宇宙鳥フェザード・シジュ 宇宙鳥フェザード・シジュ

フェザード・シジュとは、
WEBサイトほぼ日刊イトイ新聞で
見習い勤務をしている宇宙の鳥。
フェザード・シジュの鳥生相談
100のバードハウス
フェザード・シジュの銀河新年
などの企画を担当するかたわら、
得意のテルミン演奏を
「ザ・ぷー」や「レ・ロマネスク」のライブで披露するなど、
受けとめる側の焦点が定まらない
勝手気ままな活動が特徴。口ぐせは「ジュ」。
2017年秋、一時行方不明に
その後ふたたび「ほぼ日」に勤務し、
いまは元気にすごしています。

よろしくだジュ〜!

フェザード・シジュのお元気だジュか?

みなさん、こんにちは。
ほぼ日の見習い鳥、シジュだジュよ。
夏が来ただジュなー。
いまシジュがどこにいるか、わかりますか?
創業100周年の出版社、
文藝春秋におじゃましているんだジュ!

文藝春秋といえば言うまでもない。
「文藝春秋」「週刊文春」
「オール讀物」「文學界」など
数多くの名雑誌、書籍を発行、
菊池寛さんを創業者とする歴史ある出版社だジュ。
シジュも出版界(ほぼ日)に身を置くものとして、
いちどは文藝春秋社さんと
お仕事をしておきたいものだジュよ。

でもだいじょうぶ。
シジュは、じつは、すでに
文春文庫さんに1冊、
本を出してもらってるんだジュよ。

『「ない仕事」の作り方』
文庫『「ない仕事」の作り方』に、
シジュが登場しているページがあるんだジュ。

そしてこのたび、
文春文庫さんのラインナップに
シジュが2度めの登場をする
ということをうかがいました。
このシジュを、2回も本に載せてくれるなんて、
いったいどういう趣向?!?! と、
こうしてバタバタと
紀尾井町まで飛んできたというわけだジュ。

飛んできたはいいものの、やっぱり
出版社のみなさんは言論人だジュよ。
宇宙おのぼりのシジュは
緊張してしまうだジュ。
だから前夜ちょっと勉強していきました。
おもに菊池寛先生について、調べていきました。
そして菊池寛先生と芥川龍之介先生の
友情について知りました。
「芥川賞」は龍之介さんの業績を記念して
創設した賞なんだジュな。
シジュは子どもの頃に
「杜子春」と「鼻」を読んで以来、
龍之介さんが好きです。
あと「地獄変」も好きです。

入口でうろうろしていたら、さっそく文藝春秋の方がスマホで撮影を。この方はなんとあの、松本清張先生の担当編集者だった田中光子さんだジュよ!

社屋近くでウロウロしていると、
さしてなんの説明もしないにもかかわらず、
「あ、なんかキャラ来てる」と、
みなさんが携帯カメラで撮ってくださるのです。
さすがメディアの方々だジュ!

さぁ、あこがれの文藝春秋さんに潜入してみよう!
受付です。写ってないけどこの右側で警備の方が見守ってくださってます。

受付には最新刊が並んでいるんだジュな。
ここで本日の訪問先である、
文藝春秋とみうらじゅん事務所と兼業で働く
編集者の臼井さんを
シジュはじっと待つだジュ。

担当の臼井さんがシジュを迎えに来てくれただジュ。

臼井さんは、シジュのことを
ふたたび本に入れてくれた
張本人なんだジュよ。

臼井さん
「シジュちゃん、文藝春秋へようこそ。
せっかくだから、
創業者の菊池寛さんに会っていきますか?」

え‥‥会えるの?

臼井さん
「そこのサロンにいらっしゃいますよ」

寛さんがいるというサロンに来ただジュ。
あっ!

あなたさまが‥‥、
文藝春秋創業者、菊池寛さんですか。

「寛さんとおんなじポーズしてみて」というリクエストにこたえたつもりがぜんぜんでした。

菊池寛さんといえば、
1923年、最初に発行した雑誌「文藝春秋」が
たった3日で完売したんだジュよな。
シジュも売れる本を作ってみたいだジュ。
どうやったらミリオンセラーを作れるだジュか?

悩みを打ちあけるシジュ。

像になった寛さんは、
なかなか答えをくれません。
くるりと振り返り、
シジュが文庫版に載せてもらったヒット作
『「ない仕事」の作り方』の
編集をした臼井さんに
同じ質問をしてみただジュ。

臼井さん
「売れる本のコツですか‥‥私はあまり
売れる本を作っていない気がしますが、
たしかに、みうらじゅんさんの
『「ない仕事」の作り方』は
本屋大賞の「超発掘本!」にも選ばれて
私が担当したなかで最大のヒットでした。
みうらさんの本は、たいてい
本屋さんで芸能やサブカルの棚に
置かれるんです。
でもあの本は意識して
ビジネス書の棚に置かれるようにしてみました。
するとみなさんに
『もしかしてこれは仕事の本なのかも?』と
思っていただけて、
たくさん手に取ってもらえました。
『サブカルに置かれない』
ということが、振り返ってみれば、
コツと言えばコツだったかもしれません。
あまり参考にならない答えでごめんなさい」

ううっ。
臼井さん、それは
シジュにとって参考になりすぎる、
切れ味するどいご意見だジュよ。
「サブカルに置かれない」って、
これまで逃避するしかなかった
高いハードルだジュ。

「サブカルに置かれない」ということは、それ以外の方々にも会えるということだジュよな。

それにしても。
こんなふうなサロンのある出版社って
すごいなぁ。
この昭和なゴージャス感、
打ち合わせがはかどりそうだジュな。

サロンを満喫するだジュ。

おお、あれは
文壇バー!
文壇バー!

寛さんや龍之介さんも、ここでダブルをかたむけただジュか。時代がちがうかな?
宇宙の鳥にもわけへだてなく手を振ってくださるサロンのみなさん。

文壇バーは作家気分がもりあがるだジュな!
シジュはもっと作家気分を
味わいたくなってしまっただジュよ。
たとえばあれだ、カンヅメだ。
鳥もカンヅメにされてみたい。

というわけで、作家のカンヅメ現場に連れていってもらっただジュ。

ここが、カンヅメの現場なの‥‥?

従業員専用って書いてあるけど。

臼井さん
「ここはカンヅメ部屋じゃなくて、
『ラウンジ』と呼ばれている、
以前、社員食堂だったところなんです。
いまは、社食としては使われてなくて、
打ち合わせをしたり、お弁当を食べたり、
作業してもいい場所になってます。
でも、今日はたまたま、ある作家さんが
原稿を書きにいらっしゃっています!」

ええっ。生作家に会えるんだジュか!
文壇バーに誘われるかな、ドキドキ。

あのぅ‥‥おじゃまします、
作家さんですか?

しまおまほさんがいました!

い、い、いきなりの、しまおまほさんです。
「ほぼ日からやってきたシジュです」
という、かなり簡略化した
自己紹介にもかかわらず、
まほさんは原稿執筆の手をとめて、
おしゃべりしてくださいました。

「えっ‥‥しゃべるの?」と、シジュが「話す」ことに、まずはそうとう驚いていた、まほさんなんだジュ。

まほさん、原稿は進んでいるだジュか?

まほさん
「えーっとね、いまは
全体の0.5%くらいだよ」

なんと。
だいじょうぶだジュか? 
それってつまり200分の1じゃん。

まほさん
「そう。まだ最初の15行くらいなの」

15行‥‥! やばくないだジュか?

まほさん
「やばい」

おおいなる旅路の、入口に立った
ばかりなんだジュな。
でも、なんでも、
入口がだいじって言うもんな。
なんの本を書いているだジュか?

まほさん
「前に出した本の、続編だよ」

2020年に出た
『スーベニア』の続編だジュな!
あの、恋のおはなし。

これが『スーベニア』です。

新たな作品の200分の1地点に立っている
まほさんだジュけれども、
ここで編集者さんの視線を感じながら
追い立てられるってことは大事だジュよな。
シジュは最近やる気が出ないし、
追い立てられもせずで、
なんだかダラダラしているだジュよ。
でも、まほさんががんばっている‥‥いや、
がんばろうとしている‥‥

まほさん
「うん、がんばろうとしているだけだよ」

がんばろうとしているお姿を見て、
なんだかエンジンかかってきただジュよ。
要はやる気のもんだいだジュ。

まほさん
「シジュちゃん、がんばって。
私もがんばるよ」

まほさんに声援をもらうシジュだジュ。

忙しいまほさんを
これ以上邪魔しちゃいけないということで、
ラウンジをあとにしました。
まほさんは終始、
「やばい、シジュちゃんやばい」と
おっしゃっていました。
そうだよ、シジュのこのやばさ、
生で対面しないとわかんないだジュよな。
このページをごらんのみなさんも、近々、
生で会ってみるといいよ。

そしてついに、今回の真なる訪問先、
文春文庫編集部さんに向かうだジュ。

文春文庫の編集部のみなさんだジュ。

(こわごわ入室)
どうも‥‥しつれいいたします、
わたくしは、このたび、
ほぼ日という会社からやってきました
シジュともうします。
シジュは、文庫に記事が入ると聞いて、
今日はゲラチェックにやってきたんだジュよ。

文春文庫のみなさん
「シジュちゃん、ようこそ。
シジュちゃんが載る本は、
そこの『これから出る本』のリストに
ちゃんと入っているよ」

編集部にはこうして「これから出る本」のカバーが並べられ、みんなでチェックしあうんだジュ。

ほんとうだ。感激です!
シジュが載る本は、
みうらじゅんさんの‥‥。

さんぜんとかがやく、赤い表紙。

シジュが掲載されるのは、
みうらじゅんさん著
『マイ遺品セレクション』なんだジュよ。
この立派な文庫本の後半部分、
30ページ以上にわたり、
シジュがどどどんと登場するんだジュ。

赤ペンを持ってゲラチェックするシジュだジュ。

この『マイ遺品セレクション』は、
みうらさんの「マイ遺品」を
1項目ずつたんのうできるんだジュ。
その遺品項目数、58種類!
「救済せNEVERならない!」
「そこがいいんじゃない!」
の精神で遺ったみうらさんの
おやさしい博物学のなかに、
シジュも入れてもらった気分だジュ。

おもえば人生、100年くらいなんだジュよなー。
ほんとうにあっというま。
生まれて、なんだかんだあって、
最後はさようなら。
いったいなんなんだ、と思うでしょ。

でもだいじょうぶ。
生まれた瞬間から
カウントダウンがはじまっているという事実を
冷静にとらえ、
その道のりをすべて
「遺品あつめ」に費やせば、
みうらじゅんさんのように
すばらしい道を歩めるんだジュ。
また、シジュがもしも
ふたたび宇宙に還ることがあったとしても、
この本が残っているから大丈夫だジュな。

情報が詰まっているのに文庫本だから手軽だジュ。
編集部のみなさんと。

文春文庫編集部のみなさん。
このたびは、みうらさんの本に
シジュを載せてくれてありがとうだジュ。
そして今日いちにち、文藝春秋の
ふところの深さをたっぷり味わうことができ、
たのしかっただジュよ。
さいごにシジュから
ざっくりした質問があります。
‥‥売れる本を作るコツは、なんだジュか?

みなさん
「シジュちゃん、それはね、
私たちも知りたいです(笑)」

(笑)

だジュよな。

「いつの時代も売れる本」なんて
めったにありません。
それより大切なのは、自分たちが
ほんとうに読みたいものが
なんであるかを考えつづけること。
あざやかに売り切った最初の「文藝春秋」、
菊池寛さんのあの編集方針だジュ。
やっぱり要はやる気の問題だジュ。
売れる売れないは、ほんとうは
あとからついてくることなんだジュな。

文春文庫『マイ遺品セレクション』
2022年7月6日から本屋さんにならんでいます。
小さな文庫の誌面にシジュが
デカデカと入っているから、ぜひ見てみてね!

(またね!)

2022-07-08-FRI

フェザード・シジュちゃんの最近の活動

2022年11月
「レ・ぷー」に友情出演。
同僚ともめました。

2022年10月
前橋BOOKFESで
活躍しました。

2022年8月
ゲームの祭典BitSummitを
突撃レポートました。

2022年6月
文藝春秋文庫部さんに
遊びに行きました。

2022年4月20日
いなりずしを作って
お花見に行きました。

2022年1月18日
みうらじゅんさんの展覧会が開催されている、
京都に行ってきました。
じゅんさんにインタビューしました。

2021年8月31日
来年のほぼ日手帳を
どれにするか悩みました。

2021年6月14日
やついいちろうさんに
長年の悩みを打ちあけました。

2021年4月10日
ほぼ日のキッチンで
はりきってクッキングしました。

2021年3月11日
神田にできた「ほぼ日の學校」で
みうらじゅんさんに再会しました。

2019年8月6日
北海道で「お役に」立ってきました。

2019年7月6日
コスモプラネタリウム渋谷に出演します。

2019年1月18日
気仙沼ツアー大海原」に出かけました。

2018年8月10日
「おーたとシジュのコンサート」を開きました。

2018年7月31日(火)
ほぼ日の「みんなで見よう、火星大接近。」に出演しました。

5月26日(土)27日(日)
ザ・ぷーの「ぷ道館」に出演しました。

宇宙に強制送還されて
お休みをいただいておりましたが、
なんとか復帰いたしました。
その顛末はどうぞこちらからごらんください。
2018年4月10日〜15日の期間、復帰を祝って
ほぼ日のTOBICHI2の1階で
シジュちゃんフェアを開催いたしました。


2017年9月3日(日)
「全日本テルミンフェス」
電子楽器テルミンによる音楽フェスに、
テルミン奏者として出演しました。



2017年6月30日(金)
「派手な棚卸し」
レ・ロマネスクさんといっしょに演奏しました。



2017年5月19日(金)
「愛の台南放浪記」
川島小鳥さんのお願いをかなえるため、
台南を旅しました。



シジュちゃんへの依頼は、
お気軽にpostman@1101.comまで
メールでご連絡ください。

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