ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

脳どうなってんの。

今週はなにも失くしていません、たぶん。
どうもこんにちは。ゆーないとでございます。
なめらかとたどたどしさの間にいる3歳児。
保育園では、
「まるちゃん、かえります。まるちゃん、さようなら」
と言われて見送られるのがお約束なんだけど、
たぶん見送られる方は
「さようなら」だけ言えばいいところ、
棒読みで、
「まるちゃんかえります、まるちゃんさようなら」
って言っちゃうのは基本。
じゃあきみはだれなんだいと、毎日ツッコミたくなるよ。
先生も特に訂正しないので、
何が正解かはわからないのだけど、
たぶん「さようなら」だけでいいはず。
先週からは、
「まるちゃんかえりません。でへへ」
って言うように・・・。
言いながらも帰るんですけどね。
応用するわねー、あなた。
そういえば、これも保育園でやってるんだけど
ごはんを食べるときに
「ごいっしょに、いただきます」
と言って食べ始めるところを、
「ごいっしょに、アンパンマン」
とか、
「ごいっしょに、カンガルー」
とか、
「ごいっしょに、ぜんぶ」
とか、色々替えることがあるんだけど、
その感じで、反対語も混ぜてくるように
なったんだよねぇ。
あきらかに、ネクストステップじゃないかしら。

この間も仕事から帰ってきた父さんが
「お父さんさみしかったよー」
と言うと、
「まるちゃんね、さみしくなかったよー」
と言う。
そう言われると、
「オイッ!」
とツッコミがくる。
「オイッ!」
と言われると、ガハハハとよろこぶ。
言われたいみたいから、ボケてるみたいな感じ。
あと、
「えっ!?」って顔をすると、
とってもよろこぶんだけど、子どもって
みんなそうなのかしら。
自分で言うのもあれですけど、
わが家は夫婦そろって、顔芸レベルが高めというか、
顔芸が過剰なので、
子がやっていることに対して、
顔でレスポンスをすると、ゲラッゲラよろこぶ。
顔芸としてではなく、日常的にふつうに、
「え?」って顔をするとよろこんだりね。
なんでかなー。
単純に自分がしたアクションに対して、
なにかが返ってくるってことがうれしいのかな。

ま、とにかく、全部を反対に言うこととかが
できるようになってきたんだね。
それだけ色々なことが蓄積されてきたんだなぁ。
脳ってば、どうなってんだろ。

無意識(=ノーボケ)でふつうにまちがえてるのも
おもしろい。オザケン風の「いぬのおまわりさん」につづき、
「なまえにきいてもわからない
おうちにきいてもわからない」
と歌うのが、地味におかしい。
困った顔した、「なまえ」と「おうち」の顔が浮かぶぜ。

かと思えば、突然
「さてと」とか言うの。
タイミングとか、けっこう合ってたりして。
ぜったい親か先生のマネだよね。
言うかもなー。「さてと」。
あとね、
「いやいや、こっちのセリフだよ」
と言うと
「ちがうよ〜こっちのセリフだよ〜」
って言うんですよ。
はじめはそれで終わりだったんだけど、
最近は言った後に
「こっちのセリフってなに?ママ」
って言うの。
これもすごくないですか。
「こっちのセリフ」と「だよ」が
別のものということがわかっているということじゃない?
あと、意味はぜんぜんわかってないということが、
わかった。
あー、脳どないなってんの!おもしろい。

#ホテルカワシマ、3歳でもたのしめました。
というか、一番エンジョイしていたのは、
彼女かもしれない。
走ってバスタブに向かう彼女。

絵もますますおじょうずになられて。

成長って、さみしいから、
もっとじっくりゆっくりでいいんだけど、
目の前でこんなにもグングン進んでいくのを見ると
じつに気持ちのいいものですなぁ。

さ、今週もがんばりましょうねー。

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