現代社会と青年

  • 時間

    122

  • 音質

    音源は主催の高校からの提供だが
    途中で音声が遠くなり
    ノイズが強くなる個所がある。

  • 講演日時:1991年11月16日
    主催:千葉県立佐倉高校PTA
    場所:千葉県立佐倉高校
    収載書誌:佐倉高校PTA「会報」38号
    (1992年)




家庭内暴力や登校拒否、いじめというのは、
乳幼児期、もっとさかのぼりますと
胎児のときの母親との関わり方の失敗が
根本的な問題だというのが僕の考え方です。
胎児のとき、乳児のときに、
うまく子どもを扱えなかったことの代償だと
僕は思っています。
乳児、胎児に対する扱い方をそうとう失敗したというのが、
僕の理論であり考え方です。
そこへいかない限りは、家庭内暴力とか、
登校拒否という問題は、
根本的には解けないだろうなと思います。
高校生になってしまったら、本当はもう遅いんです。
人間の心の形成としていちばんたいへんだった時期は、
すでに終わっています。
だから、自分の心に問題があれば、
自分でそれを克服しようと努力をするより
しかたがありません。
人間というのは自分を超えていく存在なのです。