お笑い芸人として活躍する光浦靖子さん。
実は手芸作家としての一面もあり、
4月に3冊目の作品集が発売されました。

つくる作品は「ブローチ」です。

ニードルフェルトという素材をつかい、
動物や食べもの、芸能人から姪っ子まで
幅広いジャンルをブローチにチクチクと縫い
今まで発表してきた作品数は200点を超えます。

「自虐だけだとなかなかね。やりたいことを本気でやる」
と光浦さん。

その言葉どおり、実物をみて
「これはすごい」と思わず声がでました。

どうしてブローチをつくっているんだろう?

そんな質問から話しはふくらみ、
ものづくりや人生プランまで
たくさんのお話しをしていただきました。

また5月12日(金)より
TOBICHI②で「光浦靖子のブローチ展」が始まります。

くわしくはページの下をごらんください。

第5回「おもしろい」が一番大事。

──
ラジオコントですか。
光浦
美術館だと展示に合わせて聴ける
音声ガイダンスがありますよね。

あれ、もっとたのしいほうがいいのにって
思いませんか?
──
普通は作品の歴史とかメッセージとか、
比較的まじめな内容ですもんね。
光浦
音声ガイダンスの代わりに
展示に合わせた楽しいBGMが
あったらいいなと思ったんです。

それで放送作家さんや芸人さんと一緒に
ネタ出しをしてコントみたいなものを
つくる予定だったりして。
──
それはおもしろそうな音声ガイダンスに
なりそうですね。
光浦
普段、美術館に行くときも
音声ガイダンスでいろんなことを知れるから
私も聞くのは好きなんです。

その音声自体が笑えるほうが、
作品も展示ももっとおもしろくなるだろうなって。

──
芸人さんだからかもしれないですが、
光浦さんの中では、手芸にも根本に
「笑い」がありますよね。
光浦
「おもしろい」が一番大事ですね、うん。
──
一番ですか。
それは、どうしてなんですか?
光浦
うーん‥‥

作品で圧倒できるような、
自分はそんな作品、まだつくれていない。
だから私はとにかく
笑ってもらえればいいなと思って
一所懸命つくっています。
──
謙虚な気持ちですね。
光浦
おもしろいほうが、やっぱり楽しいです。

ブローチも本も展示もトータルで、
「おもしろいものがつくりたいな」って。
──
本をつくるときは、
どんな風に考えていったんですか?
光浦
1冊目を出すタイミングで3部作すべて
こんなテーマだったら
おもしろいだろうなというのを決めて、
そこから膨らませて作品を考えていきました。
──
かわいい~! とかは?
光浦
一応は考えてはいますけど、
そういうことを考え出しちゃうと‥‥
おもしろさを優先で。

──
本の中でプレゼント企画を毎回されていて、
人選も「この人にあげたらおもしろい」という風に
決められているのですか?
光浦
そうです。
──
新刊の3冊目ですと、
草野仁さんにプレゼントされていたのが
作品も含めて失礼ながらおもしろくて‥‥
光浦
たとえ否定するのが
番組がつくりたい空気だとしても
コントに乗っからずに
絶対に人を否定しない人は誰かなと
考えていたときに‥‥あ、草野さんだと。
──
そういう方なんですね。
光浦
ダメ元で頼んでみたらOKで驚きました。

すごく褒めてくれました(笑)

──
5月12日から行うTOBICHI②の展示では
仁くんブローチも展示されますよね。
光浦
はい。
──
いやあ、TOBICHIで実物の作品をみられるのも
たのしみですが、音声もたのしみです。
光浦
うれしいな。
──
本はどんな人によんでほしいですか?
光浦
1人で暇な人がいいですね、やっぱり。
暇つぶしに読んでもらえたら一番嬉しいです。
──
暇つぶしですか?
光浦
暇だな~っていうときに、
あまり期待せずに読んだら
クスクスって笑ってもらえるのは、
ちょっとよくないですか?
──
ああ、なるほど。

あったかい感じですね。
光浦
忙しい人が速読する本ではなくて、
エッセイをよんで、写真をみて、
暇なときにクスクスって
のんびり読んでほしいです。
──
いいですね、
暇なときにクスクスよみたい本。
光浦
暇なときにクスクス読んでくれた方々と、
コソコソたのしみたいです。
──
本も展示も、たのしみにしています。

今日はありがとうございました。
光浦
ありがとうございました。

(おわります)

2017-05-12-FRI

5月12日(金)から

光浦靖子さんのブローチ展

を行います。

光浦さんのブローチの新刊

『靖子の夢』が発売されています。

『靖子の夢』著:光浦靖子

1,500円(税別)発売中

光浦さんは10年以上にわたって
手づくりブローチの作品集を発表し、
4月15日に3部作完結編『靖子の夢』が
発売されました。

キーワードは”ないものねだり”。

1冊目は「男」をテーマに
『男子がもらっても困るブローチ集』、
2冊目は「子供」をテーマに
『子供がもらって、そうでもないブローチ集』を発表。

3冊目は「理想の暮らし」をテーマに制作された
ブローチ作品が収録されています。

くわしくはこちらへ

ほぼ日の「TOBICHI②」と

SWITCHの「Rainy Day」で

光浦さんのブローチ展を行います。

これまで光浦さんが刊行した本に掲載された
100点以上の作品を、
TOBICHI②とRainy Dayの2箇所で展示します。

新刊『靖子の夢』をおまけ付きで購入できるほか、
特別音声ガイドやスタンプラリーなど
作品展の枠におさまりきらない、
いろんな企画を用意しました。

くわしくはこちらへ

日程:2017年5月12日(金)~21日(日)

時間:11:00~19:00

場所:TOBICHI②