
緑に囲まれて深呼吸する。水を与えて話しかける。
植え替えや剪定で時を忘れる。
新芽を見つけると興奮する。
食べものも、空気も、地盤も、
私たちを取り巻く世界はすべて
植物に守られている。植物は仲間だ。
いつもありがとう、植物!
「生活のたのしみ展2023」にも
いま注目の植物がやってきます。
「みどりの葉奏音(ミドリノハート)」は
次世代の土「フューチャーソイル」を使用した
土を使わないインテリアグリーンのお店です。
オンラインショップのほか、
日本橋高島屋S.C.新館3階に店舗があります。
第5回
とまらない
- ──
- こうして植物に囲まれながら、
お話をうかがってたのしかったです。
いまあるお店の植物で、
林さんがいちばん好きなのはどれですか?
- 林
- そうですね……。
いや、悩むな。ははは。
- ──
- (笑)
- 林
- えーっと(笑)、
私は大きめな鉢もわりと好きで、
そのなかでもさわやかで育てやすい、
フィロデンドロンがいちおしです。
- ──
- フィロデンドロン。
▲林さんのお気に入り、フィロデンドロン。
- 林
- フィロデンドロン・バーキンといいます。
葉っぱが白っぽかったりして、
部屋にもなじみやすいです。
育てやすく、とてもかわいいです。
あとは、シェフレラも好きです。
丈夫だし、安心感もあるし、
かわいい葉っぱの形で飾りやすいです。
▲ひろがった葉が表情ゆたかなシェフレラ。
- ──
- あ、これは
きょんちゃんの家にもありますね。
- きょん
- はい、あります。手をパッと開いて
毎朝あいさつをしてくれるようで、
かわいいです。
- 林
- お花みたいな形をしているので、
この子だけでも、
主役になってくれる植物ですよね。
- きょん
- そうですよね~~~。
- ──
- シェフレラは、寄せ植えにするときに、
主役にも脇役にも、両方いけますね。
- 林
- シェフレラ、オールマイティーだと思います。
- ──
- 林さんはお仕事で
植物を扱っていらっしゃいますが、
プライベートではどうでしょうか。
おうちには植物が?
- 林
- 結構あります。ふふふ。
20鉢ぐらいは家にあります。
- ──
- ははは。やっぱり、そうなんだ。
何%ぐらいがフューチャーソイルですか?
- 林
- 7~8割くらい、
フューチャーソイルになってます。
- ──
- 林さんにとって
植物を育てているたのしみは、
どういうところにありますか?
- 林
- 自分たちと同じ生きもので、
手間をかけるほど、
きれいにのびのび育ってくれるのがうれしいです。
新しい葉っぱが出てきたりすると、
ツヤツヤですごくかわいいです。
- きょん
- 新しい葉っぱ、かわいい、かわいい。
- 林
- 春が来て、成長していく姿を目にすると
「ああ、育ててよかったな」と思います。
- ──
- お世話している時間がうれしいですよね、
目に入ってくる緑が、まずきれいだし。
- 林
- ほんと、きれいです。
- ──
- たのしくてたのしくてしょうがないんですけど。
- 林
- わかります(笑)。
- ──
- きょんちゃんがいちばん好きなのは、どれですか?
- きょん
- 私もやっぱりシェフレラが好きです。
うちのシェフレラ、
「イェーイ」って感じで手を広げて、
すごくいきいきしてるんです。
- ──
- 私は、よく伸びる、
オキシカルジュームが大好きです。
- 林
- わかります。
▲ぐんぐん伸びる、オキシカルジューム。
- ──
- めちゃくちゃ丈夫だし、
垂れ下がって吊るせるし、どんどん増えるし、
見た目もつやつやで豪華です。
- 林
- もしかしたらこれは、
ポトスよりも強いという印象があります。
- ──
- 見てください、
オキシカルジュームに
浸食されている家になってます。
- 林
- おお、これは
オキシカルジュームの森ですね。
葉っぱも丸みがあってかわいいですね。
- ──
- オキシカルジュームはイチオシです。
「生活のたのしみ展」にはぜったい
オキシカルジュームを入れてください。
- 林
- はい、必ず(笑)。
- ──
- あと、赤っぽい、
アグラオネマやクロトンも好きです。
寄植えにこういう色のついたものが
ひとつはいっていると、
草なのにお花みたいに見えて。
▲色つきの葉っぱは、お花のように華やか。
- 林
- そうですね、
日当たりがいいと、
年中、赤い色をキープしてくれますね。
- ──
- クロトン、じつはちょっと弱っちゃったんです。
- 林
- そうなんですか。
▲クロトンは、赤や黄色があって個性的です。
- ──
- 日照が足りなかったのかなぁ。
でも、根気よく剪定して、お水をあげて、
日を当てていると、芽吹いてきたんです。
- 林
- そうなんですか。
よかったですね!
▲枯れたように見える枝からくるくると新芽が出てきています。
- きょん
- 私はフィカス・プミラを
しなびさせてしまいました。
- 林
- あ、プミラ。
- きょん
- 「もうヤバい!」って思ったんですけど、
水を根気よく与えてたら、
すっごい復活してきて。
それ以来、「よかったね」という、
思い入れが強くなって。
- 林
- ギリギリラインまでいって復活してくれると、
がんばったね、と、
いっそう愛着が湧きますよね。
- ──
- そうかぁ、ギリギリラインになっても、
諦めないほうがいいですね。
- 林
- 葉っぱが黄色くなることなどは
当たり前のようにありますし、
ぜひ、諦めないでください。
- ──
- 根っこが生きていれば、復活しますもんね。
‥‥お手入れしている時間って、
なんか自分から変な、
よろこびの光線が出ませんか?
- 林
- え? ははは、
やっぱり、ストレス軽減効果など、
あるかもしれないですね‥‥。
- きょん
- あと、植物の隣に土偶を置くと、
土偶がうれしそうにするんです。
土偶は植物の精霊なんですよ(諸説あり)。
- 林
- ど、どぐう‥‥?
- きょん
- 土偶です、土偶、土偶。
▲土偶。
- ──
- 林さん、私の家の植物の写真、
もっと見てください。
こんなふうにかわいくて‥‥。
- きょん
- ずるい!
私のも見てください。
▲それぞれが「我が子」を見せようと押しつける。
こうして、私たちは
互いの植物を見せ合いながら、時が経つのを忘れました。
みなさま、どうぞ「生活のたのしみ展」まで
精霊やら光線やらの、
幸せのもとになる仲間たちに、会いにきてください。
入場口すぐの場所で、
わさっと植物が待っています。
お読みいただき、ありがとうございました。
▲次に自宅の植物をどう植え替えるか、無言で脳内検討している3人。
(「植物は仲間だ」おしまいです!)
2023-04-25-TUE
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土を使わない植物のお店

生活のたのしみ展2023に、
土を使用しない観葉植物がやってきます。
フェイクグリーンではなく、生きている植物です。
虫がよりにくく、病気になりにくく、
土が入っていないので清潔で軽いのです。
壁掛けのように寄植えもでき、
キッチンや寝室にグリーンを迎えられるのも魅力。
鉢穴が要らないのでお気に入りの容器で育てられます。
ひと苗ずつ660円から購入できます。