第3回編集長も自分、読者も自分

──
エロをスクラップブックに貼りはじめたのは
いつごろですか?
みうら
最初は上京するまでに
貯めていたものを貼ったので、
それは、19歳です。
でもそれまで怪獣や仏像を貼っていた関係で、
同じような感覚で貼ってしまいました。
なんだか資料写真を集めているんだな、
そんな体裁です。
でも、やっていくうちに気づくことになりました。
「こんなんじゃ、読者は喜ばないだろう」
写真
──
‥‥‥‥読者?
みうら
自分が編集長で、読者です。
ハーフ&ハーフなんです。
こういうことを言うのはなんなんですが、
貼るだけでなく、当時は利用もしてましたから(笑)。
──
はぁ、はい。
みうら
半分編集長、半分読者の作業というのはつまり、
「なんなんだ、なんなんだ」
「俺ってなんだ!」
と、突きつめることになるわけです。
それでは本日の動画をおたのしみください。
ポイント
本日の「エロ編」動画ポイント

□ひとり暮らしは、楽園です。

□エロスクラップは、
 編集長も自分ですが読者も自分です。

□楽園のなかでは、無駄なキャッチコピーを削ろうが
 著作権を無視しようが、関係ありません。

□エロを語る人はたいてい「最終的にはこうなる」
 という展開が好きです。

□年賀状や手紙は、友達に出す分と
 手もとに置いておく分、つねにふたつ作成しましょう。

□エロの源泉は意外なところにあります。

□ネットでたやすく目的のものを見つけられる
 豊かな時代に育ったみなさんは、
 戦後エロ焼け跡」を開拓してきた大人に
 あの人たちは偉かったんだなぁ、
 という視線を
 ときどき送るようにしましょう。

□エロを追求するというのはつまり、
 俺ってなんなんだろう?」ということを
 問い詰めていく作業にほかなりません。

2015-01-21-WED

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