もくじ
第1回「怖い」よりも「美しい」お化け屋敷 2017-11-07-Tue
第2回お化け屋敷って、アートだ! 2017-11-07-Tue
第3回今から行けるオススメのお化け屋敷 2017-11-07-Tue

川崎生まれ、東京とニュージャージー育ち。会社員とフリーランスを毎日いったりきたりしながら、PRと企画と編集とライティングのおしごとをしています。

私の好きなもの</br>お化け屋敷

私の好きなもの
お化け屋敷

第2回 お化け屋敷って、アートだ!

そもそも、わたしは3年前まで、怖いし、びっくりするし、
「お化け屋敷」って苦手でした。
それでも、遊園地や何かのイベントであれば、
怖いもの見たさで行っちゃう、でも行ってから後悔する、
そのくらいの距離感。

でも、あるとき、たまたテレビであるお化け屋敷プロデューサーの人を見て、
練りに練られたストーリーや登場人物の設定、
ひとつひとつの装飾、驚かし方のバリエーションを知りました。

その後、すぐにそのお化け屋敷プロデューサーが作ったお化け屋敷に行き、
ひとつひとつ細部まで見て、
「あっ、お化け屋敷って、アートだな」ということに気がついてからは、
その魅力にどっぷり。

3年前の自分が見たら信じられないくらい、
わざわざ時間とお金をかけて、
日本全国のお化け屋敷をまわるようになったのです。

わたしのお化け屋敷の楽しみ方は、
人から見ると(おそらく)変わっていて、
ひとつひとつの装飾を見てまわります。
大道具も、小物も、人形も、そのひとつひとつには、すべて理由があって、
それをストーリーと照らし合わせながら、
読み解いていくのがとても楽しいのです。

叫び声や驚いた声以外に、お化け屋敷で人が発する言葉のナンバーワンは、
「ごめんなさい」と言われています。
でも、わたしは「すごーい!」「きれいー!」「すてきー!」と、
ちょっとちがう反応。

驚かす側も、驚いてくれたり怖がってくれたりした方がやりがいを感じて、
テンションも上がってくるらしいのですが、
わたしは怖がらずに、むしろ近づいてお化けを細部まで見ようとするので、
少しやりにくいと思います。
ごめんなさい。

「お化け屋敷ってアートだ」と気づいてから、
苦手なものが大好きなものになる。世界が変わる。
好きのきっかけって、本当にささいなことなんだなと思います。

第3回 今から行けるオススメのお化け屋敷