おさるアイコン ほぼ日の怪談

「伸びる手」

私が中学生の頃の話です。

孤立した席配置でした。

授業中、左肩側から手が伸びてきました。
友人に「なぁに?」と声を掛けると
「何にもしてないよ」と言う友人。
いたずらかなぁ、と、その場をやり過ごし、
休み時間に改めて友人に
「授業中、いたずらしたでしょ?」と聞くと
「何にもしてないってば!」
と真剣な面持ちの友人。

よくよく考えると左肩側から伸びてきた手は
手の甲が上を向いた状態で
小指が顔側にあったことまで
はっきり見えていました。
‥‥ということは伸びていたのは右手!?
そのことに気づき
一人青くなったことを思い出しました。
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