1.あんずは長野産。

原料となるあんずを育てているのは、
「あんずの里」長野県千曲市の北條昭宣さんです。

積極的にいろんなことにチャレンジする、
あかるいお人柄の紳士です。
(それがそのまま、みずみずしい元気なあんずに
 うつったような感じです!)
糸井重里も、千曲におじゃましたとき、
おいしいおそばを食べながら、
たくさんお話をさせていただきました。

あんずは、収穫してから3日以内に
食べきったり加工したりしないといけないので
(日持ちしないくだものなのです)、
冷凍ではない、生のあんずをジャムにするのは
時間との勝負です。
採ったあんずをフレッシュなうちに工場へ運びました。
品種は、粒が大きくかおりの強い
「信州大実」を使用しています。

糸井重里も以前、北條さんの収穫に少しだけ
参加させていただいたことがあるんですよ。

2.果実がたっぷり。

「おらがジャム あんず」には1びんにつき、
約190gのあんずを使いました。
くだものの含有量がふつうのジャムより多めです。

杏の中でも実の大きな「信州大実」が1びんにつき3~4個分。
人と比べてみても、大きな果実です。

3.ていねいな下ごしらえ。

生のくだものですので、下ごしらえが必要です。
両手であんずを割って中の種をはずし、
ナイフでていねいにヘタや、
傷んでいる部分をとりのぞいています。

4.オーブンドライ、めずらしい工程。

糸井のジャムレシピでは、
くだもののうまみ、あまみを凝縮させるため
煮る前に果実を乾燥させます。
これは、サンクゼールさんのふだんのジャムづくりでは
おこなっていない工程です。
このジャムで使うあんずは、少量ずつ、
何度もにわけてドライさせています。
少量ずつ、何度もにわけてドライさせています。
乾燥させたあんずは、砂糖とあわせてひと晩置きます。

5.果実ごと、釜で煮る。

砂糖といっしょにひと晩寝かせ、水分の出たあんずを
その果汁ごとおおきな釜に入れて煮込みます。
アクもていねいにとりのぞきます。

6.酸味ある、さわやかなジャムに。

煮込み終わっても、まだ完成ではありません。
あつあつのジャムはびんに充填され、
長いラインを通って冷まされていきます。
その過程で、味が落ち着き、全体に固まって、
ジャムとして完成します。
「おらがジャム あんず」は酸味もあまみもバランスよく、
果実の実のこり感もある、
さわやかなジャムにしあがっています。

トーストに、ヨーグルトに、フレンチトーストに、
かき氷に、チョコレートケーキに‥‥などなど、
お好きなたべかたで、おたのしみください。