ほぼ日手帳CLUB

2011.02.03
福田利之さんに訊く、マスキングテープを使ったカスタマイズの道　其の一(1/3)

ほぼにちわ、

です。

先日、ほぼ日では「かっぱさん」としておなじみのイラストレーター、福田利之さんにほぼ日手帳のカバーをカスタマイズをお願いしました。
その依頼は、ある「縛り」を設けたんです。
それは、「マスキングテープのみ使用」。

いま、「マスキングテープって何？」と思ったあなた、そのあなたのためにマスキングテープとは？　についてご説明いたします。

【マスキングテープとは？】
元来は塗装をする際に塗りたくない部分を隠す（マスクする）ためのテープ。
剥がすことを前提に作られているので、接着力が弱く、剥がしても接着面に糊が残らない。
また、素材が紙なので、独特の素材感が楽しめる。

▲１本だけで売っているものもあれば、　複数の色を詰め合わせたセット売りのものもあります。

もともとは実用重視のものだったのですが、その利点に目をつけた文具好き、雑貨好きの方々がラッピングやデコレーションといった装飾に使うようになったとか。

たしかに、ロフトの文具売り場に行けば、マスキングテープの売り場がありますし、「ほぼ日手帳クラブ」に使用例を送ってくださる方の中にもマスキングテープ使いの方が多数いらっしゃいます。

おっと、話がマスキングテープ寄りになってしまいました。
そのマスキングテープを使って福田さんにデザインをお願いしたというところまでお話しましたね。

では、その作品をお見せいたします。

まずは、WEEKS。

そして、オリジナル。

もちろん、カズンも。

どうです？　スゴイでしょ？

この仕上がりを見たほぼ日の乗組員たちも「わぁ！」とか「かわいいー！」とか「スゴイ！」とか、とにかく感嘆の嵐。

どうやったら、こんなにかわいく作れるのか？
そのコツを伝授してもらうべく、福田さんにお訊きしました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
[ ほぼ日 ]
じゃあ、まず、WEEKSの例からお話をお聞かせください。

[ 福田 ]
はい。
これは、デザインがすごくシックなのであんまりやりすぎないほうがいいかな、と思って控えめにしてあります。
白のラインを活かすためにライン上とラインに沿って貼りました。

[ ほぼ日 ]
それだけでこんなに雰囲気のあるものになるなんて驚きです！

[ 福田 ]
白いライン上に貼ったマスキングテープは波が打ったような処理をしてあります。

[ ほぼ日 ]
これは、どこかでテープをこの形にしてから貼ってるんですか？

[ 福田 ]
いや、これはカバーにテープを貼ってからカッターで切ってるんです。

[ ほぼ日 ]
えぇっ！　危なくないですか？
カバーまで切っちゃいません？

[ 福田 ]
あんまりギュッと力を入れて切るとザックリ切っちゃうんですけど、柔らかく軽いタッチで切るとテープだけ切れますよ。

[ ほぼ日 ]
なるほど（大丈夫なのかな‥‥）

[ 福田 ]
ただ、どんなに軽いタッチで切ってもカッターの軌跡の後がつく可能性はあります。

[ ほぼ日 ]
やっぱり危ないじゃないですか（笑）。

※ご注意：
　ただいま福田さんが教えてくださった　先にテープを貼ってから　その上にカッターを走らせる切りかたですが、　カバーに傷をつける可能性が十二分にあります。
　カッターテクニックに自信のある方以外は、　おすすめいたしません。
　もしお試しになる場合は自己責任でお願いいたします。

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