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1時間ほどの試着を終えた、うにさん。 きょうは本気でお買い物をと思っています。 彼女が選んだものは、いったい、何? |





























「なぜうにちゃんに
ラ・ペルラを
勧めたかっていうとネ」
ラ・ペルラを
勧めたかっていうとネ」
生まれてはじめてファーストクラスに乗ったのが25歳くらいの頃。乗ってくるはずの乗客を乗せたニューデリーからの便が遅れて、結局、ボクともう一人だけがジャンボジェットに載るはめになった太平洋横断便。せっかくだから、ファーストクラスにおこしなさいよ‥‥、と。宝くじがあたったみたいな初体験。もう驚きの体験で、いつかファーストクラスに乗れる人になってやろうと思って一生懸命がんばったの。
そして夢は叶うのネ。最初はタップリためたマイルを使ったアップグレードで。でもそのうち、自分のお金でファーストクラスに乗れるようになってくる。ファーストクラスってね、エレガントなの。自分が自分らしくいられる空の空間。ただ、いつもファーストクラスに乗れるほどスゴいお金持ちになれたわけじゃない。それにファーストクラスの席数は限られていて、リクエストを入れても乗れないこともよくあった。でもネ。ファーストクラスに乗ったことのある人は、ファーストクラスのふるまいができるようになるのよネ。傍若無人ってわけじゃないわ。自分らしくしずかに空の移動をたのしむコトができる余裕ができるの。ラ・ペルラってね、ファーストクラス。だからまず体験だけでもしてもらいたかったの。試着ってステキなシステム。それを目指して一生懸命がんばるか、それともそれはタダの夢って思うかどうかは、うにちゃん次第。そう思ったの。






「大人のブランドを買う年齢」
「大人のブランド」っていうのがあるわけじゃないの。ある人にとっては、大人のブランドって思うモノも、別の人にとってはあんなの子供のブランドだよ。あるいは、年寄り臭いブランドだよね‥‥、っていうコトになったりするの。自分が昨日よりもちょっとだけ大人になったなぁ‥‥、って思うトキってあるでしょう。そのとき、頭に思い浮かぶの。あぁ、あのブランドがもしかしたら似合う自分になったかも‥‥、って。そしてそれに会いに行くの。いつもはよそよそしかったブランドが「買ってもいいよ」って、微笑んでくれるのよね。それが「大人のブランドの買い時」なのネ。ちょっとだけ大人になったって思うのに、頭に何も思い浮かばなかったら悔しいじゃない。だからいつも準備をするの。伊勢丹の売り場を歩いて、大人の目印をいつも探して回っていれば、大人の準備ができるのよ。









































































「ショーツについて思うこと」
ショーツって本当に必要なモノなのかしら‥‥、ってときおり思うの。スカートの下がすっぽんぽんじゃ困るからって事情もあるわネ。でもジーンズやパンツのときには、穿かなくっても困らない。汚さないように穿くんじゃないの‥‥?っていう後ろ向きな理由はなしよ。オトコの人の下着なんて、つい最近まで必要すら感じられなかったくらいだし、オッパイと暴れ者に居心地のいい場所を与えようというブラがもってる積極的な存在理由はないわけよ。でもネ‥‥。だとしたら‥‥。必要ではない、無駄なモノの中にこそ、贅沢だったり文化は宿るの。今回見せてもらった舶来下着のショーツのキレイでうつくしいコト。まさに文化って思ったわ。


















