FIREFIELDS #2
「カミサマのコーヒー庭園」

26日目:「収穫前夜、緊張で眠れないコーヒー。」

 

カミサマ、トップブリーダーも推薦する実を
マイクに見せたところ
尻尾とお尻を同時に振って喜んでました。
(イサム)

カミサマ:
喜んでもらえてよかったー。
パーティーにはあの平らな…
ミルク皿っていうのかな。
あれをもっておいでね、マイク。

そしてあとの7個の実の持ち主も
今日中に全員決めるよー!
たくさんメッセージがあって、
誰にしようか悩むなあ…。

コーヒーの実】の所有者20名
+クリスマスに抽選の20名に。

特製ボトル入り!

コーヒー庭園より、
たっぷりつめこんで、
2本組でお届けします。

 

あのぅ・・・小声でカミサマに質問です。
今みんなで育ててるコーヒー豆、
外は真っ赤で普通のコーヒー豆のフリをしているけれど
中身はキラキラ光ってたりしません?
昨日ネコとこたつで眠ってたら夢にでてきたんです・・・。
昔のカミサマが金のコーヒー
豆もこうやって作ったのかなーなんて。
夢なんて信じちゃってて
恥ずかしいので小声です。
(momo)

カミサマ:
ふふ、"momo"には
【なかをあけてのおたのし実】をあげましょう。
たしかに、みんなコーヒーの木だと思いこんでるけど、
これがなんの木か、まだわからないんだよね。

 

上様・・・じゃなかったカミサマ、
お目通りにかなえて恐悦至極に存知まする。
拙者、マツと申す侍でござる。
「くりすます」が終った後、
コーヒーの木はどうするでござるか?
まさか「ふぁいやぁ」してしまうのではござるまいな??

もし決まっておらんのであれば、
正月の門松として拙宅の門口に飾りたいので
御座候が・・・むむ、やはり無理でござるかな。

(松侍)

カミサマ:
そんなー。春になれば虫や動物たちが
土の中から遊びにくるのに!また実をつけるのに!
カミサマの去ったあとも、
この木はコーヒー庭園にずっと生えてるよ。

だから、まあ、門松は無理なんだけど、
【武士のたしな実】でもあげましょう。

 

カミサマこんにちは
コーヒーの実ほしいです。
でも、他にもほしい人いっぱいいますよね…。
じゃあ、香りだけでもちょっと。
(みん)

カミサマ:
なんだか、そのひかえめなところが
コーヒーの実希望者の中でかえって目を惹きました。
どうぞ、【色々とひかえめの実】おうけとりください。

 

カミサマ。クリスマスツリーの下には、
山のようなプレゼントが相場じゃないですか!
なので、ささやかですが、おいしいコーヒーを飲むための
たっぷりサイズのマグカップをプレゼントしたいな。
それから、たくさんプレゼントがもらえるように
赤い毛糸の靴下もぶら下げておきました。
(かおりん)

こんにちは、はじめましてカミサマ。
最近、僕のご主人は忙しいみたいです。
いつもなら、大好きなコーヒーを片手にいろんな
話をしてくれるのに、栄養ドリンクを飲みながら
机に向かって唸ってばかりいて、相手をしてくれません。
ご主人の眉間のシワがなくなる実ってありませんか?
(からっぽマグカップ)

カミサマ:
からっぽマグカップさびしそう…。
【よくばりの実】【ほっとコーヒーの実】を
それぞれあげるから、コーヒーいれるまで、
もうちょっと根本で待っててね。

 

えーと、税務署のものですがあ、
どなたか、いらっしゃいませんか?
え、カミサマ?姓は?名前は?世帯主なの?
年末調整の時期だから、お邪魔したんですがね、
いや、無粋かとは思いますが、
ちょっと税金払ってもらえませんかね、

ええ、地価税なんですが、微々たるものですよ。
金額は。今頂ければ、もう来年まで来ませんですぜ。
隣の空き地の、丸っこくて白いあれ、
いけものくんっていったけ?は
昨日払ってくれたんですけどねえ。
なに?手持ちがない、…困りましたねえ。
ここ、なにやってるんですか?
庭園ですか、ああ、木の実育ててるんですか。
あ、木の実がなってるじゃありませんか。
じゃあ、現物支給で手を打ちましょう。
(カノウ)

カミサマ:
うーううう。…税務署なんて作った覚えはないのに。
カミサマといえども、ひとのつくった
税金とかそういうのには逆らえないよ…。
この 【袖の下から実】でどうか融通、きかせてください。

 

こんにちは、カミサマ。
あのね、今日散歩してたらコーヒーの木があってね
いや、それはいつでもあるんだけどさ
その木になっている実のうちの一つ
そうそう、そのはじっこのやつ
そいつがボクににっこりと笑ったんだよ
嘘じゃないよ、まじで

そしたらボクは
そいつがその小さな実の中に
沢山の物語を持っているのが見えたんだ
どうやらボクはあのこに惚れちゃったみたいだ
だからカミサマ、お嬢さんをボクに下さい
お願いします!

お嬢さんを頂いた暁には彼女の中にあった物語。
クリスマスまでに書いてボクから
カミサマのプレゼントにさせて貰います、
いやでも押しつけます。
(シキ)

カミサマ:
ふふー面白そうな取引。いいですよ。
【物語の生まれる実】…この15歳の少年にあげましょう。
クリスマスまでに1編の物語を書く約束。
なにか傑作が生まれるといいな…。

 

あらあら。
あの小さなお豆がこんなに立派なコーヒーになって!
ほんとに、まぁ。

でも、クリスマスにはパーティがあるんでしょう?
大丈夫かしら。あんなに小さかったお豆ですもの、
きっと緊張してるに決まってるわ。

あぁ、カミサマ。
どうかステージに上がるこの子の背中を
ポンッて軽く押してやってください。
きっと、うまくやれるから。
(ママもぐらのユガ)

カミサマ:
わあ、8日目にはげましてくれたママもぐらだー!
おかげさまで、この子もこんなにおおきくなりました。
たくさんの実の持ち主もいま全員決まって、
とうとう明日は収穫の日なの!でも、そうだよね。
こないだまでちいさな一粒だったんだもの。

今夜は緊張で眠れないかな…、おやすみなさい。
明日はカミサマ、押しすぎないように、ポンッてするよ。

→いままでコーヒー庭園にうまれたものと所有者の一覧表


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