フーコーについて

  • 時間

    137
  • 音質

    雑誌「試行」が書店リブロで
    取り扱われることになり、
    書店の企画行われることになった
    講演シリーズの6回目。
    音源は主催者提供だが、
    全体的に少し音が割れている。
    冒頭に若干欠けている部分がある。

  • 講演日:1995年7月9日
    主催:リブロ 池袋本店
    場所:西武百貨店 池袋本店
    収載書誌:弓立社『吉本隆明全講演ライブ集 第7巻』(2004年)




フーコーには重要な意味があるなと最初に思ったのは、
この人がマルクス主義的な方法とまったく違ったやり方で、
権力の問題とか国家の問題を扱っているところでした。
最初にフーコーの『言葉と物』を読んだときに驚いたのは、
マルクス主義あるいはマルクスの考え方の
枠組みのなかにない方法で、
だいたいマルクス主義が手を伸ばしている
あらゆる分野に適用できる「知の考古学」という
まったく独立した方法がここにあると思えたところです。
フーコーとは自分にとってなんであるかというとすれば、
けっきょくそこが中心になってきます。