もくじ
第1回おもしろいのか。 2019-02-26-Tue
第2回決める 2019-02-26-Tue
第3回TPOのはなし 2019-02-26-Tue
第4回スカート 2019-02-26-Tue
第5回紺色 2019-02-26-Tue
第6回クリムトのガウン 2019-02-26-Tue
第7回つくる 2019-02-26-Tue

ほぼ日の塾5期生のみきみきです。本名です。
古着とアクセサリーが好きで、いささか派手めです。
普段はコーチングをするコーチという仕事をしています。

わたしの好きなもの</br>装い

わたしの好きなもの
装い

担当・三木未希(みきみき)

第5回 紺色

コートを買いに行ったとしよう。セーターでもいい。
女性用なら(男性もかしら)、だいたいは同じ型で
「黒・ベージュ・派手な色」が並んでいると思う。
わたしは「派手な色」を選ぶタイプであった。
いや、今でもそうではある。
若い頃は、
週の後半には洗濯済みの洋服がぜんぶ紫になったり
青緑のコートと青緑のマフラーで
ひと冬を過ごすことになりそうな時もあった。
(それでいい気もするが、当時は避けようとしていた)

最近は、そんなことがあまりなく
わたしも落ち着いてきたのかねえ、と思っていた。
そんなこともないけどもねえ、とも、思った。そして考えた。

原因は、紺色である。
ここ数シーズン、紺色を積極的に取り入れていたのである。
なんだか、似合うようになった気がするのである。
わたしは「黒・紺・グレー」を選ぶ場合は黒を選んでいたが
そういう場合、最近は紺色を選んでいるようなのだ。
この紺色が、派手な色と組んでいい仕事をするのである。
もうさすがに、制服のようには見えないのだ。

紺色とのおつきあいから学んだことは
ふっかりしていたり、がさがさしていたりする、
ちょっと野性味を感じる素材を選ぶこと。
そうすると、わたしの場合はいい雰囲気に収まるようだ。
ハイゲージの艶のあるニットや
ビジネススーツのような素材は
今のところ、着こなせそうにない。

差し色として「派手な色」を選ぶように
わたしはいい感じに「紺色」を差していこうと思っている。

第6回 クリムトのガウン