第2回スクラップの変遷

──
みうらさんがスクラップをはじめられたのは、
いつですか?
みうら
小学生の頃です。
そのときから、気がついたら座って貼っている、
いわゆる「座位」。
そんな子どもでした。
最初はエロではなく怪獣でした。
小学4年生までは
怪獣の写真をスクラップしていたんです。
最終的には、買ってもらったものを
ほぼぜんぶつぎこんでスクラップしていました。
写真
──
すごい情熱ですね。
みうら
そこから、いちど仏像を経由して、
最終的にエロを
スクラップするようになっていきます。
──
仏像を。
みうら
小学生の高学年にもなると
土門拳さんと入江泰吉さんの写真の違いについて
バリバリ語るようになって、
友達と話がぜんぜん合わなくなったクチです。
写真
──
それはちょっと、合いませんね。
みうら
でも、親はよろこんでいました。
土門拳さんの写真集は、怪獣の本の何倍も高いのに、
高尚だ、という一点で、平気で買ってくれました。
──
でもそこから、よもやエロを
スクラップするようになるとは‥‥。
それでは本日の動画をおたのしみください。
ポイント
本日の「エロ編」動画ポイント

□子どもの趣味は、高尚なところに
 いったん行ったと見せかけて
 急カーブを切ることがあります。

□後世に残らないものをいかに残していくか、
 そこに情熱を傾けましょう。
 最初の敵は、親の目です。

□本や新聞は読まずに切って貼る、
 スピード感あるパッションを持ちましょう。

□みうらさんの自立は、ご自身でためていたエロが
 自分の直下で焼失したときにはじまり、
 その結果、エロといっしょに
 上京することになりました。
 エロは人生の岐路にいつもいます。

2015-01-20-TUE

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