ヨシタケシンスケさん
(絵本作家、イラストレーター)
第1回
「逃げ道を確保する」
後ろ向きな話を明るく話してくださるのが
ヨシタケシンスケさんの大きな特長です。
逃げ道の話、自分で自分に発注する話、
クオリティを落としてでも締切を守る(!)話、
理屈で75点までは行ける話、など、など、
ずっとおもしろいです、ほんとうに。
第2回
「過去と未来の自分に忖度する」
ヨシタケさんが心がけているのは、
子どものころの自分がいやだったこと、
イラッとしたことを作品のなかに入れない。
漫画が描けないことや、動物を描くときの決まりなど、
「どうしてもそうなってしまう」という
理屈の細かさと切実さがたまらない。
第3回
「取材をしない」
絵を描くときに、あえて取材はしない。
それどころか画像検索もしないヨシタケさん。
「当事者になってしまうと描けない」という
明確なスタンスの話から、今回もどんどん広がって、
大喜利と重なる話、顔出しの話、
「元気のない人」の話と、今回も聞き所満載です。
第4回
「結果を見ない」
ヨシタケシンスケさんは
自作の評判を調べたりしないそうです。
良くも悪くも、読者の声を聞いてしまうと
影響されてしまうとわかっているから。
意外にミーハーだという話、
あこがれの絵本の話などなど、
いやあ、最後まで、おもしろかったです。
<ヨシタケシンスケさんプロフィール>
絵本作家、イラストレーター。
1973年、神奈川県生まれ。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。これまでに『りんごかもしれない』『もう ぬげない』(ブロンズ新社)『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)『あつかったら ぬげばいい』(白泉社)でMOE絵本屋さん大賞第1位を受賞。2児の父。