ヒット一本が、
どれだけうれしいか。

イチロー選手が、言葉で、人の心を打ち抜いた!

212人のファンの熱気の中、イチローさんにインタビュー。
バットもグラブも持っていない状態で、言葉だけで、
野球の選手が、その場の人たちの心を、打ち抜いたと思う。

とにかく、言わんとすることを、できるだけ
正しく伝えようという意志が、すばらしかった。
いつも、自分の「足らなさ」に目が行ってしまうという、
ある意味では不幸とも言える、厳しい視線。
あの視線が、イチローさんを、育ててきたんだろうなぁ。

テレビのためにおこなわれたインタビューですが、
BSデジタル放送5局のご厚意により、イチローさんとの
会話の一部を、「ほぼ日」でも、おすそわけいたします。

なお、3月30日に発売のイチローさんへのインタビュー本、
『キャッチボール ICHIRO meets you』(ぴあ)には、
このときの会話のすべてが掲載されていますから、
興味のある人は、そちらを、たのしんでみてくださいね。

第1回 パンツは、ブリーフですか?

糸井 事前に、この機会に合わせて
募集したボーダフォンの携帯メールの企画を通して、
イチローさんには、
いろいろな質問を、いただいています。
たとえば……
「パンツはブリーフですか?
 トランクスですか?」
とか。
イチロー (笑)その質問、ほんとに来たんですか?
糸井 ……ウソです。
イチロー (笑)もう。イトイさん、
勝手にやっちゃいますからねぇ。
糸井 ごめんなさい。
ところで、ほんとはどっちですか?
ブリーフ? トランクス?
イチロー (笑)……最近は、
ま、なんていうんでしょうか、ボクサー型?
糸井 あぁ、そういうの、ありますね。
イチロー 四〜五年ぐらい前から、それです。
それまでのぼくは、
ブカブカのジーンズを履いていたでしょう?
あのときは、トランクスでした。
糸井 トランクスって、
隙間ができちゃうじゃないですか。
イチロー いや、あれがけっこう気持ちいいんです。
糸井 (笑)いいんですか。
イチロー 風通しがいいでしょう?
糸井 ええ……って、
この発言が参考になる人は、
あんまりいないと思いますけど(笑)。
イチロー 最近、こういうジーンズ履くと、
どうしてもトランクスはかさばっちゃうんで。
そうでしょう?
糸井 「そうでしょう?」って、
実感は、わからないけど……

ええ、まあそうです(笑)。
イチロー (笑)
糸井 じゃ、あらためて、質問に入りますね。
イチロー どうぞ。
  (明日に、つづきます!)

 
  ページの始めへ 次の回へ


第2回 「すごい人」ってなんですか?
第3回 自分を見失ってしまったとき。
第4回 スランプから抜け出すためには。
第5回 世間の人の評価を求めてしまったら。
第6回 どんなに頑張っても、先はないんです。
第7回 ほんとうの進化。
第8回 凡打のときにこそ、発見がある。
第9回 こんなにつらいのは自分だけか。
第10回 一本のヒットが、どんなにうれしいか。

このページへの激励や感想などは、
メールの表題に「イチロー対談」と書いて、
postman@1101.comに送ってくださいね!

2004-03-22-MON

HOME
ホーム