

マンゴーのあとのフルーツ。
台湾は、ちょっと前に中秋節が終了。
「マンゴー、終わっちゃったじゃない。」
と地団駄踏むことなかれ。
この時期にも美味しい台湾フルーツが食べられます。
中秋節にはお月見絡みで、
月餅や柚子(ヨゥヅ)と呼ばれる
巨大な丸い柑橘モノを送り合います。
(日本の文旦に当たるものと、洋ナシみたいな形のもの)
月餅は頂いたら急いで食べ、
柚子の方は、しばらく放置します。
子供の頭くらいあるこの柚子。
一ヶ月くらい置くととっても甘くなるんです。
今年は、大きいまん丸のやつより高級ものと言われる
貴重な古い柚子の木の柚子一個頂戴しました。
十分甘くしてから食べようと
いただいた段階で、半生ミイラだったものを
さらに表面カリッカリッにまで放置すると、
本当に美味しかった。
品がいい甘さと香り。
房の中の粒も、大きい丸いやつより存在感が薄くて
グレープフルーツのように苦味もなし。
見た目に反した中身の華麗な潤い!
ああ。人もこうでありたい。
老いていく私にも希望の光が差し込みます。
この季節は、他にもシヨレ仲間がいます。
パッションフルーツ。
百香果(バイシャングォー)と言って
綺麗なハリのある丸より、シミやシワや凹みが出てきたら
甘みが増すのです。
市場で重めのものを選んでシヨレ待ちすること二週間。
この、ほどよい酸味の、香り高い美味しいジュースを
ボコボコのベコベコの実を開けて、
見つけたあなたは誰ですか〜。
他にも火の玉みたいな
ドラゴンフルーツ(紅龍果:ホウロングォー)、
仏のパンチパーマみたいな
釈迦頭(釋迦:シージャー)、
ミカンも美味しいです。
「ちっ!マンゴー終わっちまったじゃないか」
の時期に台湾に来たら、シワシワブラザーズと
他のフルーツもお試しあれ。