HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
台湾のまど 青木由香の台湾一人観光局 ほぼ日支所
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子供を連れて。

週末、子連れで日本に帰り、
2歳前の息子と電車に乗りました。
シルバーシートの席でも
みんな寝たふりだったので
台湾なら、車両中が席譲るよな。
とか思いながら、いつものことだし、
東海道線にはグリーン車があるじゃないと
次の駅でさっさと移動しました。

5日間の滞在でこんなことがなんども続いて
色々考えてみたんです。
子供・妊婦・年寄りを見つけたら
争うようにして席を譲る台湾。
私は、これに慣れてしまった。
今や、自分も席を譲る際には
グリコのポーズを決めるほどの勢いでスクと立つ。

だけど、日本にいた昔の私もそれができなかった。
通勤ラッシュ時は疲れていて必死だったし、
週末も遠出をするからと
色々段取りをして席を確保していたなぁ。
見た目健康で若くても実は心の底から疲れている。

日本は席を譲るのに勇気が要る。
・見た目より
 実際、お歳じゃない人に譲ってしまうと失礼かも。
・譲って、公衆の面前で
 お礼を言われるのが恥ずかしい。
・譲って断られたら、
 一度立った席にまた座るのもバツが悪い。

そんなことを思って席を譲るタイミングを逃していた。

台湾だと譲る相手のことなど気にせず、
譲りたいから譲る。
その、明るくさっと譲られた席は
「おせっかい」とも言えずにみんな受け入れる。
ぼけっとしていて譲らないと、
隣近所から「譲れ」と指示が飛ぶ。
指示された方も素直に譲る。

どうも、ごちゃごちゃ考えず、
ぴっと席を譲るのがポイントなのでは。
大荷物だって、ベビーカーだって堂々と乗り込めて、
人のものを触るのは失礼とか誰も思わずに
みんなが手伝ってくれる台湾は
子連れで街に出やすいです。

今の季節は、天気がいいとまだ暖かいので
子供を連れて週末の花博公園によく行きます。
地方の朝市よりハッピー系な特産品の市が
日頃見つからない地方の特産品を
売ったりしてるんですが
つい先日は、
有機のお芋を蒸したり、パインを切って売る
子供のおやつを入手できることに気づき
手ぶらでお出かけできて楽チンでした。

左手には緑の小丘。
右手は、食事も買い物もできる
半野外のおシャレ屋台、majimajiがある。

公園で遊ぶ前にここで遅いお昼を取ります。
子供が乗れるラジコンのレンタルブースもあって
うちは、ここで
1歳児の息子とおじさんの旦那がはしゃぎます。
大人が背後で操作し、子供は風を切る。
普段はゴロゴロしている旦那さんも
ラジコンカーにつられて面白いほど歩くので
意味なく私もスッキリします。

それを見届けて、私は
自称「台湾のDEAN&DELCA」へ。
「神農市場」と言って、
台湾産の有機野菜や真面目な作りのタレ、
食材が物色できます。
レゴショップや女の子がお姫様の格好してお茶する
おチビカフェもある。

というわけで、
花博公園にすごい量の子供連れが行くのですが
子供に優しいを売りにしていないので
大音量の音楽のフェスも平気でやる。
ちなみに、先週はワールドミュージックの無料フェスだった模様。
こんな場所が、MRT圓山駅1番出口目の前にあって
天気のいい週末にはたくさんの子供連れが
この駅を利用するけど上下車のトラブルを見たことがない。

台湾の空港は、子供連れは優先レーンで出入国し
どんなに狭い店でも、子供もオールオッケー。

私たちも、以前はみんな子供だった。
どこにでも子供がいるのは、当たり前のこと。
いつも台湾に戻ると、
世の中が、子供を育てくれる感じがします。

半野外のおシャレ屋台
Maji Maji 集食行樂
台北市中山區玉門街1號 電話:02-21828886
ここの屋台はとてもおシャレ。
夜市の屋台がまだ怖い、という人がいたら、
ここで度胸試しをどうぞ。
2015-12-09-WED