アプリスタートから、まる３年。
授業の数も少しずつ増えて、ただいま400本以上
（毎日見ても、全部見るのに１年以上！）。
さまざまなジャンルの授業が登場し、
じわじわ面白さを増している「ほぼ日の學校」。
とはいえ「動画はハードルが高くて」
「忙しくて」といった理由で見ていない方も、
まだまだ多くいらっしゃるはず。
そこで制作を担当し、特に多くの授業を
見てきているほぼ日の乗組員たちに、
おすすめの授業や、良いたのしみかた、
その魅力を愛情たっぷりに語ってもらいました。
面白いから、とにかくおすすめしたい！
そんな思いで、ついつい前のめりに語ってますが、
なんとなく興味が出てきたかた、
ぜひ、見るきっかけにしてみてください。
8月からYouTubeチャンネルもスタートしました！
話を聞いたメンバー
- 鹿子島
- 田中さんはどの授業がおすすめですか？
- 田中
- 「ほぼ日の學校」や「ほぼ日」のことを
まったく知らない人に、
面白さを伝えるには‥‥ということで
考えてみたんですけど。 - まず、１つは任天堂の代表取締役フェローの
宮本茂さんと糸井さんの対談。
これはもう、絶対に「ほぼ日の學校」でしか
見られないものです。
- 倉持
- この授業は、
糸井さんと宮本さんの長い関係があってこそ、
実現した授業だから。
- 田中
- 「ほぼ日の學校」って全部面白いんですけど、
やっぱり新しいことをはじめるときって、
ちょっとしたところで
つまづきやすかったりするものなので。
最初は入りやすいものや、興味がある分野の授業から
見てもらうのがいいと思うんですよ。 - その意味で、宮本さんの対談は、
誰でも面白く聞ける話だと思うのでおすすめしました。
- 下尾
- ほんとそれ！
マリオやゼルダの伝説など、
だれもがプレイしたことのあるゲームを作った方だから
子どもも大人も、日本人でも海外の方でも
誰が見ても面白いんじゃないかなと思いますね。
- 田中
- ほぼ日の記事にもなってて、文字でも読めますけど、
動画で宮本さんの姿を目にしながら聞くと、
ものすごく響いてくるものがあるんですよ。
１回じゃもちろん吸収しきれないから、
何度も見返したい授業です。 - あとこの授業、
「30人くらいのお客さんしか入れない、
宮本さんが登場するスペシャルイベントに
見に行った！」
という感覚で見られるのもいいんです。 - 現場で宮本さんと糸井さんが、壇上ではなく
みんなと同じ高さの椅子で話してくれて、
それをそのまま撮影しているので、
画面のこちら側の自分に向かって
語りかけてもらってるような感動があります。
- 下尾
- クリエイティブの話とか、仕事に対する姿勢とか、
企画を作り上げていく過程とか、しびれます。
- 田中
- おすすめの２つめが、写真家の幡野広志さんの授業。
幡野さんのお話って、面白いんですよ。
話の内容も、喋り方のテンポも良くて。
いつも聞く人の立場になって
話される方だからだと思うんですけど。 - 何本か出てくださっていて、どれもおすすめですが、
まずは一番最初に登場した写真の話、
「『いい写真』は、だれでも撮れるものです。」
からどうでしょうか。 - 最近本も出しているので、
いい写真を撮りたい！という人は、
たぶんこの授業も合わせて見ると
立体的に学べて、頭に入ってくると思います。 - 「面白いな」と思ったら、そのまま
幡野さんの授業を続けて見ていくのもアリだし。
- 田中
- 最近の、緩和ケア医の西智弘さんとの
対談の授業とかもほんとにいいですよ。
「聞けてよかった」という感じがあります。
- 鹿子島
- 西智弘さんとの授業は、ほぼ日全体でやっている
「老いと死」特集のひとつですね。
養老孟司さんのお話とか、いろいろあるんですけど、
どれも見ごたえがあるんですよ。 - 「老いと死」関連の授業は今後も増えるので、
ぜひチェックしてもらいたいです。
- 田中
- あと最後が、旭川動物園の授業。
「イトイが歩き回る、雪の旭山動物園！」 - これも、めちゃくちゃいいんですよ。
収録したのが、びっくりするくらい大雪の日で、
「なにもこんな日に（笑）」という天気のなか
糸井さんがスタッフのみなさんと
屋外動物園をまわるんですけど、その雰囲気がいいんです。
たぶん大雪のせいで、全員がほどよく興奮してて、
たのしいムードが伝わってきます。
普段、ほぼ日の社内にいるときのような、
リラックスしていて面白い糸井さんが見られます。 - また、授業は前後半に分かれていて、
前半が大雪のなかの動物園めぐり、
後半が、園長先生とのトーク。 - ‥‥で、この後半のお話がまたすばらしいんですよ。
「動物園をどう考えてつくってきたか」の話ですけど、
これからの時代にふさわしい、
喜ばれ続ける動物園をどうつくるかの話で
さまざまな人に勉強になると思います。
- 鹿子島
- みなさん、おすすめ授業をありがとうございます。
ほんとに全員、全然かぶらなかったですね（笑）。
- 下尾
- いまもう「ほぼ日の學校」の授業数、
めちゃくちゃあるから（笑）。
- 鹿子島
- この記事をきっかけで、
「よし、見てみようかな」と
思ってもらえるといいんですけど。
- 倉持
- はじめの一歩が、難しいとは思うんですけど、
見はじめたら面白いので、ぜひ一歩踏み出してほしいです！
- 田中
- ただ、アプリってほんと、
最初の登録が面倒なんですよね‥‥。
「ほぼ日の學校」の登録も、
実際には簡単なんですけど、なんとなく気持ちの面からの
ハードルがありますね。 - 会員登録したあと、１ヶ月は無料で見られるから、
気軽に見てもらえたらいいんですけど。
- 鹿子島
- そうなんです。
- だから最後にお知らせなんですが
「ほぼ日の學校」のYouTubeチャンネルを開設したんですよ。
いろんな人に「ほぼ日の學校」の面白さを知ってもらえたらと、
授業を約20分にまとめた映像を公開していきます。
- 下尾
- 20分の動画って、
YouTubeの中では短くはないですよね。
- 鹿子島
- そう。
「ほぼ日の學校」のYouTubeチャンネルの授業だけ見ても、
十分楽しめるように作っています。 - なので、アプリで会員になるのは躊躇する‥‥という人は、
まずはYouTubeで
「ほぼ日の學校」の体験をしてもらえたらいいなと思っています。
- 安木
- YouTubeで気軽に試してもらって、
もっと深く見たいと思ったら
アプリやWEBのほうにどうぞ、ということですね。
- 鹿子島
- そうです。
収録は１時間半くらいおこなっているので、
ショートバージョンをつくる際には
泣く泣くカットしてる面白いお話もたくさんあります。 - いちばんのおすすめはアプリやWEBで見られる
フルバージョンなんですけど‥‥！
- 田中
- うん、やっぱりフルバージョン、いいですよね（笑）。
- 収録の時間は大体どの授業もずーっと面白いんですよ。
- あと、それぞれの授業の
余談みたいなところもいい。 - たとえばさっきの旭山動物園の授業に、
建物が完成したばかりで
まだ動物がいない「えぞひぐま館」に
動物園のスタッフが糸井さんを
連れて行くシーンがあるんですけど、
「え、まだ動物いないの？」
「いい建物ができたので、外観だけでも見せたくて‥‥」
みたいなやりとりとか、妙におかしい（笑）。
当然動物を見られると思っていた糸井さんに対して、
建物を見せたかったスタッフの方がいて。
- 倉持
- さっき話に出た
偶然の出会いの面白さは、
フルバージョンのほうが出会いやすいかも。
- 下尾
- ‥‥でも、YouTubeも面白いので（笑）。
気軽に楽しんでもらえたらうれしいです。
- 鹿子島
- そうですね、どっちも面白いです！
- 倉持
- そういえば、今日の司会をしている
かごしまさんは「ほぼ日の學校」の魅力って、
どのあたりだと思いますか？
まだみんなが言ってないようなことでありますか。
- 鹿子島
- いろいろあるんですけど、
「ほぼ日の學校」を見てると、
わたしは若い頃の多感な自分を思い出すんですよ。
- 田中
- おおー。若い頃を思い出す。
- 鹿子島
- そう。いろんな講師のみなさんが
「自分はこういうことに憧れて、いまの仕事に就いた」とか、
若い頃の話をしてくださることも多くて。
そんな話を聞いていると、
自分が若い頃に大切にしてきたこととか、
あらためて思い出しています。 - 「そうだった、元々はこういうことを
したかったんだった！」って
気がつきます。 - いまは毎日忙しいので、
自分が大切にしていることを考える余裕がなかったけれど、
ほぼ日の學校の授業を見ると
初心に戻れます。
- 安木
- たしかに。
- いろんな先生のお話自体も、
好奇心を刺激されますね。
- 倉持
- だから、若返れる學校？（笑）
そこまで言っちゃうと語弊がありそうだけど。
- 鹿子島
- 心だけ若返っているかも（笑）。
好奇心が刺激されたり、
心が動かされたりするのはいいと思いますよ。 - ちなみに、ほぼ日の學校の授業には
体を実際に動かす授業もあります。 - ボイストレーナーの田中直人さんによる
「声はこんなに変わる。ボイストレーニングの授業。」
はアクティブ派の方におすすめです。
授業を見ながら、体を動かしたくなります。
- 田中
- あ、体を動かすような授業、ありますね。
もっともっと増やしていきたいです。
- 鹿子島
- こんな感じで、「ほぼ日の學校」は
いろんな魅力があるので、
ぜひ、ご覧いただけたらうれしいです。 - 今日はありがとうございました。
- 全員
- ありがとうございました！
（おわります）
2024-08-17-SAT