ハングさんの浮遊する植物 ハングさんの浮遊する植物
まんまるのボールから
にょきっと植物が生えている。
宙に浮いているように見える。
揺れるたびつぎつぎと表情が変わる。
土が見えないので虫もわきづらく、
植物は元気に育っていく。

吊るして飾る植物、
ハングボールの世界へ、ようこそ。
第4回 360度どこからも見える
──
私はもともと植物が好きで、
ハングボールも家でかわいがっているのですが、
やっぱりいいなぁと思います。
ハングさんはご自身で、
改めてハングボールをどう思われますか?
ハング
ぼくも、とってもかわいいと思っています。
この前ふと思い立って、
AIに訊いてみたんですよ。
「ハングボールの魅力ってなんでしょうか」
──
おお、すごいですね!
AI、どういう反応でした?
ハング
「緑のまるい小さな森、浮遊するオブジェ」
みたいなことが書いてありました。
写真
──
合ってる!
ハング
「360度どこからでも、植物が見える」
──
たしかに!
ハング
ぼくもこのハングボールは
「飾って、見て、育てられる」ものである、
ということがポイントだと思っています。
たとえば植物が裏側を向いてたとしても、
ちょっとかわいいですよね。
下から見たとしても、
丸い部分がかわいいと言ってくださる方も多い。
そしてやっぱりハングボールの最大の魅力はおそらく、
この根の部分の丸さなのかなぁと思います。
──
ハングさんは、今後はもう、
もとの植物屋さんには戻らないんですか?
ハングボールいっぽんで、これからも?
ハング
いまはおかげさまでハングボールが人気なので、
これを作って扱うことで手一杯になっています。
でも人生ってわからないので(笑)。
──
たしかにハングボールも、
ご自身の動機だけで研究開発を
はじめられたわけではなく、
人の縁やきっかけがつながって
いまの形になった、という感じですよね。
ハング
そうなんです。
「吊るす植物」の
ひとつのカテゴリーとしてはじめたhangが、
これほど魅力的なのもわからなかったし、
こうしてみなさんにかわいがってもらって、
いまではこれだけを扱う
専門店というスタイルになっています。
これはぜんぜん予想していなかったことなので。
写真
──
ハングボールを制作するときに
気をつけているポイントはなんですか?
ハング
最後に糸で巻くのですが
「糸がほどけないように」ということは
心がけています。
最初の頃「ふんわり仕上げ」に
こだわっていた時期があって(笑)。
──
へぇええ。
ハング
わざとゆるめにして、
フワッとした感じに仕上げていたんです。
そうすると当然、糸がゆるんできてしまう。
せっかく買ってもらったのに、
あとで糸を巻きなおしたり締めたりということを
お客さまにさせるのは嫌なので、
いまはけっこうしっかり固く締めて
巻くようにしています。
もう、それが主流。ゆるくは巻きません(笑)。
──
ワークショップのときも
「固くしっかり」と教えていただきました。
あのワークショップはたのしかったので、
もっとやってほしいです。
ハング
ワークショップもお客さんから
「したらいいのに」という声があって
はじめたことでした。
じつはぼく、板づけのワークショップは
ずっとやってたんです。
──
板づけ‥‥ビカクシダの。
ハング
そうです。ビカクシダ、いわゆるコウモリランを
板にくっつけるワークショップ。
だからワークショップをすること自体は
そんなに抵抗はありませんでした。
いろんな方に背中を押されるかたちで
はじめたことばかりです。
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──
植物って、
ハングさんにとってどういう存在でしょうか。
ものすごく長いおつきあいだと思いますが。
ハング
そうですね‥‥やっぱりね、
自然界の植物を含めて、
身のまわりに植物がないと、
人生が物足りないなぁと思います。
──
じつは、取材に来た私たちは
「植物大好き」チームなんです。
ハング
はい、いらっしゃる前に
いろいろとネットで拝見しました(笑)。
すごく植物好きなんだなとわかって、
うれしかったです。
──
植物、ほんとにずーっと眺めていられるんです。
眺めながら水やりするのが最高です。
ハング
そう、ほんとに、
見ているのがたのしいですね。
鉢で育てる植物も好きだし、
ビカクシダのように板づけで
育てるスタイルもありますし、
ハングボールのように、
吊るして浮遊するような感じのものもあっていい。
みなさんに、いろんな角度から
植物をたのしんでほしいです。
──
「生活のたのしみ展」にはおもに
どんな植物がくるのでしょうか。
ハング
大人気のガジュマルとペペロミアはもちろん行きます。
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──
ペペロミアは私は自宅に2つ、持ってます。
いろんな種類があって、とてもかわいいです。
ハング
夏らしいモンステラも用意しますし、
大きめの植物も連れていこうと思ってます。
きっと迫力ありますよ。
でも、お店の什器の打ち合わせがこれからなので(笑)、
どのくらいの重量のものを持っていけるか‥‥。
──
最終的にどんなお店になるか、たのしみです。
ハングさんが「特に好きだ!」
と思っている植物はありますか?
ハング
いま、自分のなかで推してるのは、
ドラセナのソング・オブ・サイアムと
エピフィラムのアングリガーです。
流通量としては少ないんですけど、
サイアムはたまたま大阪で見つけて
仕入れることができました。
たぶん関東では、そこまで出回ってなさそうで。
あとは、ビカクシダも好きです。
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──
あまり注目してなかったけど、
ドラセナはたくさん種類があって、魅力的ですね。
たのしみ展に、ビカクシダのハングボールも来ますか?
ハング
はい、少しだけになるかもしれませんが、
持っていきますね。
(明日につづきます)
2026-05-21-THU
ハングさんのお店が
生活のたのしみ展にやってきます。
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吊るして飾る植物
「ハングボール」の専門店


生活のたのしみ展

2026年6月1日~7日

新宿西口 三角広場