怪・その5

「忘れられない命日」



最近のことです。
夫のお父さんが亡くなりました。

2年近く施設にいて、亡くなる1カ月前には、
いよいよかもしれないと言う連絡が来ていました。

でもそうは言われても、ピンとこなかった私達。
その日もいつも通りスーパーに買い物に行きました。

帰って来て、なんとなく荷物を置くところにおいて、
やれやれと腰を上げたら、

目の前に、見えないけれど、何やら気配があるのです。

えっ? と思いつつ、そんなバカなと、
また玄関にむかい荷物を取りに行きました。

それから9日後、その日は夫の誕生日で、
月曜日なので有休を取り、
二人でお昼ごはんを食べていたら、
義理の弟からメールで、
親父が亡くなりましたと書いてありました。

えっ? と思いつつ、急いでごはんを食べました。
それからは、夫はあちこち電話をしたりで
忙しくなった訳ですが、私は1人、
あの時のあの気配は、
まさかお義父さん? といまだに考えています。

いろいろすったもんだあって、
一時は長男の夫は実家に入れない事もありました。
でも義理の弟とのいさかいも、
義父の施設入りで解消して、
最期は兄弟二人でお義父さんを見送りました
(コロナなのでひっそりと)。

なんか言いたかったのでしょうか? そう思っています。
ちなみに、義母は義理の弟の誕生日に亡くなりました。
忘れられない命日です。
(k)

こわいね!
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2022-08-03-WED