
- わたしの祖父(母方)は旧海軍に所属していました。
わたしが小さいころから、
戦死したとは聞いていたのですが、
細かいことはわからず仕舞いでした。
3年ほど前、不思議なのですが、
急に調べて祖父を追跡したいと思い立ちましたが、
どう調べればよいかわからず‥‥
とりあえず戸籍謄本を入手したところ、
昭和17年12月に戦死したと判明しました。
場所は海南洋群島方面としか記載がなく詳細は不明でした。
そこで地元の遺族会に聞いたところ、
厚生労働省援護局に問い合わせてみては?
と言われて厚労省に情報開示請求、
3か月後、書類が届きました。
一個人でこれだけ資料が残っているのは
めずらしいと言われましたが、
合同葬の記録、功績表、乗船名簿、
軍医さんが作成した死体検案書、
給与明細など20枚程ありました。
それによると、祖父は飛行場や港、隧道をつくる
石材関係の職人で、
ラバウルで輸送船で待機中に爆弾が直撃、
即死したものと分かりました。
26歳でした。
それからは祖父の地元、
佐世保海軍墓地や国会図書館、公文書館等を調べ歩き、
埋葬された場所まで判明するのに
約3年かかりました。
厚労省に収集された遺骨のDNA鑑定を依頼しましたが、
現段階ではありませんでした。
80年以上前に、血の繋がった祖父が
大変な苦労をされて遠い異郷で死亡したと思うと‥‥。
わたしの母が生まれて半年経たずに出征しており、
故郷に帰りたかったと思います。
毎日、仏壇に手を合わせて冥福を祈る日々です。 - (匿名さん)
2025-12-04-THU

