
- わたしは62歳で、両親は長崎県出身。
- 漁師だった祖父からは
原爆の後のご遺体を片付けに行った話、
父からは終戦の翌週、
海の上から漁港にと戻る途中、
それまで暗かった家々が灯りを付けていて、
「あー。戦争が終わったったい」
と実感した話を聞きました。 - 祖父は晩年、ご遺体を片付けた腕が痺れて、
原爆手帳を持っていましたので、
たぶん医療費はかからなかったのかな?
と思いますが、
「子どもが8人もおりますけん、
戦地には行かれません」
とはっきり言ってそれを通したようです。
歳も40歳を過ぎていたので。 - 「その代わり終戦後に爆心地の方に行って、
死体を片付けてこんな腕になった」
と言っていましたが、
原爆症にならなかったのはよかったと
子ども心に思いました。
わたしが10歳ごろの話です。 - 生井英考先生のインタビューで
先生がおっしゃっていた
『タクシードライバー』はリアルで観ていて、
途中で気分が悪くなって
映画館で倒れたことを思い出しました。 - 事務所のソファで横になって、
チケットをいただき、
後日、もう一度友人と観に行きました。
13歳のジョディ・フォスターが
凄い演技していて、
同じ年だったので驚きました。 - 『ミスターグッドバーを探して』も
意味もわからず観て感動しました。
ダイアン・キートンがかっこよくて、
アメリカの閉塞感がヒリヒリ伝わってきました。
アメリカという国は、
傷ついたことを伝えるのもカッコいいなぁ、
というイメージでした。
まだ幼かったんでしょうね。 - (匿名さん)
2025-08-27-WED

