
2026-07-28
ほぼ日の林間學校 1day in 赤城山レポート
- こんにちは、乗組員のやすなです。
5月中旬に、群馬県・赤城山で、
インドア派のための
「ほぼ日の林間學校 1day」を開催しました。
- インドア派のための「ほぼ日の林間學校 1day」とは?
- アウトドア経験がない方にも、
もっと気軽に自然を楽しんでほしい
という思いを込めた企画です。
外遊びになじみのなかった乗組員が中心となり、
試行錯誤しながら作ってきました。
初回となる今回は、
まだまだ未完成なこの試みをより楽しい体験へと育てていくため、
一緒にイベントを育てたい!と思ってくださる
参加者の皆さんを募集しました。
ここでは、イベント当日のようすと、
皆さんが赤城山で見つけた自然の記録を
レポートしたいと思います。
- 集合は「ほぼの駅 AKAGI」
- 集合したのは、ほぼ日が手がける施設
「ほぼの駅 AKAGI」です。
普段はあまり山登りやアウトドアはしないけれど、
自然のなかで過ごす心地よさを味わってみたい、
という約20名の参加者の方々と一緒に、
ほぼの駅から小沼(おぬま)周辺まで、
ゆっくりハイキングしてきました。 - 講師にお迎えしたのは、
立教大学准教授であり、
インタープリターの奇二正彦(きじ・まさひこ)先生です。
- 奇二さんには、ほぼ日の學校で、
「自然と関わって、 はじめて分かること。
赤城の森で聞く・見る・触る自然体験」
というコンテンツにもご協力いただいています。
ショートバージョンはYoutubeでもご覧いただけます。
それでは、
当日の様子を振り返っていきましょう。 - **
- ハイキングを始める前に、
まずは「ほぼの駅」の前で
最初のワークショップをおこないました。
双眼鏡の使い方も奇二先生から教わりました
- 「ワイドビュー」
- 視野を広げて、森を見る練習です。
森全体の気配を感じる心の準備を整え、
さっそく小沼へ向かって歩き始めました。
- 道中では、奇二先生による自然解説に耳を傾けたり、
鳥の声が響く場所で佇んで、
双眼鏡で探したり。
森の音に耳を澄ませたり。
春の始まりならではの山の空気を
肌で感じながら進みます。
- 小沼のほとりでは、おいしいランチタイム。
ほぼの駅 AKAGIの名物、
豚とりんごの「ほぼの駅弁」をいただきます。
- ここで、奇二先生から次なるお題が発表されました。
- 「写真を撮ってみよう」
- 出されたお題は、
ズバリ「自分が美しいデザインだと思うもの」。 - 参加者はスマートフォンやカメラを手に、
「これだ!」と思う自然のデザインを探しながら、
ほぼの駅への道を歩き始めました。 - 行きで歩いたはずの道も、
視点が変わるとまったく違う景色に見えてくるから
不思議です。
皆さんは、一歩進んでは立ち止まり、
足元や木々をじっくり見つめながら、
写真撮影にすっかり専念されていました。
- ほぼの駅に戻ってきた一同を待っていたのは、
ほぼの駅特製の「あかぎのうま豚汁(ジャパン)」です。
- おいしくいただきながら、
それぞれが帰り道に撮影した
お気に入りの「美しいデザイン」の写真とコメントを提出し、
解散となりました。 - *
- 後日、参加者の方々から集まった写真の一部に、
奇二先生がフィードバックを寄せてくださいました。
その一部をご紹介します。
▲モリタさん
- 〈奇二先生フィードバック〉
他の木の枝を避けて伸びる様子を見ると、
木も意思があって生きるために
自分の形を変えているんだなと感じます。
このように、普段下から森を見上げることって
なかなかないですよね。
まだ葉っぱが展開してないので空がよく見えますね。
▲keiko1211さん
- 小さい松ぼっくりみたいでかわいいですね。
まるでこの木からなっているように見えますが、
実はもう少し背の高いハンノキの仲間の実が昨年なり、
それが落ちて引っかかっています。
▲さえさん
- そのままポットに移して
部屋で楽しみたいような生命感。
コケがあることで土が乾燥しないので、
ヒメイチゲも良いところに根をはれましたね。
▲セツさん
- リンドウの仲間。
地面がまだ枯れ草に覆われているので、
しっとりとしたこの花を見ると、
しっかりめぐる命の営みを感じます。
▲コンドウさん
- この日はまだほとんどの葉っぱが展開しておらず、
下界との差を感じましたね。
この冬芽も、一番外側(芽鱗:がりん)が開いて、
まさに芽吹く直前、な写真ですね。
▲イシハラさん
- 小沼までの道にはダケカンバが多く見られましたが、
これは真っ白でシラカバにも見えますね。
いずれにせよ滑らかな樹皮の質感が
よく伝わってくる写真ですね。
▲ヤンケさん
- 大きな木々が芽吹く前は、地面に光が届くので、
こうしたスミレをはじめとする小さな花々にとっては、
光合成をしてエネルギーを生産する貴重な時期です。
この写真を見てると、
このままこの地面で昼寝をしたくなりました。
▲Mizoさん
- このササを食べているわけではなさそうですが、
何かの葉っぱを食べるハムシの仲間に見えます。
春に発生したのか、それとも越冬したのか‥‥
いずれにせよこれから昆虫の季節が始まりますね。
よくピントあいましたね!
▲プーさん
- 枯れ木にキノコがついてますね。
木は死んでも他の生き物のためになって、
また土に還っていくプロセスを感じる素敵な写真ですね。
▲えりさん
- 本来は見えない土の中の根っこ部分が、
土が流れてしまったことで剥き出しになって、
それでもまだ半分あるので
しっかり自分を支えてますね。
生命力を感じる写真ですね!
▲sさん
- スギゴケの仲間ですね。
樹木の杉に見立てて名付けられたこけ。
まるで森を上から見ている気分になる素敵な写真ですね。
▲けいんさん
- ひきの写真はあまりなかったので新鮮ですね!
今頃木には葉っぱが展開しているので、
この写真が撮れるのはこの時期までですね。
▲サミさん
- 岸に打ち上げられたアズマヒキガエルの卵。
透明なゼリー状のひもには、
黒い小さな卵が規則正しく並んでいます。
おそらくこの数日前の夜、
この池に大集合したのでしょうね。
▲榎本さん
- ウリハダカエデでしょうか。
今まさに葉っぱが芽吹いている時を撮影できましたね。
しっとりした感じが伝わってきます。
▲Chisatoさん
- 横から見ると、
まさにフデリンドウということがわかります。
ナイスな写真です!
まだ木に葉が展開せず、
地面まで明るい光が届くタイミングで咲かせるなんて
不思議ですね。
▲アキさん
- この日は、下界は雲の下。
山にいる我々だけがお日様の恩恵を受けられましたね。
ほぼの駅からの眺めは最高ですね!
▲mimichinさん
- まだ固く閉じた冬芽。
今頃葉っぱや花が展開しているかもしれませんね。
ついでに、芽の下に半円のような白い模様がありますが、
ここには葉っぱがついていました。 - *
- きれいな景色を眺める、だけでなく、
美しいデザインを探すという視点を持ったことで、
参加者の皆さんのレンズは、
普段なら見落としてしまうような小さな冬芽や、
地面に這うコケ、力強く踏ん張る木の根っこを捉えていました。 - 私たちが訪れた日は、
まだ冬の名残を感じる、芽吹く直前の季節でした。
赤城山の自然は日々そのデザインを変え、
いまはさらに青々と、生命力に満ち溢れています。 - ほぼの駅 AKAGIの近くの覚満淵や
小沼へのハイキングコースは、
特別な登山装備がなくても、
自然の美しさをすぐそばに感じられる場所です。 - もしこれから赤城山を訪れる方がいたら、
ぜひスマートフォンを片手に、
足元や木の上をじっくり眺めてみてください。
そして、なにか新しい発見があったら、
ほぼの駅のスタッフにも教えていただけたらうれしいです。
2026-07-28-TUE

