HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
台湾のまど 青木由香の台湾一人観光局 ほぼ日支所
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タイの本を出します。

先日、「ほぼ日」の茂木さんが台湾にやってきて
空港から直行で、例のベジ野菜まん屋
行きたがりました。
茂木さんはその夜、「solo singer inn」にも泊まり
次の日は、台中にも一緒に行きました。
とても素直な人です。

台中は川島小鳥ちゃん写真展を観に行き、
二人で300元(約1050円)で胃が痛くなるほど食べ、
洋品店に並んでいた
不思議なセンスのスリッパに目が止まり、
お店で売れるかな? と

うっすらした買い付け行為もしてきました。
台中って靴工場が多いんです。
店主の親戚のおばちゃんが作ってるんだそうです。
実際履くとかなり可愛い。
そう思いつつも、
不人気なら自宅で使う覚悟で買ってきたら
店頭に並べて2日で半分になりました。
よかった。
そのうち一足は一緒に台中に入った茂木さんが
なぜか我が店で買っている。
おかしな人です。

さて、そんな茂木さんのお許しを得て
少し変なお知らせをさせてください。
私は「台湾」という単語を聞くと
「青木由香」と呼ばれたのと
同じように反応してしまいます。
こんなに台湾が染み付いた私ですが
この5月27日にタイの本を出します。
「タイの本を出します。」
というとみんなに
「え? タイワンでしょ?」
と返されますが、タイの本です。
ガイドブックではなく、
見て感じたことの本です。

台湾流行りの今、
私に台湾の本ではなく他の国のお話を
書かせようと思った冒険家は、
東日本大震災の直後に雑誌で「感謝台湾」
という特集をした編集者。
取材時に台湾人の日本への思いを聞いては
泣きながら取材した人です。
本の中には「同行者」としてでてきます。


発売は、27日から。
ただいま、Amazonで絶賛予約受け付け中

よく知った台湾じゃなくてきちんと書けるのか。
私にとってドキドキの挑戦でした。
言葉も通じないし
詳しくないし
もともと文章も上手くないし。
でも、上手く書けたんです。

これが、また面白い。
章立てが「ぐるぐる」とか「ケタケタ」で、
イラストもゲラにイタズラ描きしたもの。
まだ世にでてないので
関係者以外では、
編集の旦那(本の中にも登場)しか読んでないけど、
とりあえずその第一一般人には大好評でした。
タイに限らず、旅に出たくなりますよ。
読んでください。

そして、またここで茂木さん。
台湾がらみじゃないものを
どうやって宣伝したらいいか、
もじもじしていたら
「台湾のまど」で大々的にやれ!
と言ってくれました。
「ほんとかよ。」「いいのかよ。」思いつつ
そうさせていただいています。
さっきは、おかしい人呼ばわりをしましたが
有難いお人です。

表紙のオレンジは蛍光色で
書店でビカビカに目立っていると思います。
次回もっと中身について書きます。

2016-05-25-WED