縄文時代に、東関東を中心に作られていた
阿玉台(あたまだい)式土器という土器があります。
ふちの4カ所に、天にそびえ立つような装飾がついて
とっても斬新なフォルム!

この土器が出土して型式の基準が設定された
香取市小見川の阿玉台(あたまだい)貝塚へ
行ってみようと思いました。

*(おたまだい)と(あたまだい)‥‥
 同じ漢字なのに読み方が違っていて、ややこしいのです。

*「千葉利根川河口 編」は2010年の活動記録です。
 2011年に掲載を予定していましたが、
 見学地が、東日本大震災で被害を受けた
 利根川河口付近だったため
 掲載を見送っていました。どうぞご了承ください。






 
今回は車で来ました
小見川は利根川の河口から
約12kmぐらいのところにあります。
古代は香取海の南岸ですね。

この立派な建物は小見川支所です。
ここにあの土器が保存されているらしいのですよ。

看板の案内図を見ると‥‥
お寺や神社、そして貝塚があちこちにあるようです!
いやーこれはーすごいところに来ちゃったのかも。

危機一髪!
 
車の中はけっこう揺れたの!
みこちゃん、割れそうだったの!
ハニワだから油断ができないのよ。
今回も、スソさんのカバンの中で
ひとり古墳部に同行中でーす。


 
え? こちらでした?
尋ねてみたら、
立派な建物のほうではなく
お向かいの建物だそうです。

1階が図書館で2階が文化財保存館。

いいんですいいんです、建物はどうだって。

部屋の鍵を開けていただきました。

渋っ!
 
すてき! この渋さ!!
ここに‥‥この中に土器が‥‥?
じゃあ、もしかしてだけど‥‥‥‥


 
きゃーーーー
出土品がぎっしり!
すごーい~!

埴輪も?

きゃーーーー
 
ハニワーーーー!
おともだちだわ、おともだちに会えたわ!
こんにちは、はじめまして!
みこちゃんです!!




 
蛍光灯が!
窓からの光や蛍光灯の反射で
こんな写真になってすみません!

さりげなく置かれているけど
これ、すごい環頭大刀ですよ!
古墳時代の首長クラスのものですね。

もっとハニワを!
 
すごい大刀‥‥。
でもスソさん、もっとハニワを見ましょう。
おともだちの顔を見たいの。


 
みこちゃん!
おでこと鼻が欠けているけど
この髪型は巫女埴輪!

かわいい。

巫女(みこ)埴輪ーーー!
 
ほんとに、みこちゃんと同じ仲間なのね。
‥‥はじめまして。
おでこと鼻が欠けている‥‥って、
スソさん、それどころではないわ。
首から下がぜんぶ欠けていると言えるわ!








 
男子たち?
武人とバンザイしてる人、
そしてまた武人…おや!
胸のところに二十線が入っています。

普通、これは女性の胸を表すときに入れますよね。
どういうことでしょう?

このヘルメット的な物は
胄ではなく、ほおかむり?農婦?巫女?
それとも武人の女性がいたのでしょうか?

解説パネルがないのでわかりません!

個性的!
 
す、すごい‥‥。
なんていうのかしら‥‥自由だわ!
とことん自由につくられているわ!
自分がとてもふつうのハニワだって痛感しちゃう。
うれしい!
こんな個性的なお友だちができて!






 
城山5号墳
おおー前方後円墳ですか!
やはり立派な古墳があったのですね。

とぼけた表情で弱そうな武人。

この埴輪の足の作りは
群馬の保渡田古墳群の埴輪にすごく似ているなー。
利根川繋がりかなー。

斬新!
 
こんにちは!
あなたもとっても斬新なデザインね。
よろしく、わたしみこちゃん。
平凡さが魅力のスタンダードタイプの埴輪よ。

それはともかく、
スソさんが言ってる保渡田古墳群の埴輪、
ぜひぜひ見て見てー。
個性爆発のお友だちが、いーっぱいなのー!






 
城山1号墳
この部屋に鏡があるとは!
しかも三角縁神獣鏡です。

まったくもって、お見それしていました。
無礼をお許しください!

1号墳には片袖式の横穴式石室があり、
出土物も鏡以外に大刀、武具、馬具、装身具など
多数みつかっているそうです。

千葉県には石がないので、
横穴式石室は少ないと聞いていたけど
こんなに立派な石室があったとはねー!

造られたのは‥‥
 
この1号墳は6世紀中頃~末までに造られたもの、
と推定されているんですって。
小見川高校の敷地のなかにあったので、
建設のとき、城山公園に移設して
復元されたのだそうよ。
1号墳を主墳として
他にも前方後円墳、方墳、円墳などで、
城山古墳群が構成されているのよ。
「城山古墳群」について、
くわしくはホームページで!
 
つい!
あ、埴輪に引き寄せられて
古墳時代ばっかり見ていました!
目的は縄文、阿玉台式土器です。
次回に続きますー。

古墳時代でいいのに
 
もっとハニワに会いたいから、
ずっと古墳時代でいいのに‥‥。
でも、そういうわけにはいかないのよね‥‥。
断腸の思いで、次回に続くの!
次はいよいよ、阿玉台式土器が?

また来週〜〜〜〜。


 
石枕を見られる 展示会のおしらせ
上野の東京国立博物館で
石枕や立花が展示されています。

古墳時代の葬送儀礼

平成館 考古展示室  
2014年6月10日(火) ~ 2014年12月7日(日)

 写真は、
「石製勾玉 
 千葉県成田市高倉 高倉所在古墳出土
 古墳時代・5~6世紀 根本安太郎氏寄贈」

古墳時代中期に
東日本で出現する石枕と
滑石製模造品を組合せた葬具を用いた
葬送儀礼のあり方が展示されています。

興味のある方は、上野へ!

 
2014-07-06-SUN
 
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