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「'99国際つり博」に行ってきた
“国際つり博”って知ってますか。
東京モーターショーとかって毎年やりますよね。
あと、コンピュータ系では、2月18〜20日に
「MACWORLD Expo/Tokyo 1999」が幕張でありますね。
“国際つり博”ってのは、そういった博覧会の
釣り版のことです。そういうイベントがあるんです。
釣り業界のメーカー、商社、出版社などが
ごそっと集まって、自慢の製品を展示したり、
各メーカーの契約プロ(釣りのプロ)が
製品のデモンストレーションをしたりするわけです。
釣りファンにとっては、たまらんイベントらしいです。
その“国際つり博”、今年は1月29〜31日に
東京有明の東京ビッグサイトで開催されました。
ここ数年“釣りブーム”と言われてます。
不況になると釣りブームがくる、とかね。
そこらへんの関係は、よくわかりません。
で、国際つり博、去年の入場者数は約6万5000人、
今年は約6万3000人だったそうです。
数字はともかく、会場に入ると、けっこうな賑わいで、
金曜夜の街の雑踏という感じ。人をよけて歩きましたよ。
私(金澤セイヒロー)は、去年まで釣り雑誌の出版社に
勤めていたくらいの釣り好きで、今も、
「Basser(バサー)」というブラックバス釣り雑誌で、
記事をほんの少し担当させてもらってます。
その記事の撮影があって、国際つり博に行ってきました。
上の写真はバスプロの吉田幸二さんが、バス釣りセミナーを
しているところです。人だかりができてますね。
吉田さんは、日本のバスプロの草分け的存在で、
今はブラックバス釣りのトーナメント団体を運営してます。
去年の秋に、国内のトッププロが参戦するトーナメントが
霞ヶ浦であって、そこで優勝するほどの腕をもってます。
なので、吉田さんのセミナーがはじまると、
けっこう人が集まってくるんですよ。
「午前中はぜんぜんダメだったんだよ、しゃべりが。
なんてーの、知らない人の前でしゃべるってのがどうもね。
でさぁ、昼飯んときビール2杯飲んだんだよ、
だから午後は調子よかっただろ」。
霞ヶ浦の強面バス釣りオヤジも、実は人見知りです。
吉田さん曰く、今年は女性の来場者が目立ったそうです。
でも、ほとんどがカップルですよね?
「まーそうなんだけどさ。それがさ、
女の子2人組ってのが“一緒に写真撮っていいですか!”
ってきてさ、オレが真ん中になって撮ったんだよ。
そしたらヒジにあたってきてさ、
オジサンどうしようかと思ったよ(笑)」。
こういう人ですが、霞ヶ浦でゴミ拾いしてる吉田さんを
見かけたら、声をかけてみてください。

まるで水族館やね |

「そう簡単に釣られるかってーの」 |
こんな巨大な水槽を展示するところもあります。
なかには、たくさんのブラックバスが!
こういうのは、見ていてあきません。魚好きですから。
で、アメリカ人のバスプロが水槽の上に立って、
マイクでしゃべりながらデモンストレーションしてました。
仕掛けを投げるのもうまくて、ちょうど魚の前に
ルアーが泳ぐようにしてて、テクはさすが。
釣れる瞬間を見ようと、人がすごい集まってます。
街頭テレビで力道山の試合やってるシーンみたいだな。
でも、魚は食い気がないらしく、ルアーに反応しません。
そしたら、アメリカ人が
「おー、今日はおうちに帰ったほうがよさそうだな、
ハハハハハ」なんて言ってました。なんだよ、それ。
上は、つい撮ってしまいました。
みなさん、つり博と聞いてどんなイメージもつか
知りませんが、けっこう華やかですぜ。
さすがにカメラ小僧はいません、ってオレはどうなんだ。
おっ、ルパン三世のクルマか!?
ちゃう、ちゃう。
つり博の会場にクルマを持ち込んだのは、さすがに
ここだけでしょう。オイラが去年までいた古巣です。
「つり人社」という釣り雑誌専門の出版社ですね。
クルマの名前は“モーガン”というらしいです。
なんでも3月下旬に創刊される新雑誌「Mr.LOGAN」
(ミスター・ローガン)のデモンストレーションとしての
展示だそうです。たしかにインパクトはある。
創刊準備号によると「Mr.LOGAN」は、老眼ときて、
ローガン力(老人力?)ときて、“モーガン”ときてます。
なんのことかと言いますと、つまり、
「カッコいいオヤジたちの釣り雑誌」
「目指そう、釣り人の大往生」ってことで、
ビギナーからベテランまで楽しめる、
50歳をすぎたオヤジたちの釣り雑誌になるわけですね。
高齢化社会がやってくるなんていわれてますけど、
「なにが延命治療じゃ、酒もタバコもオッケーだぜ」
「オレたちゃ釣り竿握ったまま往生してやるぜ!」
ってな釣りオヤジたちの心意気を感じました。
昭和21年から続く50年をこえる伝統をまもりながらも、
「つり人」は今年に入ってリニューアルしたし、
3月下旬には「Mr.LOGAN」が創刊されるように、
新しいことにチャレンジしているわけですね。
父さんが釣りをするという方、おすすめですぜ。
あっ、齋藤海仁さんだ!
「ほぼ日」に釣りの記事をくれる筆者の方です。
つり博最終日は、撤収作業がたいへんなんですね。
「金ちゃん、釣りいこうよ」
そうっスね、行きましょ、行きましょ。
つり博は、釣欲をかきたてます。
去年の秋からずっとごぶさたのブラックバス釣りに
すごく行きたくなったところで、レポートをおわります。
ごきげんよう。
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“おまけ”のお知らせ
つり博でカタログを何冊がゲットしてきました。
もし興味おもちの方には、おゆずりしますぜ。
1番 ダイワ精工 1名
(あの反町隆史さんが表紙です)
2番 メガバス 1名
(ここのルアーにはプレミアムがつくらしい)
3番 マミヤ・OP 1名
(バスプロ河辺裕和さんが登場してます)
4番 ティムコ・ルアーフィッシング 1名
(バスプロ沢村幸弘さんが登場してます)
5番 ティムコ・フライフィッシング、ORVIS 1名
(フライフィッシングに興味ある人用です)
6番 東レ 1名
(釣り糸について知りたい人におすすめ)
「○番のカタログ欲しい」と書いて
メールで応募してください。宅配便で送りますので、
住所、氏名、電話番号、年齢も忘れずに書いてください。
数は少ないです。応募がなければ僕のものになります。
あて先は sakana@1101.com です。
締め切りは2月11日(水)の深夜24時にしましょう。
こんどはホントにごきげんよう。
応募は終了しています。ご注意ください。
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