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読者のみなさんから届いたお便り #107

 
わたしが小学校に入る前のこと、ソ連軍が来た。
蒼眼にブロンドの髪だから、とても綺麗でした。
しばらくすると、軍人さんの家族も来て、
銭湯や食堂、近くにいるのはソ連の人‥‥
というようにソ連の人が増え、
町ではロシア語で話さないと生活しにくい雰囲気だった。
子どもも大人も、はじめは仲が良かったと思います。
わたしも向こうの子と遊びましたから。
戦況が緊迫すると、ソ連軍の軍人さんが家に入ってきて、
自分の腕の上で指で輪っかをつくり
「チックチック」と言う。
腕時計がほしいということだったようで、
父はずいぶん前に兄の進学祝いで買ってきた腕時計を
軍人さんに渡していた。
その兄は満州で、指だけ帰ってきました。
(匿名さん)

2025-12-07-SUN

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  • ヴェトナム戦争/太平洋戦争にまつわる
    読者のみなさんからのお便りを募集いたします。

     

    ご自身の戦争体験はもちろん、
    おじいちゃんやおばあちゃんなどご家族や
    ご友人・知人の方、
    地域のご老人などから聞いた戦争のエピソード、
    感銘を受けた戦争映画や小説についてなど、
    テーマや話題は何でもけっこうです。
    いただいたお便りにはかならず目を通し、
    その中から、
    「50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶」
    の特集のなかで、
    少しずつ紹介させていただこうと思います。

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    特集 50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶