「ほぼ日手帳2010 spring」は、
たくさんのデザインのなかから、
じぶんらしいカバーを選べるのも特長です。
1月はじまり版で販売したラインナップから、
「アンリシリーズ」をのぞくすべてのデザインに
この、春の新作が加わって、
全部で47種類のカバーがそろいました。
1月はじまり版をお使いのかたも、
どうぞ、お見逃しなく。 |
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昨年、spring限定カバーとして登場し、
たいへんな人気となりました
プリントカバーの「TSアロハ」。
多くのかたに愛されたこのカバーの、
シリーズ第2弾ができました。
グラフィックデザイナーの佐藤卓さんによる
オリジナルのアロハ柄です。
つややかできれいな黄色をベースにした
明るく、溌剌とした印象のプリントカバー。
海の青にも、街の緑にも、よく映えます。
この「cheater five」について、
佐藤卓さんに、うかがいました。
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ぼく自身、ハワイとサーフィンが大好きで、
なにより、たのしんで作ったアロハ柄です。
波と植物のパターンが一体化して、
そこに今年も、サーファーがいます。
カバーの名前になった「cheater five」というのは、
サーフィンのロングボードの
ライディング(乗り方)のひとつで、
片足の指5本をボードの先端に引っ掛けて乗る、
ロングボードならではのテクニックです。
このロングボードが、そのまま波の表情を作り、
葉っぱの表情にもつながって、
波のうねりも植物もサーファーも、
すべてが同化している、
そこが、今年のアロハ柄の特徴です。
一見すると気づかないくらいに
サーファーが溶け込んでいるので、
とくにサーフィンに興味がないかたにも、
海じゃない場所でも、ふつうに持って、
たのしんでもらえるんじゃないかと思います。
▲「cheater five」のために描かれたデザイン画の一部。
佐藤卓さんのラフスケッチにもとづいて
デザイナーの日下部昌子さんが細かい調整をしながら
手帳カバーにパターンを落とし込んでいきました。
▲年々、サーフィンの熱が盛り上がっているという佐藤卓さん。
スケジュール管理が中心の自身の手帳にも、
海に行った日のメモを書きとめるようになったそうです。
冬のあいだはお休みしているサーフィンを、
再開できる春が待ち遠しいですね。 |
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こちらは、「ほぼ日手帳」初のメッシュのカバーです。
スポーツシューズなどに使われている
「ダブルラッセル・メッシュ」という
軽くて丈夫な、ニット生地で作りました。
経編(たてあみ)という製法で編まれた
立体的な構造をもつこの生地は、
通気性、クッション性に富んでいて、
肌触りや、手に持ったときのホールド感が
抜群の手帳カバーになりました。
スポーツやフィットネス、アウトドアの相棒としても
おすすめしたい、スポーティでおしゃれなカバーです。
「ダブルラッセル・メッシュ」という素材ついて、
スポーツウエア関係や素材に詳しい、
伊藤忠商事株式会社の平井真介さんに教えていただきました。 |
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「ダブルラッセル・メッシュ」の用途として
まずあげられるのが、スポーツシューズです。
コンマ何秒を競うマラソンや短距離のアスリートは
シューズの軽量化も記録につながってくるので
いかに軽く、空気抵抗を少なくするかが
重要になってくるんですが、
ふつうの生地ではどうしても重みがある。
その点、「ダブルラッセル・メッシュ」は
見た目は重そうに見えますが、
じつは、ひじょうに軽いんです。
「ダブルラッセル」は、
経編というニットの製法のひとつですが、
織物や一般的なニットと違い、
ほつれにくく、強度が高いのも特長です。
生地の断面をみてみると、
タテにも糸が走っているのがわかります。
▲生地を拡大してみた、表の編み地。
▲生地の断面。糸がタテ方向にも走っているのがわかります。
この糸が生地そのものにクッション性をもたらしています。
もし、1本の糸が切れたとしても、
そこから穴が広がってくることはまずありません。
そういう意味で、とても丈夫な生地なんです。
そのほかの用途としては、
通気性とクッション性をいかして、
オフィスの椅子やホテルのスリッパ、寝具など。
だから、衣料用というよりは資材系、
いってみれば、ふだんは裏方の役目が多い素材。
それが手帳カバーになること自体、
おもしろいなぁとたのしみにしていましたが、
できあがったカバー、やっぱりおもしろいですね。
すごくいいと思います!
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「cheater five(チーターファイブ)」、
「スポーツ(オレンジメッシュ)」は、
全国のロフトでもお求めいただけます。
※カバーのみをご希望の場合は、ほぼ日ストアをご利用ください。
(ロフトでの取り扱いは、本体とカバーのセット商品のみです)
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