秋空の下のマーケット 「もみじ市」がやってきます
その11 出店者の座談会 ♯3     福田さん(初心者)の心構え。

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スギエ もしかしたら福田さんには
失礼な言い方になるかもしれないんですが‥‥。
福田 な、なんですか、
やめてくださいよ(笑)。
スギエ 福田さんからみれば、
小谷田さんは「もみじ市」の先輩じゃないですか。
福田 あ、そうですね、はい、はい。
「もみじ市」の初心者ですから、ぼくは。
スギエ 小谷田さんから福田さんに、
「もみじ市」の心構えみたいなものを
伝えてはいただけませんか。
小谷田 え、そんな大げさな(笑)。
スギエ そうですね、ちょっと大げさですね。
じゃあ、ええと‥‥
亀山 アドバイス?
スギエ そう、アドバイスがあれば。
小谷田 アドバイスですか‥‥。
スギエ こうするとたのしいですよ、ということとか。
小谷田 うーん、なんだろう‥‥。
福田 なんでもいいんで教えてください。
釣り銭を多く持っといたほうがいいとか。
中川 釣り銭って(笑)。
福田 いや、ほんまになんにもわからないので。
小谷田 そうですね‥‥。
販売する物がなくなってから、
やることを決めておいたほうがいいです。
亀山 ああ、なるほど。
小谷田 ほんとに30分くらいで終わっちゃうんですよ、
お菓子とかそういうお店は。
スギエ 福田さん、
終わったらどうするつもりだったんですか?
福田 終わったら‥‥?
中川 なまけるの?(笑)
亀山 なんか、ふらふらしてそうだよねぇ(笑)。
福田 ‥‥自分のが終わった途端に雨降らしてやる。
スギエ な! ちょ、ちょっと福田さん、
そういうことを冗談でも言ったらだめだって、
さっき話したばっかりでしょ(笑)。
亀山 また凍りつかせた(笑)。
福田 あーー、ごめんなさい!
ほんまにごめんなさい!!
中川 もぉー(笑)。
福田 すみません。
うーん、いや、なんかね、
終わったらほんまにぶらぶらしようと
思ってたんですよ。
友だちがいっぱい出店してるから、
終わったら終わったで
今度は自分がお客さんになれるっていう。
それも「もみじ市」のよさですよね?
小谷田 ああ、なるほど、それはそうですね。
福田 で、まあ、友だちの店を手伝ったりして。
「もみじ市」っていうのは、
そういうことができる雰囲気ですよね。
スギエ ‥‥いいことを言いましたね。
福田 あのね、こういうところを、
カットしないでくださいよ、ほんまに。
じゃないとただの悪者になるので(笑)。
スギエ わかりました(笑)、ちゃんと書いておきます。
福田 あとはね、お客さんとこういうふうに
コミュニケーションできるっていうのは、
ぼくらなかなかないんですよ。
ふだんは机でコリコリコリコリ描いてるんで。
小谷田 うん、そうですよね。
福田 ですから、これを読んでいるみなさん、
どうぞ積極的に、
ぼくたちに話しかけてください。
亀山 ‥‥いまのはどうだろう?
中川 なんか勝手に、出店者の代表になってた(笑)。
亀山 全カットですね。
福田 ふぉふぉふぉふぉふぉ(←笑い声です)。
スギエ いや、でも、北島さんも
そこをすごく大事に考えてましたよ。
出店者のみなさんには、
お客さんとのコミュニケーションを
たのしんでほしいって。
作家さんに出店をお願いするときは
そこもポイントのひとつなんだそうです。
亀山 そっか。
それができないとちゃんとたのしめないもんね。
福田 ほら、ね?
言ってることは合ってるでしょ?
小谷田 大事ですよ、それは。
福田 あと、ぼくがたのしみなのは、ライブです。
「もみじ市」は、そのハーモニーです。
亀山 ‥‥なにかまた言ってますけど(笑)。
スギエ ハーモニーですか。
福田 えーと、そやから‥‥
ライブと、ワークショップと、
もの売り、このハーモニーが「もみじ市」。
一同 (笑)
スギエ 「もの売り」っていう言い方は
どうかと思います(笑)。
福田 あと、お客様の笑顔。
スギエ あの(笑)、ここは先輩が訂正した方が‥‥。
小谷田 いやいや(笑)。
福田 すんません。
ふざけてるつもりはないんですが‥‥。
小谷田 いやいや、ぜんぜん。
むしろすげえなっていうか。
ぼくらは基本的に
つくった物を売らなきゃいけないから、
どうしてもね、あるんですよ、
若干そっちに引っぱられる感じが。
中川 ああー、
ちゃんと売らなくちゃいけないっていう。
小谷田 そう。
だからそういうのを抜きにして
やれているイラストのかたとかは
ほんと純粋にたのしんでて、
すごいことをやってんなあっていうのは、
正直ありますね。
亀山 うん。でも‥‥ね。
中川 そう。
でも、逆に作品を販売をしてるかたたちは、
そこがすばらしいんだと思います。
いろんな出店者があって、
しっかりと作品を買えるショップがあるから、
わたしたちも自由にできるというか。
いちばんじっくり作家さんと会話ができるのは
やっぱりそういうショップだと思うし。
スギエ そうです、ほんとに。
いい物がたくさんあって、しっかり買えて、
そこでお話もできる。
お客さん側としては、その魅力は大きいです。
亀山 そうですね。
スギエ あの、とうとつな質問なんですけど、
これは北島さんたちにも訊いたことで。
小谷田さんが第1回目から、
ここまでずっと続けてきた
動機は何なのでしょうか。
小谷田 動機‥‥。
毎回がたのしいというのが、まずはあります。
あとは、ちょっとまあ、毎回、
「借りをつくったな」っていうのがあるので。
スギエ ああ、次はもっと‥‥。
小谷田 そうですね。
次はもっと、
自分のところに人を並ばせたいな、と。
スギエ なるほど。
小谷田 だから‥‥うん。
「もみじ市」だけをがんばっても、
だめじゃないですか。
この1年間を、がんばらないと。
亀山 ‥‥ああ。
中川 そうですね、ほんとにそうです。

(つづきます)

2010-10-16-SAT
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