「かわいい」モチーフなのに、
どの子も、目が、妙が真剣なものだから、
それが独特のユーモアになっています。
ガーゼ面にプリントしたイラストレーションと
光沢あるあざかやな色彩のパイル面との
コントラストも楽しいこのタオル、
イラストレーターの坂本奈緒さんとつくりました。
これまで「やさしいタオル」のページや
（当時のインタビューはこちらからどうぞ）
書籍『ほぼ日手帳公式ガイドブック2014』の
表紙のイラストレーションなどでご一緒してきた坂本さん。
矢野顕子さんのツアーグッズやyanokamiのサイト、
書店にならぶたくさんの著作を
目にしていたよ！ というかたも、
いらっしゃるかもしれません。
「タオルごとにテーマを設けて、
そのテーマに合う動物を集めました」
今回のデザインにあたって、そう考えたという坂本さん。
そのテーマとは、
「どうぶつを、あたらしい分類で描く」ことでした。
「どうぶつ、好きなんです。
かたちも色も大きさも」
同じ地球上のいきものなのに、
こんなに違うなんて、というところが、
坂本さんがどうぶつに魅かれるポイントのようです。
「身体の柔らかさも違いますし、
丸くなって寝ているときと、
ハンティングをしているときなどで、
見るたびに違うかたちをとっていたりする。
そういうところがおもしろくって」
そうして、６つのサイズで
すべて柄のことなるタオルができあがりました。
それぞれのモチーフを、
順番に見ていきますと‥‥。
◆『チビチビ』（ハンド）
うさぎ、ハリネズミ、シマリス、モモンガ、
ハムスター、エゾリス、シマリス。
グリーンの地色に、小型どうぶつがずらり。
◆『ツノツノ』（ハンドよこなが）
オリックス、ひつじ（ドライスデール）、
ヌビアン種のヤギ、ニホンジカ、シロサイ。
角のあるどうぶつが、小さなスペースに５ひき。
◆『バサバサ』（キッチン）
ヒヨコ、オカメインコ、白鳩、キバタン（オウム）、
フラミンゴ、オオルリ、メジロ、文鳥、
コマドリ、カルガモ、アヒル。
オレンジの地色に、身近な鳥が大集合！
◆『フカフカ』（フェイス）
コウテイペンギンの子、うさぎ、オコジョ、
ひつじ、トイプードル、フェネック、
シロクマ、子羊。濃いピンクの地色に、
白＆黒のどうぶつたちが描かれています。
◆『シマシマ』（シャワー）
レッサーパンダ、オカピ、ワオキツネザル、ねこ、
ベンガルトラ、シマリス、アカハナグマ、
いのししの子供（うり坊）。
モスグリーンの地色に、
からだにシマ模様のあるどうぶつたちがならびます。
◆『モノクロ』（バス）
フェレット、ホルスタインの子牛、
ダルメシアン、マレーバク、スカンク。子パンダ、
ねこ、サフォーク種の羊、エリマキキツネザル、
マゼランペンギン。
黄色の地色に、白と黒の身体をもつどうぶつたち。
「普段だったら、集まらない、
同じカテゴリーしない動物たちを集めて、
見てもらいたいと思ったんです」
そういえばこんな動物園ってないですもんね。
小さなお子さんのいるお家でも
ぜひ使ってほしい。
デザインにあたっては、
手作業でバラバラに描いたどうぶつたちを
パソコンに取り込んで、
タオルのサイズに合わせてレイアウト。
それぞれ、ローマ字表記のタイトルの一部が
レタリングの文字でちりばめられています。
どうぶつは、白抜きで描かれている子もいれば、
黒いラインで描かれている子も。
坂本さんが指定したガーゼ面の色とのコントラスト、
そしてひっくり返すと出てくる
うんと個性的なパイルの糸の色が印象的です。
「たとえば小さなお子さんのいるお家だったら、
お風呂上がりに拭いてあげるときに、
どうぶつを見て名前を読み上げたり、
そんなふうにコミュニケーションの道具に
なってくれたら、また、うれしいです」
坂本奈緒さんデザインのタオルをふくむ
「やさしいタオル」の新作は、
12月18日（月）午前11時から、
「ほぼ日ストア」で発売です。
