキのイメージがありますが、
あんずジャムがいいアクセントになっているので、
あっさりと食べることができると思います。
でも、ザッハトルテの生地(ザッハマッセ)は
バターとチョコレートを
たっぷりとつかって仕上げています。
ちょっとカロリーが気になると思いますので(笑)、
少しずつお召し上がりくださいね!
(シュヴェステルンハウス店主・金井初美さんより)
- 金井さん、ありがとうございます!
ほぼ日でのザッハトルテ販売は、
2025年で23回目を迎えます。
材料の変化をはじめ、さまざまなご苦労があるなか、
変わらずおいしいケーキをつくってくださり、
ほんとうにありがたいです。 - そして、お読みになったみなさま、
金井さんからのメッセージにふくまれていた、
だいじな一文にお気づきでしょうか。 - 「試行錯誤を重ねた結果、今まで以上に
気に入ったザッハトルテに
仕上がっていると思います」‥‥。
- そうなんです。
今年のザッハトルテは、金井さんみずから
「いままでで最高の出来かもしれない」
とおっしゃるほど、おいしいのです! - 「最高の出来」と聞いた、
ザッハトルテを愛するほぼ日乗組員は、
いてもたってもいられませんでした。
さっそく、金井さんからお送りいただいた
ザッハトルテの試食会をおこなうことに。
ここからは、試食会に参加した
3人の感想をご紹介します。 - トップバッターは、
かつて「ザッハトルテ家族」の一員でもあった、
若田です。
今回の試食に合わせて、
みんなに紅茶を淹れてくれました。
チョコレートに合うようにと、
アールグレイを選んでくれたそうです。 - そんな、ザッハトルテ歴長めの若田さん。
今年のザッハトルテの感想をどうぞ。
▲ついつい微笑んでしまうおいしさです
- お次は、
読みものチームの新人・まっきーのコメント。
シュヴェステルンハウスの
ザッハトルテを食べるのは、
今年が初めてだそうです。
ザッハトルテビギナーまっきー、
感想をどうぞ!

シュヴェステルンハウスのザッハトルテに、
私はあこがれていました。
学生のころは、ほぼ日のページを見て
「どんなにおいしいんだろう」と想像をふくらませ、
ほぼ日入社後も機会をうかがいにうかがい、
今年ついに、はじめていただきました。
さらっとなめらかなチョコレートコーティングに
ナイフが入り、金色のあんずジャムが
のぞいた瞬間から、ドキドキしました。
あこがれの芸能人と対面するとき、
こんな気分なのかもしれません。
事前に聞いていたとおり、
チョコレートのあまみがさっぱりしていて
くどくなく、するすると食べ進められました。
ふわふわ、しっとりの加減が絶妙な生地に、
ジャムのあざやかな酸味が締まりを与えていて、
どこを食べてもおいしかった‥‥。
なかでも、とくにジャムが厚い「せなか」部分は、
ひとくちごとにキラッとあまずっぱく、
ザッハトルテの大トロといった風情でした。
あこがれのザッハトルテだ! と
勢い込んで食べましたが、意外にも
「まあまあ、落ち着いて、深呼吸して」と
安心させてくれるような味でした。
すでに恋しくなってしまったので、
これから毎冬、しみじみと味わおうと思います。
▲大事に、大事に食べています
▲特に好きな「せなか」部分です
- 最後は、
「ねむれないくまのために」担当の、
さかもんです。
いつもねむくまといっしょのさかもん、
試食会にももちろんねむくまと参加してくれました。

シュヴェステルンハウスのザッハトルテを、
ついに、はじめて食べました。
ほんとうに、おいしかったです!
ねむくまも、ずっと食べてみたかったそうで、
うれしそうに、夢中で食べていました。
どしん、とした見た目ですが
中の生地はふわっふわで、
どんどん食べすすめられるおいしさでした。
チョコレートが
たっぷりとかかっているのはもちろん、
あいだに入っている
あんずジャムもいっぱいなのが、
うれしかったです。
どこを食べてもおいしいザッハトルテですが、
とくに、チョコレートとジャムがいっぱいの
「側面」のところがたまりませんでした。
この「側面」をちびちびと、
ずーっと食べていたいくらいです。
今回は、紅茶といっしょにいただきましたが、
コーヒーやワイン、ミルクなどなど
いろいろな飲み物と相性がよさそうです。
ホイップクリームや
フルーツと合わせるのも、最高でした!
ザッハトルテが届いたら、
お好きな飲み物やトッピングを用意して、
おこのみのサイズに切り分け、
いろいろな食べ方でたのしんでいただきたいです。
▲ねむくまもいっしょに‥‥
- ひと足先に、
今回のザッハトルテをいただいた乗組員たちの
「おいしい感想」、いかがでしたでしょうか。
ご参考になりましたらうれしいです。 - ではでは、みなさま、
最後にもう一度確認です。
2025年のザッハトルテ、
注文受付は2024年12月26日(木)
午前11時からです!
先着順、600個限定ですので、
ぜひお早めにどうぞ。 - それでは、また来年のザッハトルテシーズンに
お会いしましょう!
(お読みいただき、ありがとうございました。)
2024-12-24-TUE
シュヴェステルンハウスのザッハトルテ、
ほぼ日では今年で23回目の販売になるんですね!
わたしが初めて食べたのは、
8回目にあたる2010年の販売に向けた
準備をしていた、2009年12月でした。
それ以来、毎年必ず食べているので、
今年で16年目になります。
初めて食べた時から変わらずずっと、
甘すぎなくて美味しくて大好きです。
あっさり軽やか、
でも控えめ過ぎない絶妙な甘さで、
いくらでも食べられる気がしてしまいます。
一度だけ、
切り分けずにホールの状態のまま一人で食べる、
という夢のようなことをやりました。
実際は半分くらい食べたところで、
やっぱりもったいない! また明日にしよう!
と思って、残したのですが、
夢のような気持ちになりました。
艶々で美しいチョコレートコーティングと
ふわふわの生地の間にある
爽やかなあんずジャムが、
この美味しさの秘訣なんだと思います。
そして、
気候の変化や調達できる材料の変化に応じて、
店主の金井さんが調整を重ねているからこそ
実現されている美味しさなんですよね。
そんなエピソードや
金井さんのお人柄を知れば知るほど
このザッハトルテのことを、
ますます好きになります。
コーヒーや紅茶など、お好きな飲み物を用意して、
ゆっくりと味わっていただきたいです。