
フードスタイリスト飯島奈美さんのレシピ本
『LIFE』シリーズ最初の3巻に掲載したメニューから、
直観的に「興味あり!」と思ったものを教えてください、
とおこなった、大アンケート。
参加者1311名、投票数8408票という
集計しがいのある結果になりました。
その番付を、読者のみなさんの
おたよりとともにご紹介します。
じつはこのアンケート、
これまで写真と文字で紹介してきた飯島さんの料理を、
動画にしたらもっとわかりやすいかも? と考えた、
『LIFE』チームと「ほぼ日の學校」チームの共同企画。
そうしたら飯島さんの料理のすごさが
もっと伝えられるんじゃないかな? と思ったんです。
この結果をうけて、飯島さんと相談して、
どのメニューを動画にするかを考えますので、
たのしみにおまちくださいね!
おお、上位10メニューのうち、
8つが、いちばん最初の本『LIFE』から。
アンケートの感想やメッセージにも
「ぼろぼろになるまで使っています」の声があり、
とってもうれしく感じました。
では、ここからは、
得票数第1位から順に、
みなさんのメッセージをご紹介してまいります!
コメント担当は『LIFE』シリーズ編集の
です。
まずは1位と2位!
フードスタイリスト・飯島奈美さんの名前が
知られることになったきっかけのひとつが、
2006年3月に公開された映画『かもめ食堂』でした。
ヘルシンキに暮らす日本人女性3人のドラマの
舞台となった小さな食堂のメニューは、
すべて飯島さんのレシピ。
このしょうが焼きも、映画に登場する料理で、
「ほぼ日」の『LIFE』シリーズ誕生の
きっかけにもなりました。
ポイントは、お肉に下味をつけずに焼くこと、
出てきたよぶんな脂をしっかりふきとること。
それゆえに最後に入れるタレがしっかりからみつつ、
お肉ほんらいの味もきわだつんです。
このレシピは単行本のための書き下ろしなので、
「ほぼ日」にはレシピが未掲載ですけれど、
飯島さんと出会ったこのコンテンツに、
ちょっとだけ登場しています。
映画でみて、なんで美味しそうなんだろう!
と思ってつくったら、ほんとに美味しかった!
福岡なので、お砂糖を少し控えましたけど。
LIFEもそうですが、365日の献立も、
飯島さんの料理の風景をみると、
あったかい、ほっとした気持ちになります。
私の作るものが家族の体を作ると思うと、
わたしも、そういうごはんが
作れるようになりたいなと思います。
(モグタン)
レシピを見ずとも作れるほど
定期的に作っていますが、
毎回LIFEをちゃんと開いて料理をしています。
美味しくできるよう、
見守ってもらっているような、
御守りのような本だなと思います。
(サワ)
本と台所を行ったり来たりしながら作った
しょうが焼き。
すごくおいしくて、
誰もいないのに、にっこりしながら食べました。
(ぎぃ)
唯一のメニューです。
普段、手作りは、お母さんの作ったもの以外
食べない方なので、すごく嬉しかったです。
(まる)
(キト)
何度も作りました。
やさしさあふれる家庭的な料理を
教えていただき、
ありがとうございます。
(栗頭)
だんだん適当になってきているので、
これを機にまたちゃんと作ろうと思います。
LIFE3まで持っていますが、1だけボロボロです。
(kogo)
「しょうが焼き」と「肉じゃが」です。
しょうが焼きはあせらずじっくり
おいしい焦げ目をつけて、
余分な油を取るだけで
こんなに美味しくなるんだ!
と感動しました。
いままで出された「LIFE」シリーズ、
熟読しています!
一人暮らしのお供としても本当に心強いです。
(ことこと)
お料理をしてくれたので、
本の中のお料理は、すでに我が家の味、
我が家のレシピがあるものばかりでした。
その定番の味のレパートリーを増やしたり、
修正、見直ししたくて、
飯島奈美さんのレシピ通りに
あれこれ作ってみました。
なかでも、マカロニサラダとしょうが焼きは、
祖母や母のやり方と全く違って、
そして、遥かに美味しくて、
すっかり飯島奈美さんのレシピが
我が家のレシピに置き換わってしまいました。
そのくらい、おいしかったです。
舌の感覚は、人それぞれなので、
レシピ通りに作って、必ず美味しい!
と言うのは、
わたしにとって、奇跡に近い本です。
飾らず、丁寧で、食べる人の心が温かくなる
お料理のレシピをありがとうございます。
背伸びをせずに、よし、作ろうと思わせてくれる
飯島さんのLIFEが大好きです。
(はる)
ヘトヘトの時に作って食べたしょうが焼きには
チカラをもらいました。
料理が苦手な私は結婚20年を超えても
レシピを見ないと殆ど何も作れないのですが、
飯島さんのレシピのおかげで、
普通の日も特別な日も
子ども達に美味しいものを
作ってあげられました。
ありがとうございます!
うちにあるLIFEはボロボロで、
補修してあるわ汚れてるわ
書き込みあるわですが、
思い入れは充分!
なんだかもとより重くなっている気すらします。
これからも困った私のような人が
たくさん助けられますように。
(yoko)
みなさまありがとうございます。
アンケートのメッセージを読んでいて、
じーんとしてしまいました。
『LIFE』シリーズ、つくってよかったな。
ところでわが家も
このしょうが焼き、ヘビロテメニューです。
ごはんが進んで困っちゃうので、
キャベツをてんこもりにしてます。![]()
「子どもたちに、
なにかほめてあげたいことがあった日に、
たっぷり大皿で出してあげたいからあげ」
がコンセプト。
飯島さんのからあげといえば
「あとひくうめ酢から揚げ」が有名ですけれど、
『LIFE』をつくった当時はまだ
そのレシピはうまれていなかったんですね。
このからあげは、日本酒・塩・黒こしょう・
にんにく・しょうがを下味に、
しょうゆ・たまご・片栗粉をころもに使います。
鶏のよぶんな脂や血のかたまりを
ていねいに取り除く下処理や、
皮をのばしてから油に入れること、
二度揚げして、途中すこし休ませることなど、
飯島さんの定番的な調理スタイルは、
ここですでに確立されているんですよね。
「ほぼ日」では「お花見べんとう。」として
おいなりさんといっしょに紹介しています。
いつも食べている家族は
「うちの味」と思っているようですが、
「LIFE」の味だということは
まだ教えていません。
最近、夫も料理(冷蔵庫と相談、買い物、調理、
洗い物の一連の流れ)をするようになったので、
「LIFE」から何か選んでもらって
新たな「うちの味」を
追加して欲しいと思っています。
(uenori)
その中でもからあげは、
もう数えきれないほど作りました。
揚げるときに皮をちゃんと伸ばす一手間は
本当に仕上がりを左右しますね!
お肉を増量した時に
溶き卵を一個分入れちゃうかどうか、
お肉の一個分の大きさをどうするか、etc。
何度作っても、その都度工夫しながら。
いちばんのあっつあつを味見で食べられるのは、
作ってる私。
自分へのご褒美メニューでもあります。
盛り付けはきれいじゃないと!
みたいな食事から、
肩の力の抜けた、
でもほんとうにおいしいごはんを作る方に
考え方を変えてくれたのが、
飯島奈美さんのレシピたちです。
(まよまよ)
他レシピも試しましたが、結局戻ってきます。
(なぎ母)
さりげない小技? が随所にあるので
自分で作っても美味しくできて、
食べて幸せな気分になります。
シンプルだけど、奥深い。
そんなレシピがたくさんあって、
楽しく作っています。
これからも、色々な料理を紹介してほしいです。
(ミントン)
ここぞという時、お友達を家に招く時、
持ち寄りの会をする時は
必ずこの本のレシピを見ます。
特にみんなに人気なのが、
ミートソースとからあげです。
もう100回くらい作っているかもしれません。
(ぼっしー)
「ちょっと丁寧に」というのは、
料理をぐんとおいしくしますよねー。
飯島さんのレシピにはそういう手順が多くて、
『LIFE』はそこをなるべくたくさんすくいあげて
写真と文字で伝えようと考えました。
調味料の分量もそうです。
本をつくる作業のとき、最後の最後まで
「これは小さじ2分の1? それとも4分の3?」
と、飯島さんがじっさいにつくって確かめていたのを
おぼえています。![]()
(つづきます)
2025-06-21-SAT

いちばん初めに作ったのはしょうが焼き。
あぁ、レシピ通りに作るとこんなにも違うのか、
と思い、その日から我が家のしょうが焼きは
この味です。
私は奈美さんのレシピでたくさんの料理を作り
息子たちを育ててきたように思います。
とても感謝しています。
この想いが奈美さんに伝わったら嬉しいな。
(なうこ)