
- わたしはホームヘルパーの仕事をしており、
日々高齢者のお宅を訪問しています。
みなさんから戦時中の話をお聞きすることが
ときどきありますが、
それは子どものときのエピソードです。 - ある方は、
東京大空襲の後の焼け野原で宝探しをした話。
またある方は空襲のあと、
川に死体がたくさん流れて来た話。
そして、
「子どもだったからまだよかった。
当時の大人たちはさぞ苦労しただろう」と
口を揃えておっしゃります。 - 戦後80年が過ぎ、
実際に戦争を体験された当時の大人たち‥‥
という存在は、わたしのまわりにはもういません。
せめて当時の子どもたちから
やっとお聞きすることが出来るだけです。 - あと10年後‥‥たった10年後、
戦争の経験者は、ほとんどいなくなってしまいます。 - 戦争について語り継ぐために、
いろいろな本や映像は残されています。
素晴らしいマンガもあります。
でも、確実に風化は進んでいますし、
わたしだって戦争をよく知らないのです。 - そんな焦燥感から、
昨年広島の原爆ドームに行って来ました。
いつか行きたいと漠然と思ってはいたのですが、
グズグズと引き伸ばしていたのでした。
原爆資料館には、たくさんの外国人の方がいらして、
館内は人でいっぱいでした。
みなさん真剣に展示に見入っておられ、
静かに涙ぐんでいらっしゃる方もいました。
わざわざ日本まで来て下さって、
広島まで足を運んで下さってありがとうございます!
って、みなさんにお礼を言いたかったくらいです。 - このコンテンツも、風化を留めるひとつの媒介です。
ぜひみなさん、広島に行ったり、
このコンテンツにメッセージを送ったり‥‥
そんなことを、一緒にやりませんか。 - わたしもささやかですが、
わたしの出来る範囲でこれからも考えて行きます。 - (匿名さん)
2026-04-25-SAT

