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アーカイブ 2015/01/11
 
レシピその236
焼きスズキのブロッコリーソース〜2つの贈り物〜


昨年中はご愛読をありがとうございました。
今年も引き続き、よろしくお願いいたします。

この原稿を書いている1月6日は、
エピファニア(EPIFANIA)という祝日です。
レシピその82でご紹介したことがありましたね。
こちらの子どもたちは
クリスマスにも、エピファニアにも、
プレゼントをもらえます。
私は子どもではありませんが、
今期は、2回プレゼントをもらいました。

まず、クリスマスのプレゼント。
「一緒に行きたいところがある」と夫。
そこは、シチリア島エトナ火山の
麓街サンタ・アルフィオにある
「アートレジデンス」とその家族を訪問する旅行でした。
このレジデンスは夫が
去年10月にアート制作をするイベントに
招請されたところです。

「この体験と感動をお前にも見せたいと
10月から思っていた。」
「目的を持たないバカンスを一緒に過ごしたい。」
夫からのこんな台詞は、
なんと結婚以来初めてです。
台詞もこの「想い」も
私にとっては人生最高のプレゼントでした。
4日間という短いバカンスでしたが、
目的なし、子どもなし、ワンなし、
本当にふたりだけでそこの家族と過ごしました。
これは本当に素敵なクリスマスプレゼントでした。

そして、ふたつ目のプレゼントは、
昨日、日本から帰国した知人が持って来てくれた
ご実家の杵でついた丸餅と豆餅。
何人の手で丸めたのだろう。
さらに手作りの甘酒や日本のお菓子など
凄い分量と重さでした。
荷物の中に私達へのプレゼントを
こんなに入れてきてくれた彼女の「想い」。
これは私に計り知れない教えと
慈愛を与えてくれました。
なんとも幸せなスタートを切ることができる
2015年です。

さて、今回、ご紹介するレシピは焼き魚です。
普段の焼き魚の趣向をかえてたのしみましょう。
レシピその98でご紹介したパンザネッラ
(トスカーナ地方のパン入りサラダ)を添えました。

焼きスズキの
ブロッコリーソース


■材料(2〜4人分)

・焼き魚の材料
スズキ:1尾
ブロッコリーとカリフラワー(付け野菜用とソース用):適量
レモン汁:半分
エキストラバージンオリーブオイル:適量

・パンザネッラの材料
セロリ、トマト、キュウリ、紫タマネギ、パプリカ:適量
硬くなったパン:適量
ローズマリーノ:適量




■作り方

(1)3枚におろしたスズキを4切れにして、
塩を少々ふっておく。




(2)スズキの骨などで魚のブイヨンをとる。




(3)ゆでたブロッコリーの一部に
(2)のブイヨンとレモン汁を少々を入れ、
バーミキサーにかけてソースを作る。
ソースを皿に盛る。
パンザネッラを作って皿に盛る。
※パンザネッラの作り方はレシピその98をご参照ください。




(4)スズキは皮がついたほうにローズマリーをのせて
フライパンで両面焼く。
焼き上がったら、皿に盛りつける。




(5)エキストラバージンオリーブオイルをかけて、
はい、出来上がりです!
ちょっとお洒落なスズキ焼きをお楽しみくださいね。
BUON APPETITO!




おまけです。


▲エピファニアが来て、クリスマスも終わりを告げます。
 はい、お片づけです。

 
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