漫才、漫談、太神楽、紙切り、奇術、音曲、物まね‥‥。
寄席に行ったら、いつでも会える。
落語家の師匠や講談師の先生の合間に登場してくる、
十人十色の芸人さんたち。
寄席では、名前を「朱字」で書かれていたから
「色物さん」と呼ばれています。
コロナ禍の寄席で笑っていたとき、
ふと、色物さんたちの話を聞いてみたいと思いました。
寄席とは何か、芸とは何か。
色物さんとは、どういう存在なのか。
お話をうかがってみると、
自らの芸事に対する真摯な姿勢や芯の太い職業哲学、
「色物さん」としての「矜持」‥‥
のようなものを、端々に感じました。
ご本人たちは、そんなたいそうものはないんですよ、
なんておっしゃいそうですが。
9月の末くらいから、準備が整い次第ではじまります。
特集「色物さん。」、担当は「ほぼ日」の奥野です。

  • ※インタビューの数日後、小林のり一さんがご逝去されました。
    心よりご冥福をお祈りいたします。

    撮影:中村圭介