
- わたしは移動販売の仕事をしています。
昨日、お客さまから聞いたお話です。 - 小学校1年生で太平洋戦争がはじまり
小学校5年生で戦争が終わったとおっしゃっていました。
そして小学校6年生のときに大津波が来て
山の上に避難して、戦後まもなく、食糧もまったくなく、
大変なご苦労をされてきたとお話されていました。
和歌山の白浜の方です。
昭和10年生まれで、今は90歳の女性です。 - 1945年8月15日、
ラジオから流れてきた音声に
子ども心に何かいつもと違う空気を感じたことを
今でも覚えているとおっしゃっていました。
その翌年の大津波で避難した山の上、
あまりの空腹の中、避難した先で出されたごはんは
茶粥のごはんが5粒だったそうです。
たった5粒と不満をこぼした、
今となってはそれがどれだけ貴重なことだったかわかる、
自分は何故あれほどひどいことを言ってしまったのだと
大変後悔されていたそうです。
でもその方に数十年後、
大人になってからお会いすることが出来て、
あのときは本当にお世話になりましたと
お礼を言うことが出来たとおっしゃっていました。 - (匿名さん)
2025-09-12-FRI

