もくじ
第1回ふたりでじっくり話してみた 2017-12-05-Tue
第2回フランス人の彼のこと 2017-12-05-Tue
第3回わたしのこと 2017-12-05-Tue

広告/IT業界で働いています。
海老とヨガと旅行が好きです。

わたしの彼はフランス人

わたしの彼はフランス人

担当・ヨコヤマMIHO

第2回 フランス人の彼のこと

前の記事で、フランス人の彼と付き合って、
新しい扉が開いて面白い
という話しがありました。
どんな扉を開けているのか少しご紹介したいと思います。

私が今年転職をしたので、その前に休暇を取って
フランスに遊びに行った時のことを
お話ししようと思います。

彼のおじいさんがフランスの南の島に
小さなボートを持っていて、
夏の間、夫婦でボートで生活をしているので、
そこに1週間くらい行こうと誘ってもらいました。
ボートはこんな感じです。

ボートの写真は漁港っぽく見えるかもしれませんが、
島は本当に素敵なリゾート地みたいなところです。

南の島にボートがあって、
85歳位のご夫婦が仲良く
夏を過ごしているなんて、
そんな映画みたいなことがあるのか‥‥
すぐに「行く!!」と返事をしました。

実際に会うと、
彼のおじいさんとおばあさんは
本当に元気で、毎日泳ぎにいって、
たくさん笑って、たくさん食べて、
ワインを飲んで、昼寝して、
たまにお互いの愚痴を笑いながら言って、
でも仲良しで、
「理想の夫婦」はこれだ!
と心のノートに書き込みました。
「なんか本当に映画みたいだなー。
この非現実の世界はなんだろう。」

ボートに到着後、
挨拶や一通り自己紹介も終えて、
ゆっくりしていると
彼とおばあさんの会話が聞こえてきました。
フランス語かつ南の島の爽やかな風と共に
聞き流しそうになりましたが、
私の耳にははっきりと聞こえたのでした。

(日本語に翻訳して2人の会話をお届けします。)

おば
彼女のことなんて呼んでるの?
出会いは?インターネット?
ロンドン旅行中にスターバックスで会ったんだよ。
僕は彼女のことをchat(シャ)と呼んでいるよ。
おば
そうなんだ。いいね。
フランス語は話せるの?‥‥
(質問は続きます。)

「出会いはインターネットか?」
と85歳のおばあさんが聞くところが、
まずビックリでした。

そしてさらにビックリなのが、
彼はわたしのことを最近chat(シャ)と呼んでいます。
Chat(シャ)はフランス語で猫という意味です(笑)

彼が猫を飼っていて猫好きなのと、
おそらく呼びやすいので呼んでいるのかと。
ちなみに私はどちらかというと犬顔だけど、
フランス語だし、そもそもあまり気にしないたちなので、
抵抗なく受け入れている自分がいます。

でも、おばあさんの立場になって先ほどの会話に戻ると、
僕は彼女のことを「猫」と呼んでいるよ。
という会話になります。

彼女のこと「猫」と呼んでるよ。
と言ってくる孫息子が私にできたら、
「そうなんだ。いいね。」
みたいな回答できるかな(笑)
その前に、初めて会う孫息子の彼女の
ニックネームとか聞かないかな(笑)
思うことはたくさんありますが、
これが新しい扉だと思います。

日本で机に向かってこの記事を書いている今も
あのフランス島でボートで生活をしたこと、
「猫」のニックネームの会話をしていたこと、
そんな世界にいたんだなーと不思議な感じです。

なんか、幽体離脱的な感覚でフワ〜と体から
抜けて第3の自分が自分を見ているという感覚が
ある気がします。
例えば、ずーと憧れていた仕事につけたり、
映画みたいなプロポーズをされたり、
恋愛だけではなくて、仕事も趣味も
自分の予想外なことが起きたり、
夢みてたものが叶う時って、
そんな感覚があると思います。
自分のことなんだけど、俯瞰からも見れている。
そんな感覚が私はすごく好きです。

ちなみに、新しい扉が開く体験って、
フランス人の彼氏だからとか、外国に行ったから
ではなくて、それぞれの人にある事だなと思います。
国籍が同じでも人それぞれ違い、新しいって感覚も
人それぞれだと思います。
なので、色々な人を通じて扉が開くと思います。

また自分の話ばっかになるので、
タイトル通り最後に彼の話を本当にちょっと
だけしようと思います。

LINEチャットの1コマ

今週ごめんね。
来週は毎日電話します。
へへ。
えっ?全然問題ないよ。
(むしろ2日に1回くらい電話してなかったっけ)
私は働いているし、
あなたは勉強してるし。
普通だよー。
ノー!

一般的な男女逆で、彼がとてもマメです。
別にそれはフランス人だからとかではないし、
性格の問題だと思っています。

「遠距離恋愛ってちょうどいい。」
って言う話も、私の場合は
趣味や仕事を大切にしたい
という気持ちも強いですが、
きっと彼がマメなので、
寂しさを感じずにちょうどいいと
私が感じられるのではないかと思いました。

「いつもありがとう。」
と返信しておこうと思います。

最後は、
今回の対談で気付いたことをまとめます。

第3回 わたしのこと