もくじ
第1回ふたりでじっくり話してみた 2017-12-05-Tue
第2回フランス人の彼のこと 2017-12-05-Tue
第3回わたしのこと 2017-12-05-Tue

広告/IT業界で働いています。
海老とヨガと旅行が好きです。

わたしの彼はフランス人

わたしの彼はフランス人

担当・ヨコヤマMIHO

第3回 わたしのこと

「彼氏がフランス人」ということをきっかけに、
ハイジと話すことになった(第1回目の記事)、
彼について考えてみた(第2回目の記事)
を踏まえて、感じたことをまとめてみようと思います。

一言でいうと、「わたし、変わったな。」
これに尽きます。

今は31歳ですが、5年前の26歳位まで、
「人と比べてばかり」だったなと思います。

外見だったら、
誰々ちゃんは顔が可愛くて、
細くていいな。
背が低くて女子っぽいな。
合コンでモテていいな。
と羨ましく思っていたし、
モテ特集も読んだりしていました(笑)

Facebookのタイムラインで
投稿が流れてくれば、楽しそうで
羨ましいなと思っていました。

結婚式に行けば、
「ああ、自分はいつ結婚できるんだろう。」
と友達の式に嬉しさ60%、
羨ましさ40%で出席して、
100%祝福できない自分がいました。

仕事では、
会社の同期や友人の
昇格や年収が高いと聞けば、
「自分は何をしているんだろう。
追いてかれた。」みたいに考えて、
同窓会行きたくなかったり、
落ち込んだりしていました。

他の人と比較しないと、
自分の良いところも悪いところも
わからないとは思うけど、
とにかく比べてばかりいました。
愚痴が出てしまうことも多々ありました。

そんな私は、25歳で会社を辞めて、
自分で貯めたお金を握りしめ、
カナダに1年半行くことにしました。

カナダでは、いろんな国籍、年齢の人がいて、
多様なので、比べることをしていない
のだと感じました。

例えば、日本では小学校の頃から、
身長が高いことを言われて気にしていたけど、
カナダだと身長について1度も言われることもない、
もちろん、日本で可愛いと言われている人が
モテるわけでもない。
そもそも、可愛いや綺麗の基準が国をまたぎ
過ぎて、よくわからないし、
「人それぞれだよね。」
というメッセージを感じられる場所でした。

ようやく「比べることの呪い」
から解き放たれたのです。

私のことなんて誰も知らないし、
私の服をいつも褒めてくれるのは、
ゲイの友達くらいで、誰も見てない。
化粧もしなかったし、1年間で食べ過ぎて
12kg太って(ひどい)、でも
この時にフランス人の彼氏がいて、
自分のことを好きになってくれる人もいた。

日本がどこにあるか知らなかった人も、
私に興味を持ってくれて、
日本にきてくれたりする。

外見や職業よりも、
「その人と話して、一緒にいて面白いか。」
の方がよっぽど大切そうだなと感じました。

カナダ生活以降、
もちろん当たり前のことであったけれど、
「人は人、自分は自分。」
という言葉を本心から
口にできるようになったのだと思います。

先日、この記事の企画で、
ハイジ(東山さん)と話していた時に、
年齢が近いし、共通点がたくさんある2人が
「5年前の私だったらこの話はできていない。」
とお互い話していて、今の自分で良かったと
嬉しくなりました。

年齢なのか、海外旅行なのか、
外国人の彼氏なのか、
きっと要素はいろいろあるけれど、
「私たち変わったんだね。」と。

肩の力が抜けて、楽になった。
「人生は楽しいな。」
と心から思える今を大切にしたい
と思っています。

対談を読んで、
30代独身で、
少女漫画の呪いがとけてないとか、
パートナー恋愛に憧れているとか、
結婚はどっちらでもいいとか、
散々だなということも自覚しているし、

結局冷静に考察して、
「自分が好きなんだね。」
みたいな結果になった時には、
本人たちも、思わず「本当にヤバいよね。」
という言葉が出たんですが、
「新しいこと好き!これ頑張りたい!」
とか2人でそんな話ばっかりしてたら、
とても楽しくて嬉しかったんです。
ハイジにもあえて良かったな。

やりたいことやって、とにかく楽しい。

今はまだいい、あとで後悔するよ等の
アドバイスもたくさんもらいます。
そうかもしれません。

ああ、婚期逃したと何年後かに思ったら、
「そういえばあの時、この記事書いたな。」
とほぼ日のこのページを読み返したら
なんだか私らしいなと
後悔をしない気がします。

だって、好奇心は尽きません。
次は何をしようかな。

 

東山さんの「わたしのカレは韓国人」は こちら