第27回 平凡な日々に
刺激が欲しいあなたへ。


みなさま、ほぼにちわ!
スパムメールの件名のようなタイトルですが、
今日も100%健全な虫博士です。
本日も、よろしくお願いいたします!

第25回でご登場くださいました、
海野和男さんのホームページ「小諸日記」内で、
「虫博士たち。」をご紹介いただきました。
嬉しい限りです。ありがとうございます!

その海野さんのホームページ経由で、
「ほぼ日」に訪れてくださった虫博士から、
日常から一歩踏み出さないと出会えない、
めずらしい虫のお話しが届きました。

さあ、刺激たっぷりにお送りいたしますよ。
では、どうぞ〜!




アリノスアブ蛹
ヨコヅナサシガメ越冬幼虫


私が虫にはまったキッカケが、
ブログサーフィン中に出会った
海野和男さんの「小諸日記」であります。
海野さんは冬の季節、
ゼフィルスとよばれるチョウたちの卵の写真を
たくさん見せてくださるんですよね。
わずか直径1mm弱。雪の中でですよ。
そしてその種類をすべて見分けていらっしゃる。
その虫たちとの付き合い方に感服して
欠かさず読んでいるうち‥‥虫にどっぷり。
虫だけでなく、虫たちの住まいというか、
自然と深く付き合うのに
とってもよいきっかけをくださった方です。

というわけで、そんな私の、
オススメ虫を2つご紹介したいと思います。

●アリノスアブ蛹

名前から想像を逞しくした後に
下記のブログを見てください!

http://ikkaku2.exblog.jp/3341566/
http://ikkaku2.exblog.jp/3413227/

美しすぎるのであります。
これをぜひ見てみたいのであります。


●ヨコヅナサシガメ越冬幼虫

これは「虫博士たち。」の
今までの流れを見た上で、
強力リコメンドいたします。
ここ数年、温暖化に伴って勢力を拡大している
「横綱刺亀(ヨコヅナサシガメ)」。
生きものブログ界において、
成虫は「なんだこいつ」な虫の代表。
越冬幼虫たちは、冬の観察の定番になりつつある
旬な虫であります。
出会いも簡単にご用意されていて、
春にお花見に行く桜並木に、明日出かけていくだけ。
ここはせっかくなので写真を添付。



このわらわら感、どうですか。
ちなみにこの写真、
「ほぼ日」用に撮りに行ったところ、
3週間前と比べて4匹減っておりました。
あああっ。なんていうことだっ。がむばれっ。

いや〜思い切りカミングアウトさせていただいて、
非常にスッキリいたしました。
(cacho)

cachoさん、
「日曜日の虫博士たち。」へようこそ〜!
早速のご投稿、ありがとうございます!!

それにしても、アリノスアブ蛹!!
名前から想像‥‥できなかったのですが、
調べてみると、
「幼虫の間はアリの巣で過ごすアブ」と知って、
な〜る〜ほ〜ど〜! とその名前にも
合点がいきました。
アブの幼虫といえば、
ハナアブの幼虫をご紹介したことがありましたが、
アブの幼虫って、どうしてこうも、
成虫のアブからは想像もできない、
謎な姿なんでしょう??

わわわわわ、ヨコヅナサシガメ‥‥。
これもまた強烈で凝視できませんでした‥‥。
ところどころある赤い部分は何だろうと
調べてみたところ、
羽化したばかりの成虫は、真っ赤な色で、
時間がたつと黒に変わるとのこと、
完全に黒になっていない部分なんですね。

cachoさん、
これからも、どうぞ遊びにきてくださいね!


さてさて、暦の上では、「立春」です。
冬の間、あまり目にしなかった虫たちも、
人知れず、そろそろ動き出す準備を
始めているかもしれませんね。
そんな動きを感じたら、
メールでお知らせください。
お待ちしています!



今回登場した虫たちをご覧になりたい場合は、
こちらをクリックしてどうぞ。

(検索エンジンgoogleの
 イメージ検索を利用しています。)


アリノスアブ ヨコヅナサシガメ



イラストレーター・はらだゆきこさんからの
新春プレゼント「2006年カレンダー」壁紙
ダウンロードは、こちらからどうぞ!

 

2006-02-05-SUN



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