この絵は、私と主人とで作り上げたギリシャの架空の島、
アノニモ島の港を描いたものです。
架空とは言っていますが、ギリシャの島の
典型的な港の風景とも言えます。
港は人々の出入りする重要な場所ではありますが、
島の中心地や繁華街は他にあって、
滞在するのもそういうところだったりするので、
港には到着と出発の日しか訪れなかったりします。
それでも私達は、比較的港で長い時間を過ごしています。
なぜなら私達夫婦は車を持っていないから。
免許は持っていながらも運転に自信がないので
レンタカーも借りません。
そうなると島での交通手段は基本的にバスかタクシー。
バスを選択すると一時間に数本しかないので、
必然的に港で待ち時間をぼんやり過ごすというわけです。
島での交通手段が基本的にバスとなると、
島での旅行スケジュールはバスの時刻表(しかもすごく曖昧)を
もとに立てることになり、はっきり言って相当不便。
それでも頑に車を使おうとしない私達夫婦は、
頑固な横着者と言ってもいいかもしれません。
そんな私達のライフラインであるバスがこの絵にも描かれています。
どうぞ探してみてください。
升ノ内朝子
2016-10-27