もくじ
第1回ふたりでじっくり話してみた 2017-12-05-Tue
第2回フランス人の彼のこと 韓国人のカレのこと 2017-12-05-Tue
第3回これからのわたし 2017-12-05-Tue

出版社で広報の仕事をしています。
韓国が好きすぎてただいま移住計画中。

わたしのカレは韓国人

わたしのカレは韓国人

担当・東山

第2回 フランス人の彼のこと 韓国人のカレのこと

ハイジ
クララはフランス彼との
共通言語は英語?
クララ
うん。ハイジは韓国語?
ハイジ
韓国語で話すけど
まだそんなに韓国語を
話すことができないから、
翻訳機も使ってるよ。笑
クララ
日本語だと高度な話ができるけど、
第二言語だとシンプルなことしか話せないから
感情をすごくシンプルな言葉で伝えることができる。
ハイジ
わかる。文化が違うから仕方ないな
って諦めも最初からある。
諦めというか、良い意味で期待していない。
喧嘩することはある?
クララ
喧嘩は本当に些細なこと。
相手がちょっとしたことでキレるの。
例えばこの前は、
フランスでゴミ箱が開かないとかで当たりまくってて。
その短気を直した方がいい。って本気で伝えたら、
ごめんね。って言ってくれた。笑
ハイジ
うちの韓国彼はおじいちゃんみたいな性格。
基本ゲームばっかりしてて部屋にこもりがち。
外出したい派な私はそれで喧嘩することがある。
最近は彼を置いてひとりで出かけちゃうけど。笑
クララ
遠距離がちょうど良い。
と思っている我々だけど、
この自分の生活を占める割合を見ると…
ハイジ
自分の人生のプライオリティが顕著に出てるね。笑
わたし結婚したいと思っていなくて、ずっと。
あまり夢を抱いていない。

クララ
わたしも結婚したい!しなきゃ!
とは思ってない。
彼に仕事の話もしたいし、
何かビジネスのヒントや機会を見つけるたびに
新しいことしようよ!と彼を誘っちゃうくらい
常に楽しいことを見つけていたい。
ハイジ
これだけ自由に好き放題している今、
旦那様が帰宅した時におかえりなさい
と言って待っていられる女性にはなれないし、
今はなりたいと思わない。
クララ
決して人様の生き方やライフスタイルを
否定しているわけではなくて。
ハイジ
そうなんです。
誤解を生みたくないので、ちゃんと伝えたい。
人それぞれだから、自分と違うからといって
否定しないし尊敬してる。
ただ目指す場所が違うだけで。
クララ
ただ、自分が男性だったら
自分みたいな女性と結婚したくないなと思う。笑
ハイジ

パートナーシップに憧れてる。
結婚というよりパートナーがいるのは
とても素敵なことだなと思うし、
その形はとても理想。
クララ
わかる!仕事は好きだしもちろん頑張りたいし、
というか海外に頻繁に行くのなら稼がなきゃいけない。
好きなことをするためにキャリアアップも頑張る。
外国人彼氏は上下関係がないように感じる。
ハイジ
自由でいるために自立していたい。
我々やっぱり人に頼り下手な長女タイプだね。笑
依存したくないし、精神的経済的自立してこそ、
自己責任で自由に楽しめるのかなと思ってる。
クララ
うん。彼のことを信じていないわけではなくて、
相手に寄りかかりすぎると、
もしその支えがなくなったときどうするの?
と思うし、それは理想とするパートナーシップ
とは離れてしまうよね。
ハイジ
楽しいことが好きだし、
新しいことにチャレンジもしたい。
自分の人生の自由度を高めたいから
独り立ちしよう自立していよう!って
気持ちが強い。
かっこいいと思う女性が
茨木のり子さん、クニエダヤスエさん、
湯山玲子さん、アナ・ウィンターと
まさしくどんぴしゃな方ばかりだから、
やっぱりこれが自分の潜在意識なんだなと感じる。
クララ
とはいえ、実はロマンティック好きだよね。
こんなに現実的なのに。笑
ハイジ
少女漫画育ちですから!
りぼん全盛期世代だからしょうがない。笑
小学生のときに
『天使なんかじゃない』を読んで、
高校生ってこんな楽しいんだ!
て完全に思ってたから。
クララ
あああ…わかる。
『ママレード・ボーイ』の遊みたいな高校生、
いねーよ!と教えてあげたい。
あの頃の私に。
ハイジ
夢が詰まってたね。子供時代。
少女漫画の罠ね。
でもだからこそ、外国人彼氏だと
どっぷりロマンティックを実行できるよね?
クララ
ロマンティックに憧れてね。
しかも待つんじゃなくて取りにいってるから自ずと。
ハイジ
ソウルに漢江っていう大きな川があって
そこはソウル市民の憩いの場でもあり
デートスポットでもあるのね。
最初の韓国彼と付き合う前
夜、その漢江でふたりで話してるときに
「どこに行きたい?映画みる?何して遊ぼうか?」
て彼に聞かれ、
この「漢江で夜デートする」というのが
韓流ドラマみたいな憧れの状況だから、
もう舞い上がっちゃって、空の星を指しながら
「わたし、あの星が欲しい♡」
て言ったら、彼はちゃんと星を掴もうとしてくれて。
「ああ!取れない。
宇宙に行くにはまだ何億円もかかるからもっと先だね」
て、ちゃんとのってくれたの。
このわたしのロマンティック茶番に。
クララ

彼、優しい!そしてやっぱり
ロマンティック自分で取りにいってる!笑
ハイジ
何やってんだ。ばかだなと呆れられると思うけど、
人生にそういう瞬間があってよかったなと思う。
日本では魔法にかかれないから、
節々にあるロマンティックで幸せをもらってる!
すごく満たされてます。心が。
クララ
そのロマンティックのバランスが
外国人彼氏だとぴったりはまるんだろうね。
自分は中にちゃんといるんだけど、
幽体離脱してる自分がいてどこか冷静というか
第3の自分がいるから楽しめる。
ハイジ
海外のリアルな文化や暮らしぶりを
間近で体験できることもおもしろいし。
好奇心おう盛だから、ひとつひとつが新鮮。
クララ
わかる。フランス彼の実家にいったときも、
クリスマスは家族みんなで過ごして
ずーっと一緒に家で食事をして、
ずーっとみんなでゲームしたり話したりして遊ぶの。
そういう他の国の文化や習慣、
自分の知らない引き出しがあるということ。
ふとした瞬間に出てくる引き出しを開けることが好き。
ハイジ
知らない引き出しを開けるのはわくわくするね。
好奇心が満たされて、ロマンティックもあって
適度な距離があるから、仕事に打ち込める。
自分が好きなことに打ち込んでいるから、
心のバランスがうまくとれて付き合えてる。
クララ
日本人の彼だと執着してしまうというか…
同じ日本人だからこそ、分かってもらえて当然。
なんでわかってくれないの?!
てなってしまいがち。
ハイジ
わかる!!!!
まさしく、今までそれで失敗してきた。
違う人間なんだから、わからなくて当然なのにね。
あとやっぱり外国人彼はマメな気がする。
LINEがいつまでも未読とか概読スルーもないし、
むしろ毎朝モーニングコールしてくれるくらいのマメさ。
クララ
自分の人生に置ける恋愛の占める割合が
わたしたちが付き合ってきた日本人彼は
少なかったのかもね。
仕事だと上手く相手を立てることができるのに
恋愛になると相手に平等を求めてしまうから、
相手もしんどかったろうね。
ハイジ
今こんなにフラットで楽な心境で
仕事が楽しくて恋愛ができていて、
これはますます結婚願望なくなるな。笑

つづく

第3回 これからのわたし