ごめんなすって。
前回の更新から、３か月空いてしまいました。
個人的にはいろいろある日々ですが
（そして実は、今もまっただ中）、
私の体はいたって元気です。

９月から日本と台湾を
行ったり来たりしていましたところ、
短期間でタクシーにまつわる
「物の紛失」が、なんと３連発。

　

しかも、毎回捜索劇つき。

（１）台湾で息子が身分証明書を落とす
（２）台湾で友人がタクシーにトランクごと
荷物を忘れる
（３）日本で私が財布を落とす

しかし私は、落とし物のプロ。
 
台湾旅行のご予定がある方、
そして、落とし物に
自信がある方にお伝えしたい。
「台湾の落とし物、見つかる確率めちゃ高い」
ということを。

落とし物のプロが教える
台湾落とし物見つけ術は、
Podcast『台湾、暮らしの珍道中』でも、
鍋食べながらお話ししてます。

　

そちらもよろしくなんですが、
ここでもちょっとお伝えしますと。

キモは「街角カメラ」と「交番」です。
タクシーに乗り降りした場所と時間をもとに、
地域の派出所で、防犯カメラを
市民の落とし物解決にも使ってくれるんです。

忘れ物をしているのに、
間抜けな顔してタクシーから降りる
私たちを検索してくれます。

「え、こんなデブだったっけ？」
「忘れ物気づけー」
「こんな歩き方してんの？」
とか思うそばで、
警察の方はタクシーのナンバーを割り出す。
そこから運転手さんに連絡をとってくれます。
かなりの確率で、紛失物は見つかる。
 
気の良い運転手さんなら
すぐに持ってきてくれるか、
近くの派出所まで届けてくれます。
走ってきてくれた距離分の車代を出すとか、
なんらかのこと、気を使ってねと、
おまわりさんは言う。そりゃそうだ。

去年の落とし物で親切にしてくれた運転手さん。

　

この方法で（１）息子の身分証明も、
（２）友人の荷物も、無事帰還。

ただし、日本で落とした財布（３）は出てこず。
警察では、
「防犯カメラはそういう用途には使えません」
と言われました。
 
台湾だって10年前はカメラの用途は
日本と同じで、
お巡りさんの人情か、周りにいた観客
（何らかの用で交番に来ていた一般の台湾人）が
「日本人が困ってるじゃないか！
カメラで見てやれ！」
と熱く騒いでお巡りさんを動かすかで、
カメラを見てくれていました。
 
まあ、日本には台湾ほどまんべんなく
街角カメラが設置されていないし、
ルールをファジーに対応するお巡りさんもいない。
そもそも交番にウヨウヨ民衆がいることもない。
街のあり方も、人のかかわり方も、
国によって違いますね。

台湾の「ちょっと手を貸してくれる空気感」が、
私はやっぱり好きです。

とこんな感じに最近シャワーのように降ってくる
出来事に打たれ、
大殺界かとも思うんですが、
心身元気でいられるのは台湾のおかげかも。
 
こういった感じのエピソードに、
台湾人たちから吸い取った緩くて
愉快な教え（？）を
たっぷりお裾分けしている本が出ます。
『脱力、台湾式。』

　

発売は12月５日、KADOKAWAです。
Amazonで予約も始まっています。

台湾の空気で知恵がついたり、
楽になったりするかもです。
よろしくお願いします！