ほぼ日刊イトイ新聞 - ＴＶガイド秘宝展

あやや: よし、じゃあこの勢いで９０年代！
ゆーないと: トピックも、がぜん、今な感じですよね。

───: と、進みたいところですが、
すみません、時間です。
あやや: ええーー（ブーイング）。
ゆーないと: えええ～～～（ブーイング）。
───: そろそろ、締めに向かいましょう。
あやや: えええええーーーーーー！（大ブーイング）
───: しょうがないでしょ？
時間がないんですから。
「ＴＶガイド」さんはお忙しいんですよ？
週刊誌ですよ？
あやや: うーーーん‥‥。
ゆーないと: 超、不服そう（笑）。
あやや: ‥‥お宝を目の前に、悔しいですが、
わかりました、あきらめます。
ゆーないと: 2000年代までいきたかったねー。
やなた: じゃあ、
また甘い物でも食べて。
───: あ、すみません、
ごちそうになってばかりで。
ゆーないと: いただきまーす。
あやや: いただきまーす。

ゆーないと: んー、甘い物がありがたい。
けっこう、へとへとになりますね、これ。

スエミツ: 合本は、重たいので。疲れますよね。
───: 莫大なアーカイブ。
あやや: 莫大。追いきれない。

ゆーないと: ほんとはもっと、
じっくりみたかったよねぇ。
あやや: この部屋に住みたい。
一同: （笑）
ゆーないと: 「熱中時代」とか、
もっとみつけたかったなー。
───: いまは、ネットで検索すれば
いろいろ調べられる世の中なんですけど、
‥‥検索はできませんからね。
ゆーないと: そうそう、めくるしかない。
やなた: むかしはほんとに、
そういう方法だったんですよ。
「資料室」があって、そこに、
人名や番組名別で、資料が保存されてるんです。
たとえば「糸井重里」っていう袋があって、
その中に糸井さん関係の記事が、
糊で貼って保管されているんです。

───: スクラップ？
やなた: そうそう、スクラップ。
むかしはそこに、なにかあると
調べにいってたんですよねー。
でも、最近はもう、
ちょっとしたことはすぐネットで。
便利なんですけどね、
懐かしいです。
あやや: ‥‥いいなぁ、うらやましいです、
毎日テレビのことができて。
やなた: どうでしょう（笑）、
仕事になると、そんなに‥‥。
ねえ？

スエミツ: そうですね（笑）。
やなた: ハマるときは、ハマるんですよ。
たとえばドラマでいうと、
キューッとなったのは
「ミセス　シンデレラ」とか。
あやや: 「ミセス　シンデレラ」！　大好きだった！

やなた: 大好きだったんですよ！
うっちーが演じる堀井光っていう役柄が。
すみません、「うっちー」って
勝手に呼んでるんですけど、
内野聖陽さんが大好きで。
あやや: わかります。
やなた: だから「うっちー特集」みたいな、
内野聖陽さんくくりで
記事を作ったりしたのは、たのしかったです。
あやや: いいなぁー。
ゆーないと: たのしそー。
あやや: うん、
「ミセス　シンデレラ」は、よかった。
───: ぜんぜんわからない‥‥。
あやや: 薬師丸ひろ子さんと、杉本哲太さん。
木１０でしたよね？
やなた: そうです、そうです。
あと、自慢できそうなのは
「ロンバケ」の取材で‥‥。
ゆーないと: え！　「ロングバケーション」？！
キムタク？！
やなた: 舞台になったマンションがありましたよね？
あそこに取材に行ったんです。
ゆーないと: ええーーー！
あやや: じゃあ、あのスーパーボールを？
やなた: そうそう、
スーパーボール、セットの上に
なにげに置いてあったのを触ってきました。
あやや: それ、すごくないですか？
やなた: ポーンって、はずませたりして。

ゆーないと: えーーーーー！　ずるーーーい（笑）。
家の中に入れたんですか？
やなた: はい、取材ということで（笑）。
あまりに楽しんでるので、
スタッフの方に、見物客と間違われましたけど。
あやや: いいなぁー。
ゆーないと: いいなぁ～～～～～。
あやや: いま「ＴＶガイド」は、
何人で作ってらっしゃるんですか？
スエミツ: 現場は１２人くらいですね。
副編集長が４人いて、
編集長がひとり。
それと各局担当の記者がいます。

やなた: 記者がいっぱいいるんですよね。
ゆーないと: へぇー、局担当。
スエミツ: わたしやヨシザワは編集部で
読み物を作るんですけど、
局担当の記者は、毎日テレビ局に行って、
局の人からドラマのあらすじ聞いたり、
特番の内容を調べたり‥‥
というような仕事をしています。
ゆーないと: リリースが送られてくるとかじゃなくって、
わざわざ聞きに行くんですか。
スエミツ: そうですね、行きます。
通（かよい）っていう部屋があるんですよ。
記者室のことなんですけど。
あやや: 通（かよい）っていうのが、かっこいい！
ゆーないと: その部屋には
他社のテレビ雑誌のかたも一緒に？
ヨシザワ: そうそう、そうなんです。
みんなすごく仲よくなるんですよ。
やなた: 会社の人よりも仲いいくらいで（笑）。
ゆーないと: へえ～～、おもしろーい。
───: 現場はやっぱり、大事なんでしょうね。
スエミツ: 大事ですね、すごく。
他愛のない情報ひとつでも
現場の努力がないと手に入らないので。
やなた: 番組表の限られた文字数に何を入れるか、
番組の解説コーナーに
どの番組をピックアップするのかも、
局担当の判断によってきますから。
スエミツ: 「ほぼ日」さんが、
「ＴＶガイド」を良く言ってくださるのも、
そういう現場での努力が
ずいぶん関係していると思います。
あやや: そうかあー、そうですよねえ。
スエミツ: ‥‥あの、大丈夫ですか？
締めるはずが、広がってませんか？（笑）。

───: 広がってますね（笑）。
じゃあ、最後にこれを。

あやや: ああーーー、それね。
ゆーないと: ６０年代で出てきたアンケート。
───: さあ、あややさん、
あなたなら、ここに何と書きますか？
あやや: 好きな番組と、好きなタレント。
‥‥いまの気持ちでいいんですよね。
───: もちろんです。
今回の秘宝展を通して。
あやや: ‥‥わたし、番組はあれかもしれない、
「北の国から」。

一同: おおーー。
あやや: で、タレントさんは、舘ひろしさん。
一同: なるほどぉ。
───: 本日のまとめのようなチョイスで。
あやや: うん。
でもほんとうに、そう。
後悔しません、そのふたつで！
───: ありがとうございました。
ゆーないとさんは？
ゆーないと: ええー、どうしようかなー。
‥‥「池中玄太８０キロ」。

一同: あ。へえーーー。
ゆーないと: やっぱ、好きだわ、トシちゃん。
だからそのまま、好きなタレントも、
西田敏行さんで。
やなた: わたしも、タレントさんのいちばんは
西田敏行さんですねぇ。
演技も好きですけど、
「もしもピアノが弾けたなら」とか聴いたら、
もうウルッと。
───: では、番組は？
やなた: 好きな番組‥‥。
ぜんぜん、今日の流れに出てないんですけど、
「大草原の小さな家」。

一同: （笑）
ゆーないと: ほんと、みごとに出てない（笑）。
───: よく見てないので知らないのですが、
イメージとしては、
アメリカ版の「北の国から」みたいな？
やなた: そうそう！
家族ものに弱いんですよ。
ゆーないと: 家族ものは、いいですよねー。
───: ヨシザワさんは、いかがですか？
ヨシザワ: ぼく、好きな番組は「情熱大陸」です（笑）。

一同: （笑）
ゆーないと: また、みごとに出てない（笑）。
ヨシザワ: すみません（笑）、
好きなタレントは木村拓哉さんです。
「ロンバケ」「ラブジェネ」、
いちばんテレビをみてたころなので。
ゆーないと: おー、同世代ですね～～。
───: スエミツさん、いかがでしょう？
スエミツ: この流れだと、出てない番組がいいですよね。
「キツイ奴ら」っていうドラマが、
めっちゃ大好きなんですよ。

あやや: 「キツイ奴ら」！
玉置浩二さん！
ゆーないと: 小林薫さん！
スエミツ: 鷲尾いさ子さんとか。
あやや: ああー、なつかしい！
「キツイ奴ら」！
スエミツ: すごくいいドラマでした。
取材で、演出の久世光彦さんに
お会いする機会があって、
超緊張しました（笑）。
あやや: うわー、それは緊張しますよぉ。
スエミツ: タレントさんは‥‥
いまは、長瀬智也さんがすごい好きです。

ゆーないと: あ、うぬぼれ？（指を指す）
スエミツ: うぬぼれ？（指を指す）
ゆーないと: うぬぼれ、うぬぼれ（笑）。
スエミツ: 「うぬぼれ刑事」、最高でした。
ゆーないと: よかったですよねー。

やなた: 長瀬智也さんもやさしいですよね。
取材に行くと、みんなに気をつかって、
取材の場を盛り上げようとしてくださる。
ゆーないと: ええ～～～～。
あやや: また、そんなずるいことを～～。
やなた: すごくステキです。
スエミツ: 長瀬智也さんは、
年々、自分の中での
ランキングが上がっていくんですよ。
ゆーないと: わかる～～～。
どんどん好きになってきた。
あやや: 女の人も、男の人にも
ファンが多いですよね。
───: さあ、また広がってきました。
一同: （笑）
あやや: きりがないね。
ゆーないと: きりないわ、こりゃ。
───: ほんとにもう、ありがとうございました！
やなた: こちらこそ、ありがとうございました。
───: じゃあ、みんなで、
「秘宝」を囲んで写真を撮りましょう。
はい、そっちへまわってくださーい‥‥。
あ、いい感じですねー。
いきますよー、
撮りまーーーす！

（「ＴＶガイド秘宝展」の連載はこれにて終了。
　最後までお読みいただき、ありがとうございました。
　東京ニュース通信社のみなさん、
　ご協力に大感謝です！
　これからもよろしくお願いいたしまーす！）

2010-12-17-FRI