今週は、ほぼ日で、
4人の翻訳家の方々からお話を伺っている、
『翻訳人』からの本を紹介していきましょう。
翻訳ものを読む楽しみは、
その本や作家そのものを楽しむやりかたもありますが、
お気に入りの翻訳家を見つけて、
その方の訳した本を読んでいくという
楽しみ方もありますよね。
と、前置きはこのくらいにして、
まずは、大ヒットした映画、
『トレインスポッティング』の原作の続編から。
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トレインスポッティング
ポルノ
| 著者 |
: |
アーヴィン・ウェルシュ |
| 翻訳 |
: |
池田 真紀子 |
| 定価 |
: |
¥1,680 (税込) |
| 出版社 |
: |
アーティストハウス |
| ISBN |
: |
4048981250 |
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【翻訳人】
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この本は、前作『トレインスポッティング』を
読んでいないと、例えば登場人物の
シック・ボーイとレントンのやりとりが、
ちょっと意味不明になってしまいますし、
できれば『トレインスポッティング』から
読んでもらったほうがいいと思います。
この作家の作品は、作った感じが
あまりしないことが特徴だと思います。
書きたいことをそのまま
ストレートに書いちゃっているし、
自分の思いついたギャグをオチに持っていくために
話を作っているみたいなところがある。
だから、作家として本を書くというよりは、
自分がおもしろいと思うものを
そのまま本にしちゃいましたみたいなところが、
たのしいんです。
一方で、隅々まで
緻密な計算をしている一面もあります。
そのギャップがすごくおもしろい。
しゃべりたいことをしゃべっているだけに見えて
計算もしている不思議なところが、
この作家の魅力だと思います。
(池田真紀子) |
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『トレインスポッティング』と聞いただけで、
あのテーマソング、underworldのborn slippyが
ループ歌状態で、頭に流れて来たりして。
『トレインスポッティング』を
まだ見てない、読んでない方は、
(小説)・(DVD)・(サントラ)もどうぞ〜。
次は、大ベストセラー
『アホでマヌケなアメリカ白人』の続編をどうぞ。
『ボウリング・フォー・コロンバイン』で
アカデミー賞を、
そして、『華氏911』で今年のカンヌ映画祭の、
パルムドールを受賞した、
マイケル・ムーア監督の著作です。
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おい、ブッシュ、世界を返せ!
| 著者 |
: |
マイケル・ムーア |
| 翻訳 |
: |
黒原 敏行 |
| 定価 |
: |
¥1,680 (税込) |
| 出版社 |
: |
アーティストハウス |
| ISBN |
: |
404898151X |
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これの前に出た
『アホでマヌケなアメリカ白人』は、
アメリカでも日本でも
ベストセラーになりましたよね。
この本も、アメリカはもちろん、
イギリスでもほんとうによく売れているようです。
やっぱり、マイケル・ムーアは、
一見お笑い系という印象があるじゃないですか。
ところが、ちゃんと読んで、とりわけ
注釈なんかをくわしく見て翻訳していると、
「この人は、ジャーナリスト的な
仕事の部分はきちんとしているなぁ。
気をつけているな」と思うんです。
ここまでつけるか、という注釈で、
基本的には非常にまじめな本ですね。
「ブッシュ政権とネオ・コンが結託して、
好き放題にやって」という主張があって、
ブッシュを引きずりおろすための提案を
いろいろしているんですけど、
単にチャカしたり、
ふざけたりしているわけではないということは、
訳していて、改めて思いましたけど。
(黒原敏行) |
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最後は、スティーブン・キング。
こちらの本は、
『本読む馬鹿が、私は好きよ。』というコンテンツでも、
読者の方からさまざまな感想をいただいていますよ。
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小説作法
| 著者 |
: |
スティーヴン・キング |
| 翻訳 |
: |
池 央耿 |
| 定価 |
: |
¥1,680 (税込) |
| 出版社 |
: |
アーティストハウス |
| ISBN |
: |
4901142674 |
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『小説作法』は、
翻訳している私にとっても、
非常におもしろいものでした。
あれだけの大作を書き続けるキングが、
驚くほど素直に
自分の手のうちを語っていましたから。
(池央耿)
三十年以上も翻訳の仕事を続け、
百冊以上の本を翻訳されている
池央耿さん。
聞き手の「ほぼ日」スタッフは、
『スティーヴン・キング 小説作法』
に、夢中になってしまいました!
「ほぼ日」の中で、
保坂和志さんや天童荒太さんへの
インタビューが好きという人には、
かなりオススメしたい本なんです。
(木村俊介) |
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余談ですが、翻訳者の方って、
エッセイもとても面白かったりしますよね。
最近『ナイン・インタビューズ』が話題の、
柴田元幸さんもそうですし、
ジョン・アーヴィングの
『サーカスの息子』などを翻訳された、
岸本
佐知子さんも、
現在筑摩書房のPR誌の「ちくま」で、
えもいわれぬ不思議な読後感のあるエッセイを
書いていらっしゃいます。
「翻訳人。」で一番最初に登場していただいた
田口俊樹さんの本、
「獄中記ー地獄編」(J・アーチャー著)も
併せてぜひどうぞ!
週末に読む本は決まりましたか??
ワタシは、また本棚をほじくりかえして、
『小説作法』を読もうかなあと思っていますよ〜。 |